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パナソニックエレクトリックワークス社の調査によると、家庭内のコンセントの位置や数について約75%の人に不満があるそうです。

パナソニックエレクトリックワークス社の調査によると、家庭内のコンセントの位置や数について約75%の人に不満があるそうです。

パナソニック エレクトリックワークス社が11月11日に発表した新提案「でんきの設備でeくらし」が話題になっています。約30年ぶりとなる令和時代に即した電気設備プランということで、「リビングダイニングは31口以上」「居室は4隅配置」といった具体的な指針が示されました。

実は、家庭内のコンセントの位置や数について、約75%もの人が不満を持っているという調査結果が背景にあります。

現代の家庭におけるコンセント事情

今日の情報源です。

従来、日本の住宅では「1部屋2あかり3コンセント」という考え方が長く標準とされてきました。現在も一般的な目安としては、4〜6畳で3個、6〜8畳で4個、8〜10畳で5個程度のコンセント設置箇所が推奨されています。しかし、これはあくまで居室における目安です。

パナソニックの調査によると、リビングダイニングの平均的なコンセント数は11口程度とされています。しかし、スマートフォンやタブレット、ノートパソコン、ロボット掃除機、季節家電など、電化製品が飛躍的に増えた現代において、この数では明らかに不足しているのが実情です。キッチンでも、従来は8口程度が一般的でしたが、エアフライヤーや電気調理鍋といった新しい調理家電の登場により、20口以上が推奨されるようになってきています。

契約アンペア数は何が適切か

コンセントの数だけでなく、家全体で使用できる電気容量も重要なポイントです。一般家庭では10アンペアから60アンペアの範囲で電力会社と契約することが可能です。

現代における適切な契約アンペア数の目安は以下の通りです。

古い住宅では20アンペアという場合もありますが、エアコン、電子レンジ、ドライヤーなど消費電力の大きい家電を複数同時に使用する現代の生活スタイルでは、20アンペアでは確実に不足します。二人暮らしでも、現代的な生活を送るには最低でも30アンペア、できれば40アンペア以上が望ましいとされています。

契約アンペア数を考える際の基本的な計算式は以下の通りです。

電流(A)= 消費電力(W)÷ 電圧(V)

一般家庭の電圧は100Vですので、契約アンペアが30Aなら最大3,000Wまでの家電製品を同時に使用できます。エアコン(冷房時約600W、暖房時約1,200W)、電子レンジ(約1,200W)、ドライヤー(約1,200W)などを考えると、30アンペアでも余裕があるとは言えないことがわかります。

コンセント設置数を決める際の基準

コンセントをいくつ設置できるかは、ブレーカーの容量と回路設計によって決まります。一般的な家庭用のコンセント1口あたりの容量は15A(1,500W)までです。2口コンセントや3口コンセントでも、合計で1,500Wまでという制限は同じですので注意が必要です。

また、分電盤の配線用遮断器(子ブレーカー)は、住宅用では15アンペアまたは20アンペアが一般的です。このアンペア数は、一回路で合算して使用できる電流の目安となります。つまり、同じブレーカー回路につながっているコンセント全体で、最大2,000W程度(20A×100V)までしか使えないということです。

エアコンや電気温水器など、消費電力の大きい電気機器(1,000W以上)は、専用回路を設ける必要があります。これらの機器と一般のコンセントを同じ回路にすると、他の家電を使用した際にブレーカーが落ちてしまうリスクが高まります。

コンセント設置数を検討する際は、以下の点を考慮する必要があります。

  1. 使用する電化製品の種類と消費電力
  2. 同時に使用する可能性がある機器の組み合わせ
  3. 将来的な電化製品の増加の可能性
  4. 各部屋の用途と生活スタイル
  5. ブレーカーの容量と回路数

絶対に守るべきルール:無資格工事は違法です

ここで非常に重要な注意点があります。コンセントが足りないからといって、無資格者が勝手に増設工事を行うことは法律で禁止されています。

コンセントの増設や交換工事は、配線工事に該当するため、第二種電気工事士以上の国家資格を持つ専門業者でなければ施工できません。これは電気工事士法によって厳格に定められており、無資格で工事を行った場合は罰則の対象となります。

無資格での電気工事が禁止されている理由は明確です。電気配線工事を誤って施工すると、感電事故、漏電、火災などの重大な事故につながる危険性があるためです。「コンセントを1つ増やすだけだから」と安易に考えて自分で工事を行うと、最悪の場合、命に関わる事故を引き起こしかねません。

もしコンセントの増設が必要な場合は、必ず第二種電気工事士以上の資格を持つ電気工事業者に依頼してください。工事費用はかかりますが、安全性を考えれば決して高い投資ではありません。

これから家を建てる方へのアドバイス

新築やリフォームを計画している方は、設計段階でコンセントの配置と数について十分に検討することをお勧めします。パナソニックの新提案のように、現代の生活スタイルに合わせた電気設備プランを採用することで、入居後の「コンセントが足りない」という後悔を避けることができます。

特に重要なのは、単に数を増やすだけでなく、使いやすい位置に配置することです。家具で隠れてしまう位置や、延長コードが必要になる位置では意味がありません。居室の四隅にコンセントを配置する「四隅配置」は、家具のレイアウト変更にも柔軟に対応できる賢い選択肢です。

また、契約アンペア数についても、現在の生活だけでなく、将来的な電化製品の増加も見越して余裕を持った容量を選ぶことが大切です。後からアンペア数を上げることは可能ですが、最初から適切な容量で契約しておく方がスムーズです。

令和の時代に即した快適な住まいづくりのために、電気設備についても十分な検討をすることをお勧めします。そして、工事が必要な場合は、必ず有資格者に依頼することを忘れないでください。


※本記事はCNET Japanの報道および各種調査データをもとに作成しています。


電気工事が一番わかる (しくみ図解) – 常深 信彦

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