『ミニマリストになって、今の汚部屋が「楽に片づくリセット術」』は、部屋をリセットするためのノウハウやマインドを解説

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『ミニマリストになって、今の汚部屋が「楽に片づくリセット術」』は、部屋をリセットするためのノウハウやマインドを解説

『ミニマリストになって、今の汚部屋が「楽に片づくリセット術」』は、部屋をリセットするためのノウハウやマインドを解説しています。「ミニマリスト&親子片付けアドバイザー 」みやかわまいかさん、佐竹真さんの共著。Kindle版です。

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「片付ける」とは「家の中が散らかってもリセットしやすいこと」

『ミニマリストになって、今の汚部屋が「楽に片づくリセット術」』は、みやかわまいかさん、佐竹真さんの共著です。

みやかわまいか(宮川麻衣香)さんの肩書は、保育士、整理収納アドバイザー、住宅収納スペシャリストの資格を持っている「片づけの専門家」です。

さて、本書のキーワードは、ミニマリスト、片付け、リセットです。

散らかった部屋を片づけることを、SNSなどでは「リセット」と呼びます。

片付けといっても、著者が標榜しているのは、モノが減ることでも、収納方法を駆使することでもなく、家の中が散らかってもリセットしやすいことです。

どこに何があるかわかるようになっていること。

物を出しても、また同じところにしまえること。

収納にぎゅうぎゅうに詰めたら、いくらそのときは見かけがきれいに片付いていたとしても、またすぐに散らかるでしょう。

無理して出したものは、もとの場所にはしまわない、と著者は指摘します。

けだし、そのとおりですね。

片付けられないというのは、そもそももとの場所に余裕を持って収納されていないから、無理して出してきたものを、もとに戻すのが億劫になってしまうことが原因です。

また、片付けることが習慣化していないと、リセットは困難ともいいます。

「さあ、片付けるぞ」と頑張ると、そのときだけはある程度片付いても、そこで息切れしてしまいます。

著者は、毎朝、15分の片付けを奨励しています。

しかも、絶対毎日ヤる、とプレッシャーを掛けてしまうと、できなかった日ができたらそれっきりになってしまうので、できない日があっても気にせず、「長く続ける」ことを心がけろといいます。

自転車乗りと同じで、いったん覚えれば、あとは強い自覚がなくても出来るようになるといいます。

著者は言います。

もし下記のことをよく感じるようなら、「今の部屋」に問題があるのかもしれません。

  • 片づけてもすぐに散らかってしまう
  • すぐにイラッとしてしまう
  • 休んでも疲れが取れない
  • 何もやる気が起きない
  • 片づけるのが面倒くさい

これらは、「汚部屋」に問題があるからです。

そこで著者は、「あなたが汚部屋から抜け出し、ストレスなくゆとりをもって暮らしたいなら、「ミニマリストの片づけ方」を実践してみませんか?」と提案しています。

では、具体的に「ミニマリストの片づけ方」とはどのようなものでしょうか。

スマホ撮影して片付けの計画をたてよう

著者は、まず客観的に家の中を見るため、片付ける前にスマホで撮影しておくことを勧めます。

具体的には、3つのメリットがあるといいます。

  1. 散らかっていた状態の汚部屋を、何度も手軽に見返すことができます。
  2. beforeとafterの写真を見比べることで、「もうあんな汚部屋に戻りたくない」と思 い、リバウンドの防止効果があります。ダイエットの写真と同じですね。

  3. 写真で見ることで、見慣れた部屋の風景でも、「他人の家」を見ている感覚になれます。
  4. 自己肯定感を得ることができます。

部屋の写真を撮って現実を見たら、次は「どんな家にしたいのか」を考え、目標を明確にするといいます。

写真撮影⇒完成の構想

これはもう、大前提です。

設計図のないプランでは話になりませんからね。

片付けについては、闇雲に行うのではなく、手順が大切といいます。

思い出深いモノや、大切なモノから片づけをすると、「手放せない」「断捨離したいのに捨てられない」「やっぱり自分は片づけができないんだ」と思ってしまうからです。
片づけをはじめる場所は、「あまり興味がなく、よく使うモノ」がある場所から始めま しょう。
例えば、文房具類や、キッチンのお箸やスプーンなど、小さなモノから片づけをして みてください。

