「治験のバイト」という言葉を聞いたことはありますか?新薬開発に協力することで報酬が得られるため、近年注目を集めています。しかし、治験に参加するには不安や疑問も多いはず。そんな治験の初心者に向けて、必要な知識と心構えを分かりやすく解説したのが、杉原賢著『医薬品等の「治験のバイトに参加する」時に読む本!』です。
わたしたちが、病院の治療や、薬局で購入する市販薬なとの医薬品は、開発から使われるようになるまで、大きく分けて以下の4つのプロセスを経ています。
1. 基礎研究
2. 非臨床試験(動物実験)
3. 臨床試験(治験)ヒトで薬の有効性や安全性を確認し、用法・用量を決定する。第I相試験、第II相試験、第III相試験の3つの段階を経て、段階的に評価。
4. 承認申請・製造販売
「3」の治験は、さらに3つのステップに分けられます。
第I相試験……健康な人に少量の薬を投与し、安全性や体内での動きを調べます。
第II相試験……少数の患者に薬を投与し、有効性や安全性を調べ、用法・用量を検討します。
第III相試験……多数の患者に薬を投与し、有効性や安全性を最終的に確認します。
この、第◯相試験は、あらかじめ登録している治験者から適した人が選ばれます。
つまり、治験とは、新薬のモニターです。
医療現場に導入する前に、実験台になることです。
良く言えば、新しい薬をひと足早く試せるだけでなく、その対価(負担軽減費といいます)ももらえます。
「負担軽減費」という名目なのは、本来治験はボランティアなので、「報酬」とは言わないのです。
健康食品(サプリメント)にも検査はありますが、こちらは「治験」ではなく「臨床試験」といいます。
いずれにしても、それらはお金が動くので、それを「職業」にする人もいて、これまでにも、治験の謝礼で食べているという「プロ治験者」、「副業」として治験を行っている人の体験をまとめた書籍をご紹介したことがあります。
『職業治験』人体実験のプロが得たものと失ったものは? https://t.co/1PFBPzRscM #治験
— 戦後史の激動 (@blogsengoshi) March 27, 2025
副業治験バイト高額コロナ寝ながら日給1万円以上稼げた超副業(現役大学生T、もふねこ出版) https://t.co/khd4ETLJpA
— 戦後史の激動 (@blogsengoshi) March 27, 2025
「プロ」「職業」「副業」などと言っても、プロ野球やJリーグと違い、どこかと年俸契約をするわけではありません。
自分で治験に参加して、「負担軽減費」としてもらうお金稼ぎを本職とすするのです。
今回は、治験を行う側(製薬会社)に在籍していただけでなく、自身も治験に参加した経験があるフリーライターが、その経験に基づいて治験の概要や最新情報などを紹介し、さらに読者の疑問や不安に丁寧に答えています。
本書の概要
本書の主な内容は以下の通りです。
1.治験とは何か?:治験の目的、種類、安全性など、基本的な知識を解説
2.治験に参加する流れ:募集情報の探し方、応募から参加までの具体的なステップ
3.治験の注意点:リスク、副作用、拘束時間など、事前に知っておくべき情報
4.治験の体験談:実際の参加者の声を紹介し、治験のリアルな様子を伝えます
5.Q&A:読者から寄せられた質問に、著者が丁寧に回答
本書の特徴は、私が思うに以下の3つが挙げられると思います。
・解説が分かりやすい……専門用語をできるだけ避け、図表やイラストを多用することで、初心者でも理解しやすいように工夫されています。
・実践的な情報……治験の募集サイトや、実際に参加する際の持ち物など、すぐに役立つ情報が満載です。
・読者の不安に寄り添う姿勢……著者の体験談やQ&Aを通して、読者の不安や疑問に丁寧に答えています。
ということは、「治験、やってみようかな」「どんなものなんだろう」という関心のある方にピッタリの情報ということです。
本書をおすすめしたい人と得られること
??猫の「宿命の病」腎臓病に対する新薬開発が進行中!
?猫の腎臓病に対する新薬の治験が来月から開始
?早ければ令和9年(2027年)春に実用化予定
?凍結乾燥したAIMを投与する計画で台湾に製造拠点も確保
?価格は抑えて、誰でも手の届く医療を目指す
?人間の腎臓病への応用にも期待が高まる https://t.co/VDWkWMmM3j pic.twitter.com/yOtxJvw9i7— 茶とらーず??猫の役立つ情報発信 (@redtabbycats) March 22, 2025
そこで、AI(Gemini)に、「本書をおすすめしたい人」と「本書から得られること」を聞いてみました。
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【本書をおすすめしたい人】
治験のバイトに興味があるが、何から始めたら良いか分からない人
治験のリスクや注意点について詳しく知りたい人
治験の体験談を聞いて、実際の様子を知りたい人
治験に関する疑問や不安を解消したい人
【本書から得られること】
治験に関する正しい知識
治験参加への具体的なステップ
治験の注意点とリスク
実際の治験の様子
治験に対する安心感
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薬は、開発に数年から数十年かけ、動物に毒性試験や薬物動態試験などを行って、治験の段階では当然ですが安全性はかなり配慮されています。
が、過去には最悪亡くなった例もあることが紹介されています。
薬は病気を治すものですが、人間にとっては異物ですから、治す作用だけでなく副作用もあるのです。
私は、ネットでよく登録者の募集があるので、登録したことはありますが、まだ参加した経験はありません。
何度も通院したり、何泊も泊まりだったりするので、なかなか時間が取れないのです。
みなさんは、治験のご経験はありますか。治験をやってみたいと思われますか。
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