怪しい壺買ったら、中から美少女が出てきた話。(根田啓史作画)は、ニートが壺の精美少女との暮らしで自分を変えていく話

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怪しい壺買ったら、中から美少女が出てきた話。(根田啓史作画)は、ニートが壺の精美少女との暮らしで自分を変えていく話

怪しい壺買ったら、中から美少女が出てきた話。(根田啓史作画)は、ニートが壺の精美少女との暮らしで自分を変えていく話です。紙の書籍化はされておらず、Kindleなど電子書籍としてのリリースですが、多くのファンに支えられています。

『怪しい壺買ったら、中から美少女が出てきた話。』は、根田啓史さんの漫画です。

Kindle版など電子書籍としてネット上で販売されています。

AmazonUnlimitedの読み放題リストに含まれています。

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願いを叶えてもらわなくても自己実現を果たす話

怪しい壺買ったら、中から美少女が出てきた話。(根田啓史作画)は、「過去の失敗で、社会の枠組みから外れたままおじさんになってしまった主人公のたかしが、怪しい壺の精のアーヤと出会って、少しずつ自分の良いところに気付いて再成長していく話」(作者のツイートより)です。

自分に自信が持てず、ニートとして暮らしている男性・たかしが、ネットショップで誤ってタップした壺から、なんと「願いを叶えさせてください」という壺の精の美少女・アーヤが飛び出しました。

しかし、彼女は願いを叶えるどころか失敗ばかり。

たとえば、料理を作っても焦がしてしまいます。

仕方ないので、たかしは自分が作ってみたら、上手な卵焼きができました。

事程左様に、彼女がドジを踏めば踏むほど、実は自分がデキる人であることを発見。

日雇いの労働者だったたかしは、旨い卵焼きを出す定食屋をやりたいと思うようになり、調理学校に通うようになります。

また、彼女に対する気遣いが、人間的な成長にもつながっています。

「お前が来てさ俺、自分に沢山発見があった。全く自分に縁がないと思ってたことまで…」

「お前と朝の散歩してなかったら、家の近くに公園があるの知らなかったし。お前のこと考えなかったら、液までの道にケーキ屋があったなんて気づかなかった」

たかしは、具体的に何かを叶えてもらわなくても、アーヤがいることで自己実現を果たしていくのです。

そんな日々が描かれています。

本書によれば、「この漫画は、アーヤとたかしが少しずつ幸せを手にしていく話です」とのことです。

発表は電子書籍

第1巻の「あとがき」で、作者の根田啓史さんは、こう書いています。

この漫画。初出が2020年の4月でしたので、コミックスが出るまで二年かかってしまいました。
実は紙出版のお話頂いたりしてそこで待ったりしており……
でも結局折り合いがつかず紙ではたぶん出ません。

漫画の出版契約は詳しくありませんが、一般的な書籍の契約ですと、たとえば初版の一部を買い取れとか、出版社の権利が強い契約内容とか、印税が安いとか、そんなところでしょうか。

将来アニメ化されたときの権利とか、キャラクターグッズ作ったときなどの権利でも揉めたりしますね。

FANBOXでは、漫画の先行配信や、限定イラストの公開などを行っているそうです。

根田啓史|pixivFANBOX
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FANBOXというのは、これから世に出ようという漫画家や、ネットの世界でがんばろうという漫画家などを支えるコミュニティです。

サイトでは、「支援者からの継続的な支援でクリエイターを支えるファンコミュニティです。」と定めています。

漫画家は支援金という定期収入を得、ファンは創作の裏話や特典の提供を受けたりする場です。

漫画家は、漫画の原稿料や書籍の印税で食べていくものと思いましたが、ネットではこういう稼ぎ方もあるんですね。

もっとも、本書はAmazonUnlimitedの読み放題リストに含まれているので、同サービスの利用者は新たな課金はありません。

本作は、ツイッターで読むこともできますね。


SNSで発表した漫画が大ヒット作になるのは、『妻、小学生になる。』で実証済みです。

『妻、小学生になる』(村田椰融、芳文社)は、10年前に亡くなった妻が、ある日生まれ変わった小学生になって帰ってきた話です
『妻、小学生になる』(村田椰融、芳文社)は、10年前に亡くなった妻が、ある日生まれ変わった小学生になって帰ってきた話です。 『週刊漫画TIMES』にて不定期連載され、2022年1月21日からTBSテレビにてテレビドラマ化されています。

ですから、まだ本作が紙で出る可能性はあると思いますが、電子書籍としてリリースされるのも悪くありませんよ。

紙媒体は、場所コストがかかりますから、たとえば図書館とか公共施設の待合室とかに置かれても、いずれは新しい書籍に置き換えられて消えていきます。

一方、電子書籍は、場所を取りませんから、たぶんデジタルという伝達手段が時代的役割を終えない限りは残ります。

今はまだ、書籍上梓の評価は、紙>電子かもしれませんが、おそらくは今後その見方も変わるし、そもそも「残る」のは電子の方だと思います。

自己肯定感の低いあなたが感情移入できるストーリー


率直に述べると、壺から怪しい壺の精が出てくるというストーリーは、それほど新機軸というわけではありません。

また、登場人物がほぼ2人なので、群像劇的な「それぞれのキャラクターの生き様」を追いかけるという広がりもありません。

ただ、単純にアーヤが何かを叶えてストーリーが動くのではなく、アーヤ自身は何も叶えないのにたかしが自己実現するというのは、使い古された展開ともいいきれず、さりげなく「深い」感じがします。

読者の予想や期待を大きく裏切る展開にはなりそうもありませんが、逆にそれが安心して感情移入できます。

たしかに、自己肯定感の低い人が多いと言われる私ももちろん含めた現代人には、誰かが何かをしてくれるのではなく、自分が何かをすることで自信を取り戻せる道筋がほしいところ。

それを見守ってくれる人がいたらなあと思うことはありますね。

そんな心地よい日々を疑似体験できるのが本作と言えるでしょう。

いかがですか。未見の方はぜひご覧になってください。

以上、怪しい壺買ったら、中から美少女が出てきた話。(根田啓史作画)は、ニートが壺の精美少女との暮らしで自分を変えていく話、でした。

怪しい壺買ったら、中から美少女が出てきた話。(1) - 根田啓史
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