『ひろゆきから学んだ40の思考法~令和を生き抜くためのヒント集~』は、『西村博之のYouTube』における発言をまとめた書籍

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『ひろゆきから学んだ40の思考法~令和を生き抜くためのヒント集~』は、『西村博之のYouTube』における発言をまとめた書籍

『ひろゆきから学んだ40の思考法~令和を生き抜くためのヒント集~』は、『西村博之のYouTube』における発言をまとめた書籍です。メンタルケア、子育て、勉強、お金の4カテゴリーにて、合計40のテーマによる新たな思考法をまとめています。

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賛否いずれにしても意見を言う契機に

『ひろゆきから学んだ40の思考法~令和を生き抜くためのヒント集~』(Taka*編著、Kindle版)は、月間再生数3億回を超える『西村博之のYouTube』の発言より、Taka*さんが令和時代に役立つ合計40のテーマの思考法をまとめました。

『著名人の思考法シリーズ』というレーベルが銘打たれています。

Taka*さんは、熱心なYouTubeウォッチャーで、閲覧経験からまとめたそうです。

続ひろゆきから学んだ40の思考法~令和を生き抜くためのヒント集~
武井壮から学んだ30の思考法~令和を生き抜くためのヒント集~
カズレーザーから学んだ30の思考法~令和を生き抜くためのヒント集~
マコなり社長から学んだ30の思考法~令和を生き抜くためのヒント集~
西野亮廣から学んだ30の思考法~令和を生き抜くためのヒント集~
中田敦彦から学んだ30の思考法~令和を生き抜くためのヒント集~

それにしても、ひろゆきさんの3億回というのはすごいですね。

私自身は、ひろゆきさんについては、批判的な記事を書いたことがあります。

ひろゆきさんといえば「論破王」と言われていますが、それにあやかり、他人を「論破」したい人が増えてきているという話
ひろゆきさんといえば「論破王」と言われていますが、それにあやかり、他人を「論破」したい人が増えてきているという話です。記事は1960~70年代に放映された『ロンパールーム』という番組名を使い、論破したがりが増えたことをロンパールームと呼んでいます。
ひろゆきさんがメディアのインタビューで、「ベーシックインカムで若者を救え」と語りますが、本当に救えるのかと懐疑の声
ひろゆきさんがメディアのインタビューで、「ベーシックインカムで若者を救え」と語りますが、本当に救えるのかと懐疑の声が上がっています。僅かな給付と引き換えに、社会保障や医療費負担を打ち切ってしまえば「若者」すらも救うことはできません。
ひろゆきさんと三橋貴明さんの徹底討論が話題です。「1人産めば1000万円支給」というひろゆきさんに地動説転向したか?期待も……
ひろゆきさんと三橋貴明さんの徹底討論が話題です。「1人産めば1000万円支給」というひろゆきさんに地動説転向したか?との期待も、よくよく聞いてみるとそうではなかったという展開。それでもじっくり型にはめていく三橋貴明さんの進行があってこそでしょう。

ただ、批判する、反論するというのは、それだけ、ひろゆきさんが批判を恐れず、旗幟鮮明に論点を明確化したということでもあります。

それは、賛成するにしろ反対するにしろ、わかりやすい論争になります。

その意味で、賛否いずれにしても、なにか意見を言いたくなる契機としての価値が、ひろゆきさんの発言にはあるのでしょう。

ということで、今回は40のうち、3つについて、ひろゆきさんの「思考法」を引用しつつ、私の意見を述べてみました。

生まれてきてすいませんと謝るほど君には影響力があるのか

生まれてきてすいませんと謝るほど君には影響力があるのか
人の血を吸う蚊やウィルスならば、人類に対して生まれてきてすいませんと謝る
気持ちは分かる。しかし、それほどまでに迷惑をかける存在であっても謝罪の気
持ちなんて本来必要ない。全ての生物は謝るために存在している訳ではないの
です。生まれて来てすいませんと謝るな、何を思いあがっているのか。
あなたが生まれた事を、死ぬ事を謝罪されたとて、謝罪される筋合いも理由
もない人が、ほぼ全ての人間であることに気付かなければなりません。

この真意を読み解けたかどうかわかりませんが、たとえば相手に迷惑をかけたら、謝罪は当たり前だと思います。

ここでいうのは、もっと抽象的な、「私は迷惑をかける罪深い人間です、人類の皆さんごめんなさい」というような思いを最初から抱くことで、ああなんて自分は謙虚な人間なんでしょ、などと自惚れるな、ということだと思います。

どうも、この世の中、競争社会が熾烈なのか、自己愛の強い人がいますよね。

簡単に言うと、自意識が強い人。

それを戒めたいのかな、という気がしますね。

要するに、ここでひろゆきさんは、「あなたは世界で77億人いる人間の中の、たった一人のザコにすぎないのです。そんなに影響力はありません。思い上がらないことです」ということを言っているのだと思います。

これと似たような話で、よく、「私は生かされている、感謝」といいますよね。

ここにはふたつの問題があります。

ひとつは、「生かされている」という言い方。

その言葉が好きな人に聞きたいんだけど、いったい誰に生かされていると言いたいのかな。

神様?

プッ

77億人もいるのに、神様はいちいち、ザコのあなたが死にそうになっても死なないように見張っててくれるとでも思っているのでしょうか。

神様がいたとしても、神様は忙しいから、そんなことかまっていられないと思いますが。

周囲の人が生かしてくれてるの?

ご先祖様とか仏様関係?

