映画になった奇跡の実話これが美談の真相だ Kindle版

映画になった奇跡の実話これが美談の真相だ（鉄人社編集部著、鉄人社）は、奇跡のような実話をベースに作られた85作の真相を解説。たとえば、スプリームスを描いた『ドリームガールズ』のモデル、感動の裏側、関係者のその後などを追っています。

『映画になった奇跡の実話これが美談の真相だ』は、鉄人社編集部によって鉄人社から出版されました。

本書はKindle版をご紹介します。

実話をもとにした感動の名作映画は、国内外で公開されていますが、ストーリーに感動しながらも、実際にこうだったのか、といささか気になることもあります。

映画ですから、エンターテイメントとしてまとめられているのでしょうが、では真相はどうだったのか。

名作35タイトルについて、その真相を明らかにしたのが本書『映画になった奇跡の実話これが美談の真相だ』です。

以下、目次をご紹介しますが、この記事ではその中で、『ドリームガールズ』について焦点を当ててみたいと思います。

本書は2022年09月27日現在、AmazonUnlimitedの読み放題リストに含まれています。

『ドリームガールズ』の虚実
国内外の作品を網羅

『ドリームガールズ』の虚実

先だって、2023年2・3月に上演されるブロードウェイ・ミュージカル『ドリームガールズ』日本版プロダクションの全キャストが明らかになりました。

望海風斗主演のミュージカル「ドリームガールズ」、追加キャストに福原みほ・村川絵梨・sarahttps://t.co/PZVAXRCUfS pic.twitter.com/XjqzxLZNyL

— ステージナタリー (@stage_natalie) August 29, 2022

「日本版」というように、『ドリームガールズ』（2006年～2007年）は、もともとアメリカのミュージカル映画です。

『ドリームガールズ』エディ・マーフィー？え？こんなに歌上手いの？ビヨンセ美しい?！ダイアナ・ロスのモデルという大役はプレッシャーあっただろうなぁ?ジェニファー・ハドソン迫力ある歌唱力素晴らしい！ソウルミュージック好きな方は是非！鳥肌もんです！ pic.twitter.com/0TDlp0Vmma

— chiyomi★映画＆ドラマ垢 (@chiyomik1) October 1, 2018

1960年代のアメリカを舞台に、デトロイトの黒人系レーベルで一世を風靡したモータウンの所属コーラスグループ、スプリームス（ダイアナ・ロス、メアリー・ウィルソン、フローレンス・バラード）が歩んだ栄光と挫折、再生が描かれています。

メンバーのメアリー・ウィルソンが上梓した自伝『Dreamgirl: My Life As a Supreme』がベストセラーになり、それが1981年にアメリカ・ニューヨークで初演。

スプリームスを好きになった頃動画もなくジャケ写の真ん中にいるのが魅惑の歌声ダイアナ・ロスと思っていた
しばらくしてクラスメイトにダイアナは右だと教えられ…えっ？！
ルックスはメアリー推しの思春期15才の自分
あれからいまも変わらず好きなスプリームス
メアリー・ウィルソンの冥福を祈ります pic.twitter.com/fnGd5ql8Am

— 永井ホトケ隆 (@burnet6629) February 9, 2021

翌年のトニー賞で6部門を受賞し、2006年に映画化もされました。

ただし、本書の趣旨に沿って結論から述べると、公然としている事実関係と若干相違はあり、映画は原案を下敷きにした創作と割り切った方が良いでしょう。

ただ、黒人系グループが、白人市場主義のアメリカで、どうやってポピュラリティを獲得したかは、おそらく映画が実際と重なる点もあるでしょうし、大変興味深く描かれています。

Dreamgirls – Long Version https://t.co/5JrZKoCT0b @YouTubeより

— 赤べコム (@akabecom) September 19, 2022

ディーナ（ビヨンセ・ノウルズ）、エフィ（ジェニファー・ハドソン）、ローレル（アニカ・ノニ・ローズ）の3人による無名の女性グループ『ドリーメッツ』が物語の中心人物です。

『ドリームガールズ』（2006年、米）より

中古車事業とジミー（エディ・マーフィ）のプロモーションを兼任するカーティス（ジェイミー・フォックス）に、ジミーのバックコーラスをドリーメッツが要請されるところから物語は始まります。

『ドリームガールズ』（2006年、米）より

ジミー＆ドリーメッツの曲は、カーティスのプロモーションが奏効したことで、黒人メディアでは上位にランクされましたが、すぐにメジャーなメディアをバックにした白人にパクられてしまいます。

