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高タンパクかつ必須アミノ酸が豊富、天然のプロテインとも呼ばれるほど優れた栄養価を誇る「かつお節」に隠された驚きの健康効果

高タンパクかつ必須アミノ酸が豊富、天然のプロテインとも呼ばれるほど優れた栄養価を誇る「かつお節」に隠された驚きの健康効果

10月28日は、和食の基本である「おだし」の魅力や正しい情報を伝える記念日「おだしの日」でした。かつお節の「燻乾カビ付け(くんかんかびづけ)製法」を考案したとされる紀州印南浦の漁民・角屋甚太郎(かどや じんたろう)の命日(1707年10月28日)に由来するそうです。

湯豆腐やお好み焼きの上で、熱気を受けてゆらゆらと舞う「鰹節」。普段、私たちはこれを何気ない「トッピング」や「単なる出汁の材料」として扱っていないでしょうか。

「料理に少し風味を足すための脇役」——そんな固定観念をお持ちなら、今日でその認識はガラリと変わるかもしれません。

実は、その透き通った削り節の一片には、現代人の健やかな身体と心を支える驚異的な栄養成分が極限まで凝縮されています。さらにその歴史を紐解くと、江戸時代の物流革命や職人たちの執念、そして「せっかちな江戸っ子」の気質が育んだ深いドラマが見えてくるのです。

鰹節は、カツオの肉を熟成・乾燥させて作られる栄養豊富で歴史のある食材であり、時間をかけた製造工程によって強い旨味や風味が生み出されます。


原料となるカツオの水分を抜くことで高タンパクかつ必須アミノ酸が豊富な食品となり、天然のプロテインとも呼ばれるほど優れた栄養価を誇ります。

さらに、トリプトファンやフェニルアラニンといった成分が含まれており、心のバランスを整えたり脳機能を高めたりする効果が期待されます。

また、かつお節以外にも、ソウダガツオやサバなど多様な魚から節が作られており、それぞれの特徴に応じた美味しい出汁を楽しむことができます。

出汁を取った後の残りかすも、ふりかけなどに活用することで余すことなく栄養を摂取することが可能です。


ということで、今日は「かつおぶし」の栄養や健康効果について調べてみます。。

天然のプロテイン

今日の情報源です。

鰹節は、生の力ツオの水分が蒸発・凝縮されて作られるため、驚くほど高い栄養価を誇ります。

1.「天然のプロテイン」レベルの高タンパク・低脂質

主要栄養成分(30gあたり)
カロリーは107kcalで、タンパク質23g、脂質0.87g、炭水化物0.24gとなっています。

100gあたり77.1gのタンパク質
「天然のプロテイン」と呼ばれるほどタンパク質が豊富な一方で、脂質が非常に少ないためヘルシーです。

必須アミノ酸の凝縮
体内では作ることができない必須アミノ酸が豊富に含まれており、鰹節約33gで成人が1日に必要とする量をカバーできます。

2.注目すべきアミノ酸とその働き

トリプトファン
脳内で「セロトニン(心を整える神経伝達物質)」を生成します。

ストレス緩和やうつ病予防、不眠症の改善、集中力・記憶力の向上、月経前の心身の不調改善に効果的です。

フェニルアラニン
脳機能や記憶力の向上をサポートし、気分の落ち込みや無気力を緩和する働きがあります

3.ビタミン・ミネラル類

ビタミンD
カルシウムやリンの吸収率を高めます。

ビタミンB1
糖質からエネルギーを作り出します。

ナイアシン
アルコールの分解を促進します。

ビタミンB12
葉酸とともに赤血球の形成を助けます。

4.ミネラル類

リン
細胞膜の形成に関わります。

鉄分
ヘモグロビンの材料になります。

セレン
体内の過酸化脂質を分解します

5.うま味成分(イノシン酸)

イノシン酸
鰹節独特の旨味のもととなる成分です。

昆布に含まれるグルタミン酸と合わせることで相乗効果が生まれ、出汁の旨味が飛躍的に高まります。

高栄養であるがゆえに尿酸値の影響も


かつお節は、カツオの魚肉を圧縮した栄養密度の高い食材のため、花がつお(かつお節をけずったもの)で摂取してもプリン体が含まれていて尿酸値が上昇します。

尿酸値は、高尿酸血症⇒痛風という不健康にいざなう一方で、極端に低くなると、認知症、ALS(筋萎縮性側索硬化症)、パーキンソン病など脳神経疾患の発症リスクが高くなるといわれています。

尿酸値が低いパーキンソン病患者に対し、カツオ出汁などに含まれる「イノシン」を摂取させて尿酸値を上げると、症状に良い影響を与えるというアプローチも存在します。(藤田医科大学、2024年)

ですから、尿酸値の高いの人は食べすぎに注意が必要ですが、尿酸値の低い人は積極的な摂取がプラスになり得る食材ということですね。

私は、尿酸値が高いくせに、個包装されているかつお節(ヤマキのかつおパック2.5g)を、ご飯や味噌汁にふりかけて使っています。

みなさんは、かつお節は食卓に採り入れていますか。


かつお節と日本人 (岩波新書) – 宮内 泰介, 藤林 泰

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