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20世紀の51大事件私は目撃した!週刊文春シリーズ昭和(1)狂乱篇(文春e-book)は、文春だからキャッチできた衝撃の証言!

20世紀の51大事件私は目撃した!週刊文春シリーズ昭和(1)狂乱篇(文春e-book)は、文春だからキャッチできた衝撃の証言!

20世紀の51大事件私は目撃した!週刊文春シリーズ昭和(1)狂乱篇(文春e-book)は、文春だからキャッチできた衝撃の証言!と標榜する文春ムックのKindle版です。戦後史を語る上で欠かせない大事件を取材した中での数々のエピソードを収録しています。

『20世紀の51大事件私は目撃した!週刊文春シリーズ昭和(1)狂乱篇』(文春e-book)は、“20正規の51大事件私は目撃した!”というサブタイトルがついています。

事件を取材したライターが、当事者・関係者の証言やエピソードを打ち明けたものです。

『週刊文春』2000年1月6日・13日合併号/2001年1月4日・11日合併号/などに掲載された記事をまとめたムックです。

本書は2022年9月30日現在、Kindle Unlimited:読み放題のリストに含まれています。

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統一協会と戦った飯干晃一さん

本書には、たとえば現在話題になっている統一協会に関するエピソードもあります。

作家・飯干晃一さんが、娘の飯星景子さんを統一協会から脱会させた話が収録されています。

「闘う以上は勝ちますよ!」
統一教会(世界基督教統一神霊協会=当時)に入信した娘のタレント・飯星景子さんを取り戻すことを、作家・飯干晃一氏は記者会見で、宣言した。一九九二年、小誌の統一教 会批判キャンペーンは、景子さんの脱会でピークを迎える。だが、晃一氏は、娘の奪還に 成功したあとも、振り上げた拳を決して下ろそうとはしなかった。亡き晃一氏と身近に接した小誌の石井謙一郎記者(現・ジャーナリスト)が、これまで報じなかった素顔を明かす。

石井謙一郎さんによると、大阪読売の社会部で腕っこき記者として鳴らした飯干晃一さんは、顔を知らない相手を捕まえて談話を取るコツを教えてくれたといいます。
「声をかけるとき、『~さんですか』では『イイエ』と返されておしまいだ。『ですね』と、いきなりおっかぶせてしまうのが秘訣だよ」

飯干晃一さんは、景子さんが接触していた教会幹部を自宅前で待ち受け、一度で取材に成功。

これまで数多くのマスコミが接触しながら失敗していた接触に成功したといいます。

当時、飯干晃一さんの手記には、統一協会に関する文献や資料を集め、読み通してきたことが書かれています。

聖書を座右に置き、時には徹夜で読み込んだこともあると。

記事によれば、「その勉強量は、後に膨大な書籍のヤマを見た専門家をして、「これだけ読めば、博士号が取れますよ」と感嘆させたほど」だといいます。

『仁義なき戦い』を書き抜いた飯干晃一さんは、残りの半生をかけて戦う相手を統一協会に定めたわけです。

『ゼロから学ぶ仁義なき戦いー超入門編』(市民健著)はヤクザ映画の金字塔を論考。『実話ナックルズ』に収録されています
『ゼロから学ぶ仁義なき戦いー超入門編』(市民健著)はヤクザ映画の金字塔を論考。『実話ナックルズ』に収録されています。来年(2023年)で公開してからまる50年になる『仁義なき戦い』が、観る者を心酔させた理由を検証しています。

その決意は、飯星景子さんの脱会に成功した後もいささかも揺るがず、山崎浩子さんの脱会を我がことのように喜びました。

そして、統一協会に反対する集会があれば、一人の父親として、参加者に連なったといいます。

脱会後に書かれた、飯星景子さんの手記にはクレームもつけたとか。

家族で話し合いに入る場面に触れた次の文章が、目に止まったのだ。
〈父親の顔は憔悴しきっていて、十歳ほど歳をとって見えた。その声は今まで娘として聞いたことのない消え入りそうな弱々しい声だった〉
晃一氏は鋭く反論した。 「オレは、憔悴なんかしてない!弱々しく見せたのは、作戦だったんだ」
これには景子さんも譲らず、大激論となる。
このときの仲裁役は、妻の洋子さんが差し出した好物のバランタイン十七年もの。その章を読み終えるまで:1分
魔力に晃一氏は矛を収めたが、いつも社会問題をテーマに熱い議論を戦わせていたという。

飯星景子さんは、『婦警候補生物語』(日本テレビ)で初めて拝見して以来のイメージが、後に参議院議員になった蓮舫さんに重なるものがあります。

いや、あくまでも個人的なイメージですよ。

多岐にわたる事件エピソード

本書の目次からご紹介します。

■ニッポン列島震撼事件
連続幼女殺害 宮崎勤の家族が嘗めた辛酸
大久保清連続婦女暴行殺人事件 殺人鬼・大久保清と刑務所で面会した20分
山口組VS一和会 私は見た! 元幹部の迷路のような家
百日漂流 佐野三治が怯えた死体を食う魚
戸塚宏が留置場で連続殺人鬼冷血・勝田と腕立て伏せ
オカルト猟奇悪魔払いバラバラ殺人犯人二人の精神鑑定書
グリコ・森永事件脅迫状に犯人の実像
日本人拉致事件 李恩恵を拉致した男は逮捕寸前だった
飯干晃一の宣戦布告 生命尽きるまで「統一教会との死闘」
帰還兵の戦後 横井庄一の遺言は「小動物たちの慰霊碑を」
残置諜者 小野田寛郎少尉^発見の旅』から20年