黒人の音楽を、白人に奪われてきた歴史はこれまで続いてきたことです。

それをひっくり返したいカーティス（ジェイミー・フォックス）は、本業である在庫の自動車を叩き売って金を作り自らレーベルを設立。

『ドリームガールズ』（2006年、米）より

局に金をバラまいてパブリシティし、強引にブレイクさせます。

これを成功体験として、カーティス（ジェイミー・フォックス）は金と契約で人を縛り、独断で事を進めるようになります。

ドリーメッツは、ジミーのwithを卒業させてドリームズとして一本立ちさせますが、カーティスは当初エフィがお気に入りのように見えましたが、「リードボーカルはエフィではなくディーナでいく」と発表。

エフィ（ジェニファー・ハドソン）がわがままな振る舞いを繰り返すようになると、カーティス（ジェイミー・フォックス）は容赦なく解雇し、ミシェル（シャロン・リール）を加入させます。

こうした強引さに、ジミー（エディ・マーフィ）も、エフィの兄でドリーメッツの振り付けや作曲を担当してきたホワイト（キース・ロビンソン）も、カーティス（ジェイミー・フォックス）から離れていきます。

そして、ディーナ（ビヨンセ・ノウルズ）とも、仕事の方向性を巡って齟齬が生じますが、カーティスは契約だからと彼女を押さえつけます。

一方、脱退したエフィ（ジェニファー・ハドソン）は、やはりカーティスと袂を分かった兄のホワイト（キース・ロビンソン）作曲による歌が、黒人メディアを通してヒットします。

が、あろうことか、カーティス（ジェイミー・フォックス）は、それをパクった上で彼女の歌を流さないよう放送局に金を積みます。

かつて一緒にやってきたのに……。

白人市場主義に反発して頑張ってきたはずのカーティスですが、いつのまにかその初志を忘れ、今度は自分が白人と同じことをしていたのです。

自由な表現を、契約やお金で縛ることも、クリエイターの精神を踏みにじるものでした。

ディーナ（ビヨンセ・ノウルズ）はカーティスとの別れを決意。

カーティスによる妨害の証拠を、エフィ側に渡します。

そして、カーティスは2度とエフィを妨害できないよう弁護士から釘を刺されます。

結局、ドリームガールズは解散しますが、最後の舞台はエフィを加えた4人で歌います。

本作を実際のスプリームスにあてはめると、ルックスが一番よいディーナ（ビヨンセ・ノウルズ）がダイアナ・ロス。

ルックスでは負けるけど声は一番のエフィ（ジェニファー・ハドソン）はフローレンス・バラード。

彼女がディーナに嫉妬した、というストーリーは現実に近いかも。

本書によると、カーティスとして描かれたベリー・ゴーデｨー・Jrは、最初からフローレンス・バラードではなく、ダイアナ・ロスがお気に入りだったそうです。

ベリー・ゴーデｨー・Jrの自伝『モータウン、わが愛と夢』の中では、ダイアナ・ロスとは男女の関係にはなれなかったものの、一晩だけともにできたと暴露しているそうです。

ただ、それは評価の問題で、私はフローレンス・バラードのルックスが3人の中で特に悪いとは思えませんし（むしろ一番いいのでは？）、メアリー・ウィルソンには愛らしさがあるし、映画の中のセリフにも出できましたが、失礼ながらダイアナ・ロスこそ、2人に比べてただ「骨ばった」ように見えてしまうのです。

結末は、フローレンス・バラードも含めて4人で大団円ということになっていますが、これはもう、本書にも書かれていますが完全な創作です。

実際のフローレンス・バラードは、スプリームスを離脱した後は再結成したわけではなく、不遇なまま若くして亡くなっています。

スプリームスは全盛が1960年代後半といわれますが、その後黒人シンガーの頂点に立ったといわれるダイアナ・ロスと、悲運のフローレンス・バラードは何が明暗を分けたのか、やはり気になるところではあります。

いずれにしても、ミュージカル映画というと、唐突に歌が入ることで興ざめなシーンが少なくなかったのですが、この映画は歌とセリフが融合しているので、展開に中だるみが全くありません。

