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中華そば青葉川崎アゼリア店(川崎市川崎区)は屋台の店構えでダブルスープ、豊富なゼラチン質、小麦風味の特製麺を提供

中華そば青葉川崎アゼリア店はJR川崎駅東口地下にある地下街アゼリアに店を構えます。中華そばとつけ麺には、風味とコクを両立させたダブルスープ、豊富なゼラチン質、小麦の風味を感じる特製麺など中野本店の味と屋台のような店構えを実現しています。

中華そば青葉アゼリア店とはなんだ

動物系+魚介系によるダブルスープの走り

中華そば青葉というのは、東京の中野に本店があります。

東京、埼玉、神奈川、茨城、千葉など関東各都県に現時点で19店進出しているラーメン店です。

中野本店は、ミシュランガイド2016のビブグルマンに選ばれています。

青葉の中華そばは、粘りと張りが特徴の中太麺、ポークとチキンの濃厚な動物系だしと、かつおや煮干しの魚介だしを合わせたダブルスープのはしりです。

今は、たとえば家系ラーメンなどダブルスープもめずらしくなくなりましたが、中華そば青葉のダブルスープは、魚介が優勢な独特のダブルスープです。

青葉の中華そば公式サイトは、「東京ラーメン」と「九州ラーメン」の両方の良さを採り入れたと説明しています。

東京ラーメンは、香り高い和風だしが魅力であるものの、スープが淡泊すぎて店主にはもの足りなかったそうです。

一方、九州ラーメンは、東京ラーメンにはない濃厚なコクがあるものの、ニオイや脂が強すぎて、これまた店主には苦手だったそうです。

しかし、それそれにいいところもありますから、両方の良さを合わせることが出来ないかと考えたところで出た答えがダブルスープだったといいます。

といっても、単純に2つを足せばいいというものではありません。

九州ラーメンの「ニオイや脂」の解決にはならないからです。

そこで、九州ラーメンのトンコツ、鶏ガラといった動物系スープから脂を分離してコクだけ残したスープと、それに負けないように濃くした、かつお節、さば節、煮干しといった魚系の和風スープ

この二つを別々に抽出して、丼で合わせたといいます。

私はその中でも特に、魚介系スープが強調されていると思いました。

中華そば青葉川崎アゼリア店

川崎アゼリアとは、神奈川県川崎市川崎区にある、JR川崎駅東口地下街のことです。

川崎アゼリアは、川崎市が100万都市になった1980年代に再開発されました。

JR川崎と、近くにある京急川崎駅までをつなぐ日本で3番目に広い地下街として完成しました。

地下街には飲食店を中心に様々な店が並びますが、その中でも行列を作る店としてがんばっているのが中華そば青葉川崎アゼリア店です。

川崎アゼリアの地下街は多くの店があり競争は激しいと思いますが、中華そば青葉川崎アゼリア店は店の外に並ぶ人もいるようです。

お昼時に行ったところ、並んではいなかったのですが、空席はすぐに埋まってテンボよく回転していました。

川崎アゼリア点で注文しました

ラーメン店本来の姿は屋台にあり

中華そば青葉の店主が、もうひとつこだわっているのは店の佇まいです。

店主の考える「ラーメン店本来の姿」とは屋台といいます。

そこで、中野本店だけでなく、今回の川崎アゼリア店も含めて19店舗は、

1.戸がなく
2.細長い白地に朱字の暖簾
3.細長いテーブルでオールカウンター席

になっています。

もちろん、屋台と言っても小汚いということではなく、店は清潔で清掃も行き届きステンレスの設備もピカピカです。

店員さんも接客はテキパキしていて愛想がいいです

メニューは4種類

さらに、中華そば青葉の特徴は、メニューの間口を広げず、4種類だけに絞っていることも特徴です。

中華そば
特製中華そば(中華そばにチャーシューとメンマを増量し味付卵を加えたもの)
つけ麺
特製つけ麺(つけ麺にチャーシューとメンマを増量し味付卵を加えたもの)

オプションは、100円増しで大盛りがあることぐらいです。

チャーシュー麺、メンマラーメン、味玉ラーメンといった、単一のトッピングは受け付けていないということです。

公式サイトによると、「色々な具材を楽しみたい」「適切な量」「妥当な価格」といったバランスと客のニーズを勘案して、それらの具材をひとまとめにした特製 というメニューを考案したそうです。

中華そば(大盛り)

中華そば青葉川崎アゼリア店の中華そば(大盛り)です。

中華そば青葉川崎アゼリア店の麺は、同店の独自開発だそうで、作りたての小麦の風味を感じる特製麺です。

中太麺のコシは、うどんと中華麺の良さを合わせたものだそうです。

これが、中華そば青葉のスープです。

魚系の和風といっても、僅かな煮干しで出汁を取るのではなく、大量の魚粉を使います。

公式サイトによると、一般のラーメンの約3倍のゼラチン質が含まれているといいます。

豚骨、鶏ガラを贅沢に使ったことによるものです。

ゼラチン質豊富なスープの場合、濃厚な味の一方で、脂分や塩分を控えることができるといいます。

塩分は一般のラーメンの約3分の2だそうです。

ゼラチンというのはコラーゲンですから、昨今、とんこつラーメンが見直されていますが、中華そば青葉のスープからは、そうした栄養分を実感できます。

一方、具材では、チャーシューが硬くならない程度に油が抜けていて、よい具合でした。

つけ麺(大盛り)

これが中華そば青葉川崎アゼリア店のつけ麺(大盛り)です。

中太麺はもちろんつけ汁にあいます。

下処理を丁寧に行って作られた中華そば青葉のスープをさらに濃縮したつけ麺のつけ汁は、次々麺をつけていただきたくなります。

中華そば青葉には、「ゆず唐辛子」というサービスをリクエストできます。

文字通り、ピリッとした柚子です。

つけ麺を半分ぐらいいただいてから入れると、2通りの味を楽しむことができます。

中華そば青葉川崎アゼリア店のまとめ

中華そば青葉は、中太麺にダブルスープに、チャーシュー、のり、メンマ、ナルトなどのトッピングは、多くの人に納得してもらえる味だと思います。

ダブルスープは、下処理をきちんと行っているので動物系の臭みは感じず、また魚介スープはメザシ出汁ではなく魚粉を大量に使うことで、動物系に負けない主張を行っており、バランスの取れたダブルスープと言えます。

ですから、コクはあってもこってりというくどさはなく、さりとてさっぱりという淡白さでもないちょうどよい美味しさが、コンスタントに提供されます。

以上、中華そば青葉川崎アゼリア店(川崎市川崎区)は屋台の店構えでダブルスープ、豊富なゼラチン質、小麦風味の特製麺を提供、でした。


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