そして、今度は反対に「次は、手元に残すモノを選」ぶといいます。

本書では、「必要なモノを選ぶ方法」が3つ枚挙されています。

写真の断捨離については、「必ず1度は整理することをおすすめします」とのこと。

なぜなら、もし自分に何かあった時に、第三者に写真を見られてしまうことがある からです。
大切な思い出の写真を選び抜くことを考えたうえで、絶対に他人に見られたくな い写真は削除して、人に見られても問題ない写真だけ残すことを意識しましょ う。
私は高校生の卒業アルバムを手放しました。
あまりいい思い出もなく、写真写りが悪かったので、思い切って手放したら心がス ッキリしました。
少し大げさかもしれませんが、写真を片づけることは、思い出を整理することに繋がります。

アルバムを片付けることで、黒歴史を整理できるわけです。

ちなみに私は、火災でほとんど焼失。

妻に至っては100%消失してしまったので、整理する手間が省けてしまったのですが、それはそれでちょっと寂しいかも。

書類や写真はクラウドサービスでデジタル管理

スマホで撮ったデジタル画像は、クラウドサービスで管理することを勧めています。

スマホでとったものではなくても、過去の紙焼きやネガ・ポジフイルムからのデジタル化ができるアプリも今は出ています。

過去のものも含めて、デジタルで管理すると、省スペースどころかゼロスペースになります。

著者は、子供の学習プリントなど書類関係の管理も含めて、無料で使える有名な4つのデジタルデータ管理クラウドサービスを本書で紹介しています。

それらは大変使いやすいと思いますが、私の場合は、Evernoteとホスティングサーバーを使っています。

Evernoteは、テキストデータでも、ワードやエクセルのデータでも、PDFでも、画像でも、動画でも、パソコンやスマホで扱う形式のデータは何でもクラウド上保存でき、そこから検索ができるメモタイプの不定型データベースサービスです。

ただ、200MBを超えるデータは扱えないので、その場合、データはホスティングサービスのスペースにアップし、そのURLをEvernoteのノートに貼り付けています。

データ保存は、何箇所にも分散すると不便になるので、私はこの2つのサービスにしぼり、それ以外のクラウドストレージサービスは使っていません。

領収書、請求書、納品書、各種お知らせなど、書類関係はすべてデジタル化すれば片付きますよ。

しかも、どこからでもアクセスできますから、自宅のパソコンでも、移動中のスマホでも、データを確認できます。

収納は見た目より戻しやすさを重視

本書は言います。

家の中がきれいになると、こころにゆとりができるので、家族も自分自身も笑顔で過ごすことが増えると。

著者は、片付けはまず小さな場所から始め、収納は見た目より戻しやすさを重視することを改めて強調しています。

もちろん、戻しやすいということは、物の絶対量を増やさないこと。

たとえば、洋服は何枚と決めたら、新しいものを1点買ったら、ところてん式に1点は処分する、ということも必要です。

人間には、物欲やこだわりがありますから、片付けというのは、地味ながらも難しい作業です。

いろいろな方のノウハウを参考に、とにかく実践してみることだと思います。

本書は、その意味でもご一読をおすすめします。

AmazonUnlimitedの読み放題リストに入っています。

以上、『ミニマリストになって、今の汚部屋が「楽に片づくリセット術」』は、部屋をリセットするためのノウハウやマインドを解説、でした。

ミニマリストになって、今の汚部屋が「楽に片づくリセット術」: 【ミニマリストの整理法】 - 「ミニマリスト&親子片付けアドバイザー 」みやかわまいか, 佐竹 真
ミニマリストになって、今の汚部屋が「楽に片づくリセット術」: 【ミニマリストの整理法】 – 「ミニマリスト&親子片付けアドバイザー 」みやかわまいか, 佐竹 真

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