本作は論より証拠で、まずはご覧ください。

国内外の作品を網羅

本書目次をご紹介します。

いかにもりだくさんであるかがわかります。

巻頭カラーグラビアは、まさにカラー画像になっています。

国内だけでも国外だけでみなく、国内外を網羅したというのが本書の特徴ですね。

そして、「はじめに」も「あとがき」もありません。

要するに、本文だけで十分コンテンツとして訴求力がある、と編集部が自認しているということです。

巻頭カラーグラビア
2 グリーンブック
黒人ピアニスト、ドン・シャーリーと白人運転手トニー・リップが人種差別と闘い敢行した1962年、アメリカ南部コンサートツアー
8 フォードvsフェラーリ
1966 「ル・マン24時間レース」で絶対王者フェラーリを破ったフォードの意地とプライド
14 ボヘミアン・ラプソディ
夭折の天才ボーカリスト、フレディマーキュリーに関する映画とは違う6つの真実
20 インビクタス/負けざる者たち
ネルソン・マンデラと「スプリングボクス」が勝ち取ったラグビーワールドカップ初出場初優勝の栄冠
26 最強のふたり
映画以上に深く結ばれていた大富豪の障害者フィリップと介護人の黒人青年アブデルの絆
3 マネーボール
弱小アスレチックスを常勝球団に育て上げたビリー・ビーンの野球革命
38 ザ・ファイター
劇中では一切描かれないミッキー・ウォード引退前の死闘伝説
44 フラガール
潰れかけの炭鉱と踊り子たちが起こした奇跡

第1章ヒーロー
62 ロッキー
スタローンがインスパイアされた世界ヘビー級タイトルマッチ「アリVSウェプナー」の番狂わせ
68 ファースト・マン
人類で初めて月面に立った男、ニール・アームストロングのクールすぎる実像
78 ハドソン川の奇跡
乗員乗客155人の命を救った「USエアウェイズ1549便不時着水事故」のミラクル
84 ハクソー・リッジ
沖縄戦の英雄デズモンド・ドスは「前田高地の戦い」で何を体験したか
90 42～世界を変えた男～
戦後初の黒人メジャーリーガージャッキー・ロビンソンが残した遺産
96 ミルク
ゲイ社会の殉教者ハーヴェイ・ミルクその生と死
102 ソハの地下水道
元銀行強盗の下水道労働者レオポルド・ソハが戦時下でユダヤ人を匿い続けた理由
108 アンタッチャブル
“アル・カポネ逮捕の立役者”捜査官エリオット・ネスの偽りのヒーロー像
114 ビューティフル・マインド
映画とはまるで違うノーベル賞受賞の天才数学者ジョン・ナッシュの複雑怪奇な素顔
120 イミテーション・ゲーム
エグニマと天才数学者の秘密第二次世界大戦を終結に導いた英雄アラン・チューリングのあまりに哀れな末路

第2章挑戦
128 世界最速のインディアン
62歳でオートバイ史上最速記録を更新した伝説のライダー、バート・マンロー
134 パッドマン 5億人の女性を救った男
変態呼ばわりされながら、安価で衛生的なナプキン開発に尽力したインド人男性ムルガナンダムの功績
140 ライトスタッフ
孤高のパイロットチャック・イェーガーと、「マーキュリー・セブン」の誇り高き挑戦
146 アタック・ナンバーハーフ
「サトリーレック」がタイ国民にもたらしたLGBTへの意識改革
152 オールド・ルーキー
35歳でメジャーデビューを果たしたジム・モリス投手の伝説
158 カノ 1931海の向こうの甲子園
日本統治下の台湾代表、嘉義農林が成し遂げた甲子園準優勝の快挙
164 ビリーブ未来への大逆転
米最高裁女性判事ルース・ギンズバーグが挑んだ性差別との闘い
170 ザ・ウォーク
WTCのツインタワーを命綱なしで渡った大道芸人フィリップ・プティの華麗なる犯罪
178 ストレイト・ストーリー
100年間音信不通の兄に会うために時速8キロの芝刈り機で往復770キロの旅に出たアルヴィン爺さんの挑戦
184 オリ・マキの人生で最も幸せな日
映画では一切語られない挑戦者オリ・マキと王者デビー・ムーアの真逆の運命

第3章不屈
192 ザ・ダイバー
黒人で初めて〝マスター・ダイバー”の称号を得た不屈の男、カール・ブラシア
198 レイジング・ブル
ボクシング界の異端児ジェイク・ラモッタの栄光と自滅
204 エリン・ブロコビッチ
大手企業から史上最高額の和解金を勝ち取ったシングルマザーの笑えないその後
210 トランボハリウッドに最も嫌われた男
「赤狩り」に屈しなかった脚本家ダルトン・トランボの気骨と信念の生涯
218 暁に祈れ
タイの刑務所で地獄を体験したイギリス人ボクサー、ビリー・ムーアの絶望と再生
224 黒い司法 0％からの奇跡
黒人弁護士スティーブンソンが黒人死刑囚マクミリアンの冤罪を晴らすまで
203 フィラデルフィア
トム・ハンクス演じる主人公のモデルになった同性愛者でエイズの弁護士2人の実話
236 ヴェロニカ・ゲリン
麻薬組織を壊滅に追い込んだ女性ジャーナリスト、ヴェロニカ・ゲリンの最期
242 ソウル・サーファー
片腕喪失の悲劇からカムバックを果たしたベサニー・ハミルトンの不屈
248 トンネル
ベルリンの壁の下、西へ抜ける脱出路を掘った男たちがいた