■テロリズムとその時代
側近が語る 浅沼社会党委員長刺殺の生々しい瞬間
よど号ハイジャック事件 石田眞二機長は大阪で警備員に
三井物産マニラ支店長誘拐事件 日本赤軍関与、私はこうして調べた
アキノ射殺事件 スクープ写真私が撮影した
ペルー日本大使公邸占拠事件 人質たちの後遺症
有田芳生があえて書いた オウム真理教上祐史浩の「闇の顔」
不肖宮嶋、大倉乾吾拘置所の麻原激写! 秘密兵器はベニヤ板

■巨大事故現場は語る
日本航空123便墜落事故 「生存者スクープ」の御巣鷹山凄惨現場
ホテルニュージャパン火災事故 炎上するホテル内部に突入した命知らずのカメラマン
阪神・淡路大震災 宙吊りバスを救った「奇跡の運転手」

■「怪死」ミステリー
いまだ根強い謀殺説 女将は見た 中川一郎の顔に不気味な斑点
M資金詐欺で追いつめられた? 田宮二郎自殺3日前の「会食」メンバー
直撃カメラマンの独白 豊田商事永野会長刺殺 私は撮らなかった
尾崎豊が初めて撮らせた“正面”からの写真
「村井秀夫刺殺の指令なし」でオウム真理教事件の謎未だ深し

■スターの肖像 最後の秘話
百恵・友和の初デートを“演出”した親友の告白
キャンディーズ バックバンドとタイ旅行三泊四日の一部始終
夭逝した美女の俳号は「海童」 夏目雅子は俳句の名人
貴乃花との婚約解消宮沢りえは知らなかった
がん告白から三年逸見夫人が神の手手術は無謀と知った日
宇多田ヒカルの母・藤圭子が引退で「意外な一言」
まき子夫人大反対! 石原裕次郎 手術直後にヨットレース参加
勝新太郎がハワイでふるまった手料理
寅さんが残した肉声 留守電テープ3分初公開
沖雅也の飛び降りを記録したホテル従業員の「備忘日誌」
岡田有希子自殺の一年後 両親は離婚した
美空ひばりの棺に三日間寄り添い続けた島倉千代子

■スポーツ列伝 運命の瞬間
長嶋監督解任 世紀のスクープは電話の混線から
小林繁が初めて明かした 江川卓事件「空白の一日」
運命のドラフト会議 清原ボー然、桑田はそっと部屋から姿を消した
伊達公子を陰で支えたおむすびの達人
東京オリンピック聖火ランナーを拉致した「スクープ合戦」

■醜聞報道の深層
金丸信が私にぶちまけた愛弟子・小沢一郎の非情
三越のドン・岡田茂に挑んだ6人の告発者
「本当の金額は1000万だった」リクルート事件500万円贈賄ビデオ
「獄中」の三浦和義から届いた電報の中身
横山ノックが借りたSMビデオ10本の中身

■ドキュメント皇室報道
昭和天皇のご病状を明らかにして亡くなった東大教授
美智子皇后結婚5日前の「父娘のキャッチボール写真」
雅子妃の父・小和田恆氏に怒鳴られた私

政治、芸能、スポーツ、社会と多岐にわたる事件エピソードです。

週刊文春以外は事件を歪曲報道したマスコミ

『平成の芸能裁判大全』(鹿砦社)には、芸能人の裁判記録だけでなく、出版関係者のインタビューも掲載されています。

『平成の芸能裁判大全』(鹿砦社)は芸能人の裁判記録だけでなく和解や判決まで追跡し出版関係者のインタビューも掲載
『平成の芸能裁判大全』(鹿砦社)は市井文化社(編プロ、東京)が版元の依頼を受けてまとめた著書です。芸能人の裁判記録ですが、提訴したことだけでなく可能な限り和解や判決に至るまでを追跡して解説。出版関係者のロングインタビューも掲載しています。

中でも、センテンススプリング、文春砲などといわれている週刊文春の法務を担当している、文藝春秋社の藤原一志さんを初めてロングインタビューに引っ張り出したことが話題になりました。

実は、私どもが作ったんですけどね。編著。

たとえば、ジャニーズ裁判の真相も聞き出しています。

マスコミ各社は、ジャニーズタレントを使ったカレンダーを作りたくて、つまり売れて儲かるからなんですが、だからジャニーズの悪口は書かないのです。

週刊文春はそれに対して、かねてから噂されていた、ジャニー喜多川さんが若い所属タレントに性的な御伽をさせ、言うことを聞いた子だけデビューさせるというホモセクハラを暴露。

ジャニーズ事務所は提訴し、一審ではジャニーズ事務所が勝ったんです。

なぜなら、実名証人による証言が難しかったから。

しかし、週刊文春はそれを二審では見事にひっくり返して勝訴。

さらに、最高裁でも勝ち、判決を確定させました。

ところが、ジャニーズ事務所に忖度したマスコミは、一部名誉毀損が認められたことをもって、文春の敗訴のように報じ、ホモセクハラという主たる争いから目をそらしました。

私は、それはおかしいだろうと、ジャパンスケプティクスという、疑似科学批判や啓蒙の団体の機関誌に、週刊文春の勝訴を投稿。

ネットでも話題になりました。

昨今の名誉毀損裁判は、訴えたほうが勝つケースが多いのですが、週刊文春の勝率は約7割とも聞きました。

いずれにしても、ぜひ本書をご覧ください。

以上、20世紀の51大事件私は目撃した!週刊文春シリーズ昭和(1)狂乱篇(文春e-book)は、文春だからキャッチできた衝撃の証言!でした。


20世紀の51大事件 私は目撃した! 週刊文春 シリーズ昭和(1)狂乱篇 (文春e-book) – 文藝春秋


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