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麻生太郎財務大臣、過去に「お金は刷ればいい」「国が将来に借金を残す(かぶりを振って)違います」と述べた事実が明らかに

麻生太郎財務大臣、過去に「お金は刷ればいい」「国が将来に借金を残す(かぶりを振って)違います」と述べた事実が明らかに

麻生太郎財務大臣が、過去のインタビューで、「お金は刷ればいい」「国が将来に借金を残す(かぶりを振って)違います」と述べていたことが明らかにされています。「後世の借金をさらに増やすのか」という現在の再支給否定との矛盾が指摘されています。

後世の借金をさらに増やすのか」と再支給を重ねて否定するが

麻生太郎財務相が19日の閣議後会見で、昨年の緊急事態宣言発令時に行われた国民一律の「定額給付金」の追加支給について問われ、「国民に一律10万円の支給をするつもりはない」と切り捨てたことが話題、というか非難轟々であることはすでに書きました。

麻生財務相の「一律10万円やるつもりはない」も、ひろゆき氏の「税金は預かって戻すものだから配れ」も本当にそれでいいの?
麻生太郎財務相の「一律10万円というのはやるつもりはない」発言が波紋を呼んでいます。それに対してひろゆき氏は「政府のお金って基本的に国民のお金を預かって、国民に戻すので、さっさと配っちゃえばいい」との「私見」も。それらに一言してみます。

それに対して、麻生太郎財務相は、「(定額給付金は)政府の借金でやっている。後世の借金をさらに増やすのか」と再支給を重ねて否定しました。


つまり、国民の納税を再分配するのが給付金であり、それがないと借金で賄うから借金が増えてしまうではないか、といっているわけです。

これには、2つのツッコミが入ります。

まずは、そもそも麻生太郎財務相自身が、民主党政権時代、「金がなければ刷ればいい、簡単だろ」と言っていた事実です。

「国が借金をしているというのは全然違います」


2010年7月、J-NSC(自民党サポーターズクラブ)インタビューです。

長いですが、大事なところなのでそのまま載録します。

「今の日本で一番問題なのは『デフレーション』。
戦後、第二次世界大戦が終わって、デフレーションによる不況。(中略)お金を使ってくれるところは政府しかない。
ところが、よくわかってない人がいて、“政府がお金を借りるのは、国が借金をしている(こと)”と言っている人がいる。全然違います。国というものは、経済で言えば主体。個人という主体。銀行という主体。民間企業という主体。いろんな経済主体があります。その中で、政府が借金してんだからね。
簿記がわかっていれば、帳簿つけて簿記がわかっていれば、政府が借金してるということは、100万円借りてれば、100万円必ずその反対側に貸してる人がいる。貸し方・借り方というのは、そうやってバランスがあるわけですから。帳簿ですよ、簿記。貸し方と借り方は常にバランス。だから政府の借金が増えりゃ、貸してる方に債権が立つ。政府が借金している。貸してるのは個人であり、銀行であり、企業が国債っていう名前で銀行が買う。個人が買う。政府の債務を買ってる……のは債権ですから。、
したがって、国が将来に借金を残す(かぶりを振って)違います。国に残っているのは、政府の借金と民間の債権と。これが一緒になって言っているのはありあり間違ってる。
一番いい例はギリシャ。ギリシャの政府が発券するギリシャの国債を、ギリシャ国民は信用しないから買わない。3割しか買ってない。残り7割は国際市場に売る。インターナショナルなマーケットで売る。そのインターナショナルなマーケットは、ギリシャの通貨ではなくて、ユーロ、もしくはドルという国際通貨でやってますから。いざ、というときになったら、そのお金をユーロで、もしくは、ドルで返さなくちゃいけない。当たり前でしょ。
傍ら日本の方は、95%は日本人が日本円で買ってる。残り5%を外国人が日本円、円建てで買ってる。したがって、満期になったら、日本の政府は日本円なんだから、自分でお金を刷って返せば良いんですよ。 ドルで返す必要ないんだから。円で返せばいいの。
そんなことならインフレになる?(またかぶりを振って)今デフレなんだから。インフレの心配するよりデフレの心配してもらわなきゃならん。今デフレなんだから。
そんなこと言ったら日本の信用は……。もし、信用がなくなってると思えば、日本の国債の金利は上がんなくちゃおかしい。ギリシャの国債は、たぶん13%ぐらいついていると思いますが、日本は10年ものの国債で「0.1(コンマイチ)」ぐらいだと思いますね。この20年間、一貫して下がってますから、日本の金利は。
そういう意味では、日本の国債というものは、国際的に見ても信用があるのであって、そういう政府が今、国内の需要がないんだから、その需要を満たすためには、政府が余った、金庫に余った、返済するお金。借金の返済が多くて、借りている人がいない、誰かが借りてくれないかと銀行が立ち行かなくなる。
したがって、その余っている金を政府が借りて使う。借りて使う。何に使う。将来の日本の生産性を高める。たとえば、港湾の港が水深をもっと深くするとか、新幹線を九州から岡山につなげるとか、……やるなら今なんですよ。
そうゃって景気が良くなったら、その段階で法人税が入るし、所得税が入るし、という形で税収が増えます。それで、借金を返していけばいい。

現在の緊縮財政大臣とは、180度違う意見です。

>国に残っているのは、政府の借金と民間の債権と。これが一緒になって言っているのはありあり間違ってる。

>日本の政府は日本円なんだから、自分でお金を刷って返せば良いんですよ

与党になって、大臣ポストにつくと、言説が真逆になっても良いのでしょうか。

つまり、「日本政府の借金」が、「孫や子の世代に借金をツケ回す理解は誤り」ということではないでしょうか。

日米英「借金」総額は増え続けても何の問題もない

もうひとつ、反論として出されているのは、ほかでもない、その「借金」についてです。


藤井聡氏のツイートです。

日米英、すべてで「借金」総額は増え続けているけれど、なんの問題もない、という話です・。

数字で反証しているわけです。

繰り返し書いていますが、給付金というのは、マネーストックをふやすことです。

それで困るのは誰か。

現在のお金持ちです。

なぜなら、貨幣価値が相対的に下がるから。

貧富の差といいますが、「貧」は生かさず殺さず働いてももらわなければならないので、最低限の給付はいざとなったら仕方ない。でも、中間層に金をばらまいて貨幣価値を下げないでほしい。

その本音が、給付金、とりわけ一律給付を渋る理由の一つではないでしょうか。

一見、もっともらしく聞こえる「一律給付ではなく本当に困っている人にだけ給付」には、いろいろツッコミどころがあると思います。

みなさんは、いかがお考えですか。

以上、麻生太郎財務大臣、過去に「お金は刷ればいい」「国が将来に借金を残す(かぶりを振って)違います」と述べた事実が明らかに、でした。


知識0からわかるMMT入門 – 三橋貴明

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