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初夢の意味を知りたいあなたへ(清水香奈著)は、初夢の意味、いつをもって初夢とするか、現実生活への活用などを解説

初夢の意味を知りたいあなたへ(清水香奈著)は、初夢の意味、いつをもって初夢とするか、現実生活への活用などを解説

初夢の意味を知りたいあなたへ(清水香奈著)は、初夢の意味、いつをもって初夢とするか、現実生活への活用などを解説しています。夢は潜在意識からのサインといわれていますが、だからこそそこから読み取る「自分」には信憑性があります。

『初夢の意味を知りたいあなたへ』は、清水香奈さんが著したKindle版書き下ろしです。

年の最初に見る夢を初夢といい、その内容から縁起を重視する向きがありますが、そもそも初夢というのは、いつ見る夢を指すものなのでしょうか。

夢はうたた寝でも見てしまいますが、どのような寝方をすればいいでしょうか。

夢の内容は、起きたときは覚えていますが、時間が経つと忘れてしまいます。

それを自分の生活に活かすにはどうしたらいいのでしょうか。

夢に吉兆はあるのでしょうか。

そうした内容をまとめているのが本書です。

本書は2022年12月28日現在、KindleUnlimitedの読み放題リストに含まれています。

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初夢は1年の最初に良いコンディションで見るもの

昔、私は『暦・占い・おまじない』(かもがわ出版)という書籍を出したことがあります。


いろいろな占いについて述べていますが、日本共産党の機関紙『しんぶん赤旗』の公式サイトで、「参考文献」として挙げられています。

その中で、『夢』について述べています。

1994年(平成6年)10月8日に、ナゴヤ球場でセ・リーグの最終戦、日ドラゴンズ対読売ジャイアンツ戦があり、読売ジャイアンツが勝ってリーグ優勝を決めました。

日本プロ野球史上初めて「リーグ戦(公式戦・レギュラーシーズン)最終戦時の勝率が、同率首位で並んだチーム同士の直接対決として話題になったものです。

その際、新聞には中日の選手のインタビューで、試合前の晩に「白い蛇の夢を見たから縁起が良い、きっと勝つ」というコメントがあったのですが、結果は「逆夢」になってしまいました。

本当に、白い蛇の夢を見たかどうかもわかりませんが、かりに本当だとして、もしうそだとしても、要するに、夢はそんな大事な試合前の晩に、正しい未来予知をしてくれなかったということになります。

もし、「白い蛇」が事実なら、それは余地ではなく内在、つまり心のなかで思っていることが表現されたのでしょう。

みなさんは、なにか大事なことがある日、その前の晩の夢は気になりますか。

本書で清水香奈さんは、初夢についての捉え方をまとめています。

まず、そもそも初夢とはいつ見る夢を言うのでしょうか。

『ゆく年くる年』を見ながら、転寝をしたときに見た夢が初夢になってしまうのでしょうか。

それとも、きちんと1月1日の晩に寝て、見た夢が初夢なのでしょうか。

私が子供の頃は、なぜか1月2日が初夢といわれ、折り紙で枕元に船を折って寝たのを覚えています。

本書では、「寝心地の良い環境で、きちんと眠ること」を条件に、「1年の始まりに見た最初の夢」が初夢にあたるそうです。

あまり良くない条件で寝ても、その体調や環境を反映した夢になってしまうからだそうです。

「静かな寝心地の良い布団で、気持ちよく眠りにつかないと、あなたの本当のコンディションはわかりません」と書かれています。

そういう意味では、うたた寝自体をしないことが一番ですが、見てしまっでも、「大晦日の後の眠りで夢を見なかった場合や、ベストコンディションで眠りにつけなかった場合は、あと何日か待ってみてください」と本書には書かれています。

頑張って、きちんとした初夢のために『ゆく年くる年』は起きて見ましょう(笑)

夢といえば、一富士二鷹三茄子といいますが、そのいわれについても本書に書かれています。

要するに、崇高なイメージや、豊かな実りのシンボルという意味ですね。

現代にも通じる解釈ができるといいます。

【富士山】 人生の目標。 願望。 到達点。 日本の心。 神聖なもの。 神。 富士山の形のもの→神聖なものへの憧れ。 日本人としての自覚。 (未弐の夢事典)
【鷹】支配力、攻撃力、 高貴さのシンボル。 男性的なエネルギー、力強さ。(藤田真理氏著書) 幸運。開運。飛躍。 立身。 成功。 閃き。 (未弐の夢事典)
【茄子】 人間関係。 豊穣。 子宝。 基本的欲求。 物質的満足。 健康状態。 男性器。茄子を食べる必要性。 (未弐の夢事典) 利益、幸運。

現代でも、「鷹」を夢で見れば「転職やポジションアップを考えている人」にとって吉夢であり、「茄子」は子供が欲しいと思っている人にはまたとない嬉しい吉兆といいます。

その他、「縁起の良いシンボルの例」も、いくつか挙げています。

詳細は本書でどうぞ。

ただし、著者によると、夢は「その時一番知るべき事柄についての信号を送っている」といいます。

つまり、初夢で「1年」を知るというスパンの長いものではなく、もっと一時的なものとしての利用を説いています。

そして、個人の日常に沿うように解析するには、夢を記録すること。

本書は、

1.ノートとえんぴつ
2.夢辞典

を必須ツールとしています。

ノートと鉛筆は、枕元においておくそうです。

そして、目が覚めたら、忘れないうちにその場で執筆。

書いた内容は、ネットの『夢辞典』で調べろと書いてあります。

自分の夢をデータベース化してみること

本書ではじめて知ったことは、Webサイトには、『夢辞典』なるコンテンツがあるんですね。


Googleで検索すると複数出てきます。

それらの見立ての根拠は謎なので、直接のリンクはしませんが、遊び心ではいいかもしれませんね。

私の意見ですが、もし、夢で自分のコンディションや運気を判断するのなら、そのような根拠の曖昧なものより、自分自身の夢を毎日可能な限り、いくつものキーワードで記録しておいて、データベース化することです。

そしてできれば、夢の内容だけでなく、その時の睡眠時間とか、就寝時間とか、身の回りの出来事(いいことがあった、悪いことがあった等)、そしてその夢を見たあと、どうなったか、何があったかも記録しておくことです。

過去に、同じような夢を見たら、なにか参考になることがあるかもしれません。

自分を基準にしたデータで、自分の夢をしらべるわけですから、これなら間違いはないでしょう。

もちろん、データとして使えるまでには、かなりの蓄積が必要です。

一朝一夕にはできません。

でも、より信頼の置けるデータというのは、そういうものです。

何でも、手っ取り早く成果が得られるわけではないのです。

まじめに夢判断を行いたいなら、それこそ1年~数年は、もっぱらデータを蓄積するためだけ、ぐらい思って夢を記録し続けることです。

それが、数年~数十年たって、生涯自分の人生の羅針盤として役に立つかもしれません。

まあ、数年は大げさかもしれませんね。

その習慣を続けるうちに、きっと何か傾向を感じることがあると思います。

うん、そうだな、と思われ方は、今晩から、夢のデータベース化をおすすめします。

以上、初夢の意味を知りたいあなたへ(清水香奈著)は、初夢の意味、いつをもって初夢とするか、現実生活への活用などを解説、でした。


初夢の意味を知りたいあなたへ – 清水 香奈

暦・占い・おまじない (講座 超常現象を科学する) – 草野 直樹

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