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森井じゅんさんが、MMTの立場から「『借金』の金額は関係ない、重要なのは供給能力」とテレビ番組で断言したことが話題です

森井じゅんさんが、MMTの立場から「『借金』の金額は関係ない、重要なのは供給能力」とテレビ番組で断言したことが話題です

森井じゅんさんが、MMTの立場から「『借金』の金額は関係ない、重要なのは供給能力」とテレビ番組で断言したことが話題です。『国の借金1200兆円、1人あたり983万円…これは返さないといけないの?』というテーマを放送して話題になったのはTOKYO MX。

朝のニュース生番組『モーニングCROSS』の『オピニオンCROSS neo』で、公認会計士で税理士の森井じゅんさんが解説しました。

消費税や社会保険料を取り外して経済再生せよ

財務省は、国債や借入金、政府の短期証券を合わせた「国の借金」なるものが、去年12月末時点で1212兆4680億円となり、過去最大を更新したと発表しました。

新型コロナウイルス対策の支出を賄う新規国債発行で、この1年で100兆円超の大幅増となったとしています。

その「国の借金」とやらが、人口で割られて「国民1人あたり983万円」と、まるで国民の借金のように喧伝されています。

「借金」なら返さないといけないのか。

TOKYO MXの朝のニュース生番組『モーニングCROSS』における『オピニオンCROSS neo』で、公認会計士で税理士の森井じゅんさんが解説したこどか話題になっています。

国の借金1200兆円、1人あたり983万円…これは返さないといけないの?|TOKYO MX+(プラス)
国の借金1200兆円、1人あたり983万円…これは返さないといけないの?

まず、お金が生まれる仕組みについて、現在の主流となっている経済学は、銀行はまず預金があってそれを又貸しするという説明ですが、森井じゅんさんは、「信用創造」で説明しています。

次に、「政府の負債が増加すると、民間の預金が増加する」と言います。

そして、「国の赤字」なるものは、「政府が支出によってみなさんに供給したお金」とし、「誰かに返さなくてはいけないものではない」と述べています。

そうです。

森井じゅんさんは、MMT(現代貨幣理論)の立場に立った説明をしています。

森井じゅんさんはさらに、「『借金』の金額は関係ない、重要なのは供給能力であり、それを上げるためには消費税や社会保険料といった人件費のペナルティとなっているものを取り外すこと。そうでないと経済の底上げはできない」と断言しています。

既存のメディアは、財務省のプライマリーバランス論のメガホンをつとめるものだと思っていましたが、ここまできっぱりと、MMT(現代貨幣理論)の立場から提唱する発言は、おそらく初めてではないでしょうか。

番組では、「いわゆる『国の借金』が過去最大となったことに不安を感じますか?」という視聴者生投票の結果も発表しています。

いわゆる「国の借金」が過去最大となったことに不安を感じますか?
感じる……1,509票
感じない……1,323票

いまだに、財務省の宣伝にひっかかっている国民がそれだけいる、ということです。

詳細のまとめサイトです。


主なコメントを引用します。

4ニューノーマルの名無しさん2021/03/15(月) 15:18:20.56ID:d+he59ZT0>>72
将来世代の負担にはならない
現に今まで返した世代はどこにもない

6ニューノーマルの名無しさん2021/03/15(月) 15:18:45.45ID:JcKb5GN90
いつもながらなぜ一人当たりなんだ

10ニューノーマルの名無しさん2021/03/15(月) 15:19:05.55ID:461jfuUe0
おれ借金した覚えないし

17ニューノーマルの名無しさん2021/03/15(月) 15:20:22.92ID:JcKb5GN90
誰に借りて誰に返すんだ
覚えがない

30ニューノーマルの名無しさん2021/03/15(月) 15:22:18.48ID:KGxufkth0
この話題何度もでるけど
税収で返すという考えは捨てた方がいい
例え年5兆円の黒字が出ても100年続いても半分
無茶だろこんなん

33ニューノーマルの名無しさん2021/03/15(月) 15:22:50.97ID:HAqrHHfm0>>71
借りたものは返す
当たり前だよね

35ニューノーマルの名無しさん2021/03/15(月) 15:23:09.56ID:Qsy7X76E0>>41
政府と日銀はほぼ一体だからいくらでもお金刷れる。ただし、これは外国から借金してないからでギリシャやジンバブエとの違いはここ。

54ニューノーマルの名無しさん2021/03/15(月) 15:25:23.09ID:rtWXhFDo0
本来この例えは必要無いから

98ニューノーマルの名無しさん2021/03/15(月) 15:28:54.36ID:htZAeDd40
将来的な財政危機のために
次節を担う現役世代を
増税で痛めつけたら
そもそもますます危機となり
本末転倒になるんだろ?


少なくとも、こうしたテーマでコメントが書けるMMT理解者は、確実に増えてきましたね。

私も負けずに頑張ろうと思います。

「無駄」は悪いことなのか

コメントの中には、「公務員給与を半分にすれば解決」とか、「政府がリストラしろ」といったものがあります。

たしかに不適切な支出には厳しい目を向けて当然なのですが、「無駄を省く」ことで解決するなら、どうして民主党政権の「仕分け」で解決しなかったのでしょうか。

解決どころか、必要な公共工事が出来ないことで、禍根を残したといわれていることもありますよね。

それは結局、「お金を使わない」という点で、緊縮財政の延長にあると私は思うのです。

昨年の都知事選、なぜ宇都宮健児候補と山本太郎候補が一本化できなかったのか。

MMTの旗を掲げる山本太郎候補に比べて、宇都宮健児候補は、旧態依然とした「無駄遣いをなくす」論を掲げていたからです。

前々回の都知事選で、民進党と日本共産党、とくに日本共産党に道化にされた宇都宮健児候補は、多くの真面目な革新支持の有権者の同情を集めました。

私もその一人でしたが、前回の宇都宮健児候補には正直失望しました。

理由は、無駄遣いをなくすでは、根本的な解決にならないことと、しょせん緊縮財政のロジックだからです。

無駄遣いと言いますが、何を以て無駄なのかは一概に言えないところがあります。

それがもっとも明らかなのが、学術の分野です。

いずれにしても、供給能力を損なうような「無駄を省く」や「仕分け」であってはならないのです。

以上、森井じゅんさんが、MMTの立場から「『借金』の金額は関係ない、重要なのは供給能力」とテレビ番組で断言したことが話題です、でした。


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