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高齢者が抱きがちな、「昔は良かった」という懐古趣味に対し、客観的なデータや自身の価値観を交えて疑問を呈している記事が話題

高齢者が抱きがちな、「昔は良かった」という懐古趣味に対し、客観的なデータや自身の価値観を交えて疑問を呈している記事が話題

高齢者が抱きがちな、「昔は良かった」という懐古趣味に対し、客観的なデータや自身の価値観を交えて疑問を呈している記事が話題です。著者の山口明さんは65歳。「プロ童貞・現代アーティスト」という肩書がそもそも面白かったので、記事を読んでみました。

記事は、日刊ゲンダイデジタルのXアカウントが、コクハクというサイトの記事をリポストしていたので知りました。

既存のメディアが既存のメディアをリポストするというのは異例のことですから、興味深いと思いました。

プロ童貞の山口明さんは、高齢者が抱きがちな「昔は良かった」という懐古趣味に対し、客観的なデータや自身の価値観を交えて疑問を呈しています。

過去の治安や衛生環境を美化しすぎる風潮を指摘した上で、そうしたノスタルジーが現代のビジネスや政治に利用されている現状を批判的に考察しています。

かつては病気と見なされていた過去への執着に浸るよりも、未知の未来に期待を寄せる方が健全であるというのが彼の主張です。

65歳で未経験という自身の境遇を前向きに捉え、「これからが全盛期」と考える生き方の重要性を説いています。

人生の後半戦においても、過ぎ去った日々を嘆くのではなく、日々の発見や喜びに目を向けるべきだと締めくくっています。

「今よりも過去の方が良かった」なんてそれ自体が不幸

今日の情報源です。


「昔を懐かしんじゃいけねーのか。そんなもの、内心の自由で、誰にも迷惑かけないだろう」

と思われますか。

過去を美化するノスタルジーという感情には、客観的な事実から目を背けさせ、政治やビジネスによる大衆コントロールの道具として利用されるという社会的リスクがあると、プロ童貞(←って具体的にどんなことだろう)の著者は指摘しています。

たとえば、実際には近代化によって街が清潔になり、統計上の犯罪発生率が下がって治安が良くなっているにもかかわらず、「昔のような味わいが失われた」「最近は凶悪犯罪が増えた」といった、事実と異なる感覚的な嘆きが優先されてしまいます。

昔は治らなかった病気が治るようになったり、インターネットが出来るようになったりしたことも忘れないでほしいですよね。

そういうときって、「良くなったこと」は見ようとせず、不平不満だけが出てくるんですね。

しかも、その原因を合理的に正そうとするのですなく、「昔に比べたら今は悪くなった」と、時代のせいにして、結局問題解決と向き合うことから逃げているわけです。

著者は言います。

「そもそもだけど、オレに言わせれば「今よりも過去の方が良かった」と考えるなんて、それ自体が不幸だと思うのよ

 オレは65歳の今でも「この先におもしろいことがあるんじゃないか」と毎日のように思っているし、「これからモテ期が到来して、70代で初体験もあるかも?」なんて考えると0909(ワクワク)して、毎朝5時に目が覚めちゃう(笑)。」

私は同世代ですが、この気持ち、よくわかりますよ。5時には目は覚めないけど。

といっても、私も以前は、少なからず、「昔(はよかった)」にとらわれることもありました

それが変わったのは、私の学生時代の同級生がFacebookに、還暦の挨拶として、「自分には過ぎた人生だった」と書いたときです。

自慢と謙遜が込められた絶妙な表現だと思いましたが、ひるがえって自分はどうかというと、そんなセリフ、いくらミエや虚栄心を刺激しても書けません。

それほど、自分自身は不完全燃焼の不本意な人生だったと思っているわけです。

彼は浪人していたので、私より少し年上でしたが、私は「このままじゃいけない。これまでの惨めな人生を、還暦以降でなんとか取り戻したい」と、その時に思いました。

それからは、過去は、自分を奮い立たせる契機になる(する)ことはあっても、「昔は良かった」などという情緒的な振り返りをすることは2度となくなりました。

昔なんかちっとも良くないし、そもそも未来をもっと良くすればいいだけの話だ、と考えるようになったのです。

私たちは、過去ではなく今に生きており、それが未来につながるわけですから。

未来に目が向くと過去は目に入らなくなる!?


『俺たちの旅』、公開されましたが、映画はご覧になりましたか。

以前の私なら、真っ先に見に行ったと思います。

でも今は、正直それほどは……、アマゾンプライムに降りてくる頃には、もしかしたら見るかもしれませんが。

高齢者が、涙しながら見ているとか、死んだ設定にしているヨーコ(金沢碧)をモチーフにストーリーを作っているとか、そういうことを聞くとね、作品自体の完成度は高かったとしても、やっぱり過去を「振り返る」作品なんですよね。

人生振り返れるから、そういう映画で涙出来る。

いま現役で、仕事の途中である人がそれをやったら、逆に過去を思う気持ちにエネルギーを奪われてしまうような気がするのです。

誤解のないように書くと、50年前の映画やドラマを見ないわけではありません。

その時に、その価値観で作った作品だから、文芸作品として純粋に楽しめます。

でも、その設定を現在まで「リアルに」引っ張ってくるというのは、「時間軸」がモチーフになりますから、いやでも過去を思い出させ振り返らせますよね。

「昔は良かった」という振り返りは、されますか。


戦前の少年犯罪 – 管賀 江留郎

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