
視覚障害者が白杖を使っている光景は、ご覧なった経験はあるでしょう。そのとき、トントンと地面を叩く音が「うるさい」とトラブルになることがあるのだそうです。白杖で音を出すのには理由があります。知らない人にはぜひ教えてあげてください。
視覚障害者用が、白杖で点字ブロックをトントンと叩いたところ、「うるさい」と言われたというのです。
AIのGeminiに確認したところ、「視覚障害者の白杖の音をめぐるトラブル、実際に起きています」と回答がありました。
視覚障害者が、安全のために使う白杖(はくじょう)の、道路を叩く「トントン」という音に対し、突然「うるさい!」と怒鳴られたり、杖を取り上げられそうになったりしたといった事例が複数報告されています。
こうした経験は、視覚障害者の方にとって大きな精神的苦痛となるだけでなく、安全な歩行をためらわせる深刻な問題です。
……とのことです。
なぜ白杖で音を出す必要があるのか?
「白杖は、ただの棒じゃない、道しるべです」見えない人が肩幅に振る理由とは?悲痛な訴え(まいどなニュース)#Yahooニュース
白杖を使い始めて4か月が経ちました??
右目を失明して、左目が矯正で見えている状態(裸眼は0.1以下)で使用しています??https://t.co/QTW8pz47Gj— なかはた♪?? (@smile_ga_eewaa) August 7, 2025
視覚障害者は、ダテやスイキョウで、白杖で地面を叩く(タッピング音)わけではなく、命を守るための重要な意味があるのです。
安全の確保と周囲への周知
白杖で音を出すことで、周囲の人に自身の存在を知らせ、ぶつかったり、急に立ち止まったりすることによる衝突事故を防ぐ役割があります。
特に人通りの多い場所では、この音は「ここに人がいます」という重要なサインとなります。
空間の把握(エコーロケーション)
壁や障害物、空間の広がりなどを、白杖の音の反響によって把握しています。これを「エコーロケーション(反響定位)」といい、視覚に代わる重要な情報源です。例えば、音が響けば近くに壁があること、音が抜けるように聞こえれば広い空間や曲がり角があることなどを判断しています。
このように、白杖の音は視覚障害者の方が周囲の状況を把握し、安全に歩行するために不可欠なものです。
求められる理解と配慮
知っててヤッてる奴は言語道断として、白杖の音をめぐるトラブルの多くは、その必要性が十分に理解されていないことから生じています。
もし、街で白杖を使っている方を見かけたら、以下の点に配慮があると、より安全で安心な社会につながるのではないかと思います。
白杖の音は、安全を守るための大切な音であることを理解すること。
そして、歩きながらスマートフォンなどを操作していると、白杖の音や視覚障害者の方の存在に気づきにくくなります。
周囲に注意を払い、安全な通行を心がけてほしいですね。
いや、これは障害者への配慮というより、常識として守ってほしいよ。
スマホ見ながら、前も気にせず歩いている奴が、もし知り合いだったら、その人とはもう付き合いたくないですね。
なにもないときでも、白状を叩いている人を見かけたら気にかけて、もし、道に迷っているように見えたり、危険な場所にいるように見えたりした場合は、「何かお困りですか?」と声をかける勇気もほしいですね。
これは、コミュ障で、不寛容で、人を見たら敵と思う(笑)私もやっています。
なお、その際は、急に体に触れたりせず、まず正面から声をかけるようにしましょう。
白杖SOSについて記事の“クレーム”について
以前、白杖のことを記事にして、視覚障害のある人が、周囲に「SOS」と伝えるとき、頭で「助けて」と叫ぶだけでは、雑踏の中で気づいてもらえない恐れもあるので、
白杖を頭上50㎝程度に掲げる
と書いたところ、
視覚障害のある人はそんなことをしない
と、まっこうから否定するコメントが入りました。
その人の知り合いの視覚障害者は、そんなことをしないからだそうです。
いやいや、個人的にそうでも、白杖を掲げることを福岡県盲人協会が1977年に考案し、2015年には岐阜市が普及啓発のためのシンボルマークを制作。そして、現在では自治体や関連団体による普及活動が活発になり、全国的に認知が広がっています。
もし、街でこの「白杖SOSシグナル」を見かけたときも、お声がけをしてさしあげしょう。
目の見えない人は世界をどう見ているのか (光文社新書) – 伊藤 亜紗
