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ベビーカーマークは65%超が「知らない」というニュースが話題。折りたたまなくても優先的に利用できる場所を示しています

ベビーカーマークは65%超が「知らない」というニュースが話題。折りたたまなくても優先的に利用できる場所を示しています

ベビーカーマークは65%超が「知らない」というニュースが話題。折りたたまなくても優先的に利用できる場所を示しています。それはおおいに告知をしていただきたいと思いますが、バギーや車椅子も含めて「狭いから畳め」というものではない理解を求めたいところです。

「ここならベビーカーを置ける」と利用者が確認

FNNプライムオンラインでは、内閣府の調査によると、「ベビーカーマーク」の意味を知らない人が65%以上であることが判明した、と報じています。

ベビーカーマークは、国土交通省が2014年3月に定めた、ベビーカー利用の安全性・快適性向上を目的としたピクトグラムです。

ベビーカーに対する苦情が増加しつつあることを理由に、導入が進められているそうです。

交通機関などで、ベビーカーを折りたたまなくても優先的に利用することができる場所を示しています。

つまり、「ここならベビーカー置けるのね」と、利用者が確認できるわけです。


内閣府の公表している数字は、以下のとおりです。

 「ベビーカーマーク」を知っていたか聞いたところ、「見た、知っていた」とする者の割合が56.8%(「見たことがあり、内容まで知っていた」23.9%+「見たことはないが、内容は知っていた」10.3%+「見たことはあるが、内容は知らなかった」22.6%)、「見たことはないし、内容も知らなかった」と答えた者の割合が42.6%となっている。
 都市規模別に見ると、「見た、知っていた」とする者の割合は大都市で、「見たことはないし、内容も知らなかった」と答えた者の割合は小都市で、それぞれ高くなっている。
 性別に見ると、大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると、「見た、知っていた」とする者の割合は30歳代、60歳代、70歳以上で、「見たことはないし、内容も知らなかった」と答えた者の割合は40歳代、50歳代で、それぞれ高くなっている。

具体的な数字です。
該当者数 見た、知っていた(小計) 見たことがあり、内容まで知っていた 見たことはないが、内容は知っていた 見たことはあるが、内容は知らなかった 見たことはないし、内容も知らなかった 無回答
総数 2,015 56.8 23.9 10.3 22.6 42.6 0.6
〔都市規模〕
大都市 578 62.5 28.9 7.1 26.5 36.9 0.7
 東京都区部 138 65.2 26.1 8 31.2 33.3 1.4
 政令指定都市 440 61.6 29.8 6.8 25 38 0.5
中都市 819 57.5 23.7 11.2 22.6 42 0.5
小都市 442 50.2 18.3 12.4 19.5 49.1 0.7
町村 176 51.7 22.7 10.8 18.2 47.7 0.6
〔性〕
男性 966 56.3 22.4 9.5 24.4 43.2 0.5
女性 1,049 57.3 25.4 11 21 42 0.7
〔年齢〕
18~29歳 228 53.5 20.2 7.5 25.9 46.5
30~39歳 240 63.3 25.8 7.5 30 36.3 0.4
40~49歳 366 47.5 20.5 8.2 18.9 52.2 0.3
50~59歳 324 51.9 20.1 12.7 19.1 47.8 0.3
60~69歳 335 61.8 23.9 12.5 25.4 37.9 0.3
70歳以上 522 61.7 29.5 11.3 20.9 36.8 1.5

ただ、ベビーカーは誰でも見ればわかりますから、「電車で邪魔扱いされる現実」は、マークを知っているかどうかはたぶん本質的な問題ではないでしょうね。

「邪魔」だなんて、誰でもベビーカーにのる時期を経て大人になっているのに、それを忘れちゃったのかな。

電車内は、乗客の私有地ではないんですから、邪魔と思ったら、思った人がその車両を離れるしかないでしょうね。

ところで、ベビーカーは、使わないときや、どうしてもスペースが許さないときは、たたむことが出来ます。

しかし、中には畳めないものもあります。

それは、「子供の車椅子」であるバギーです。

バギーを車椅子と間違えて、たたむことを求める世間知らずがいます。

バギーは「子供の車椅子」です

障害や難病で、首や腰が不安定な子供が乗る車椅子をバギーといいます。そのバギーが、ベビーカーと間違われやすいそうです。そのため、電車やバスでたたむように言われるそうです。

そこで、バギーを使う母親らが、ベビーカーと判別しやすくしようと「バギーマーク」を手作りし、理解を求めているという話もあります。


バギーはベビーカーと違い、背もたれの角度を変えたり、姿勢を固定しやすかったりするのが特長です。

呼吸器など医療ケアに必要なものを収納する役割もあります。

ですから、簡単にたためるものではないのです。

そこで、バギーとひと目で分かるマークを作ったそうです。

バギー利用者の母親らがマークで周知「ベビーカーと間違えないで」 : サマリーニュース
1: まとめ太郎 2017/05/12(金) 21:35:35.55 _USER9  バギーとベビーカーは違います--。障害や難病で首や腰が不安定な子供が乗る車椅子「バギー」は、ベビーカーと間違われやすい。電車やバスでたたむように言われ、困る保護者も多い。判別しやすくしようと、母親らが「

そもそもバギーって何?というところからはじめないといけないかもな、という気もしますね。

内閣府は、障碍者の理解と支援を求めるマークをいくつか紹介していますが、そこには、「子ども用車椅子」のマークはありません。

障害者に関係するマークの一例 - 内閣府
内閣府政策統括官(共生社会政策担当)の障...

それと、ちょっとこの「バギーとベビーカーを間違えないで」という訴えについては、一言したいことがあります。

バギーとベビーカーは「違う」ことを強調するのが問題の本質なのでしょうか。

そうではないでしょう。

ベビーカーも「たため」という求めは考えてほしい

ベビーカーはたたむべきものだが、バギーはたためない。

だからバギーをベビーカーと間違えないで、という論旨になります。

これは、「ベビーカーは、たため」という世間の意見におもねて、「あなた方の言うとおり。でもバギーだけは勘弁して」と、自分たちの理解を得ようとしているだけではないでしょうか。

つまり、ベビーカーを見殺しにして、バギーだけは許してくれと言っているわけです。

しかし、それは違うと私は思うのです。

たためという「命令」自体がおかしいだろうという話ではないでしょうか。

ベビーカーは、「たたむべき」とは思いません。

たとえば、発達障害の子どもは、ベビーカーに乗せておいたほうが、周囲にも迷惑をかける可能性が少なくなるのです。

ここのところが、バギーユーザーに理解されていないのは、ちょっと意外であり、また悲しいことですね。

身体障害と発達障害の対立を見るようです。

でもそういう対立はしてはいけないのです。

別に障害児ではなくても、たたむことで、ひとりの母親が、子どもも荷物も抱えるというのは大変負担がかかり、何らかの事故やトラブルの可能性があります。

いずれにしても、バギーユーザーには、ベビーカーユーザーをダシにしたり、対立したりするような形は取らずに、むしろ手を携えて、理解と支援を求めるようにしていただきたいと私は思います。

ベビーカーだけでなく、バギーや車椅子についても「たたまない」ことに理解を求めたい、というのが本日の結論です。

以上、ベビーカーマークは65%超が「知らない」というニュースが話題。折りたたまなくても優先的に利用できる場所を示しています、でした。

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