人はいつか死ぬんだから、自分たちがそうであったように、ご先祖様たちも、あなたの寿命が尽きてあの世に行くのをいちいち引き止めないんじゃない?

それとも、それ以外のなにか別の力?

あなたが死んだって、少しの身内が悲しむだけで、世の中何も変わりません。

ですから、だれも、あなたを無理して生かしてなんかいませんよ。

あなたが、自分に生命力があるから生きているだけです

それが尽きたら、いくら管100本つけて延命しても、ご臨終になります。

ただ、それだけのことです。

神様から、仏様から、周囲から生かされていると思うのは、みんなが自分を守ってくれているという、自己愛の肥大化したあなたの思い上がった妄想だと思います。

あんたには、そんな人気もニーズもねえよ、ということです。

もうひとつは「感謝」ね。

嫌な言葉です。

感謝という思いが嫌なのではなく、個別の出来事で特定の相手に謝辞を言う以外の、もっと漠然とした「感謝」なら心のなかでしなさい、ということです。

わざわざ、(私は)感謝(しているのです)と、口や文章で示して他者にわかるようにアピールする必要あるのかな。

心のなかですれば十分でしょう。

これもまた、私は感謝の気持がもてる素敵な人間なのですという自己愛者のジコマンではないでしょうか。

ひらったくいうと、みんな格好つけ過ぎなんだよね。

嫌われたくないあなた、人生を損します

特定の人だけを特別扱いすると嫌われます。けれど世の中、特別扱いがある
からビジネスが成立しています。誰もが嫉妬しないようなサービスは売れません。
成功すると、お金を稼ぐと人には嫌われます。それを不幸だと感じているようでは
どうあがいても幸福にはなれません。誰に迷惑をかけるでもなく無償で何億円も
バラまいている前澤社長でも嫌われている。では前澤社長の人生は不幸かとい
うと誰よりも幸せに生きていると思う。
どう頑張っても全ての人に好かれることは不可能です。自分の人生に多大な
る影響を与える人物には好かれる努力も必要ですが、バイト先、同級生、職
場の人何名かに嫌われたとて、一切人生に悪影響はないです。八方美人で少
しでも多くの人に好かれることに時間を費やしていると他の事が出来なくなりま
す。
人生は有限です。優先順位をつけるならば自分が好きな人やモノに時間を
費やして、嫌われても良い人に時間を割くべきではありません。

外国人は知りませんが、日本人は、人に嫌われたくない、ということを気にしすぎますね。

そして、嫌われない人は「人格者」なんていわれる。

おいおい、ちょっとまってくれよ、人間なんて無謬でも万能でもないのに、その人間が他の人間の人格をいったいどんな基準で評価できるのかね。

要するに「人格者」というのは、出過ぎない、我慢してくれる、役に立つ、私欲を抑えているなど、他者にとって都合がいいだけの人なんですよね。

そんなもん、なりたいですか?

繰り返しますが、人間は無謬でも万能でもありません。

そして、ひとそれぞれ価値観があります。

立場によって、その人の存在や行動が、ありがたいか迷惑か、思いはわかれます。

何より、人間にはジェラシーやコンプレックスがありますから、問答無用に陰口を言いたくなる人もいますよね。

ですから、「人格者」とおだてられることが、嫌われることよりも立派ということではないのです。

思うに、「人格者」になるよりは、嫌われるぐらいのほうが、実は自己実現の人生を送っているのではないでしょうか。

生きる価値や生きる意味を求めない

ほとんどの人にとって生きる意味などありません。皆が熱狂するゲームを作っ
た、歴史に残る発明をした、このような偉人ですら本人がそれを生きる意味や
「いきがい」と捉えているかは分かりません。つまりいきがいなんてものはこの世に
無く、全て主観的に「自分がどう思うか」でしか無いのです。
血のにじむ努力の末に獲得したオリンピック金メダルも1万年後には誰も覚え
ていない、メダルも無に帰っている、それを無意味と取るか有意義ととるかは本
人次第なのです。であれば、人生に意味など求めず、ただがむしゃらに楽しいと
思うことに情熱を注ぎ、誰が何と言おうと自分が良いと思う人生を生きる。ここに
しか結論を見いだすことは出来ません。

ここは、私なりの留保付きで賛成します。

要するに、人がこうだからこうしたいとか、自分の生き方は無意味ではないだろうかとか、相対的な比較やネガティブな自己実現は考えなくていい、ということだと思います。

たんに、自分がこうしたい、自分の価値観がこうだからこれをやってみたい、ということは、自分自身にとっての価値や意味のあることですから、それは大いに追求した構わないと思います。

オリンピックで金メダルを取りたいから頑張る。

これはちっとも悪いことではありません。

ただし、後世がそれをどう評価するかをいちいち考える必要はないし、そんなもんそもそもわかりませんということだと思います。

……ということで、本書は、AmazonUnlimitedの読み放題リストに含まれています。

みなさんも、ひろゆきさんの「思考法」をきっかけに色々考え、自分の意見をまとめてみませんか。

このレーベルは興味深いので、また機会がありましたら、他の書籍もご紹介させていただきます。

以上、『ひろゆきから学んだ40の思考法~令和を生き抜くためのヒント集~』は、『西村博之のYouTube』における発言をまとめた書籍、でした。

ひろゆきから学んだ40の思考法: 令和を生き抜くためのヒント集 著名人の思考法シリーズ - Taka*(思考法シリーズ)
ひろゆきから学んだ40の思考法: 令和を生き抜くためのヒント集 著名人の思考法シリーズ – Taka*(思考法シリーズ)

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