第4章絆
256 英国王のスピーチ
映画では描ききれなかったジョージ6世と言語療法士ローグの深い絆
262 ラッシュ/プライドと友情
伝説のF1レーサー、ジェームス・ハントとニキ・ラウダの劇中とは異なる友情関係
268 グラン・ブルー
モデルになったダイバー2人の仲は映画によって引き裂かれた
274 ハナ奇跡の4日間
1991年世界卓球選手権で「統一コリア」のダブルスは決勝で中国に負けていた
280 タイタンズを忘れない
白人黒人混成の高校フットボールチームは映画で脚色が必要なほどの強豪だった
286 ロレンツォのオイル/命の詩
難病の息子を救うため治療法発見に奔走したオドーネ夫妻に映画公開後、非難が殺到
292 ザ・ハリケーン
黒人ボクサー、ルービン・カーターの冤罪が晴れるきっかけは黒人少年が出した
1通の手紙だった
298 ユア・マイ・サンシャインHIVに感染した売春婦と彼女を愛し続けた夫の苛酷なその後
304 コーチ・カーター
犯罪都市の高校バスケ部監督ケン・カーターが選手に説いた「100年後の可能性」
310 ミュージック・オブ・ハート
音楽教師ロベルタとNYハーレムの小学生が起こしたミラクル
316 しあわせの隠れ場所
NFL名プレイヤー、マイケル・オアーと主婦リー・アンが出会った感謝祭の夜の奇跡
322 大統領の執事の涙
8人の大統領に仕えたホワイトハウスの黒人執事、ユージン・アレンの半生
328 ラビング愛という名前のふたり
「異人種間結婚」を勝ち取ったラビング夫妻の闘い
334 南極物語
タロとジロ、奇跡の生還劇の舞台裏
340 君への誓い
映画のモデル、カーペンター夫妻に待っていた苦い結末
346 ハチ公物語
映画で大幅に改変された真の「忠犬ハチ公」伝説

第5章ドリーム
354 シンデレラマン
誇張と脚色が加えられたジム・ブラドックのボクシング史上最大のジャイアントキリング
360 ボビー・フィッシャーを探して
チェスの天才少年ジョシュは太極拳の世界王者になっていた
366 プリティ・リーグ
主人公ドティのモデルになった2人の花形女子プレイヤー
372 クール・ランニング
ジャマイカのボブスレーはカルガリー五輪の”大クラッシュ”に始まった
378 幸せへのキセキ
主人公ベンジャミンが動物園を買った本当の理由
384 シービスケット
アメリカ大恐慌時代を駆け抜けた伝説の名馬シービスケットと主戦騎手ポラードの実録物語
390 遠い空の向こうに
宇宙を夢見る高校生4人組「ロケットボーイズ」はこうして地元炭鉱町の希望の星になった
396 ジャージー・ボーイズ
アメリカ音楽史に輝く稀代のヒットメーカー、フォー・シーズンズの光と闇
402 ドリーム
ドラマチックに改変されたNASA 黒人女性職員のサクセス・ストーリー
408 パイレーツ・ロック
1960年代半ば、2千万人以上のリスナーを魅了した海賊放送局「ラジオ・キャロライン」の熱狂
414 ドリームガールズ
映画のモデルになった黒人女性グループ「ザ・スプリームス」の栄光と挫折

第6章アンビリバボー
422 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
16歳の天才詐欺師が歩んだウソのような本当の人生
428 フィリップ、きみを愛してる!
ゲイの恋人に会うため詐欺師スティーヴンが使った脱獄手口
434 レインマン
モデルになった「サヴァン症候群」患者キム・ピーク、その驚異の記憶力
440 ターミナル
トム・ハンクス演じる主人公のモデルは仏ド・ゴール空港で1年間暮らしたイラ
446 ラスベガスをぶっつぶせ
マサチューセッツ工科大学の学生が6億円を荒稼ぎしたブラックジャック必勝法
452 リリーのすべて
世界初の「性別適合手術」を受けた男性とその妻の驚くべき実生活
458 奇跡の詩
「ランサ航空508便墜落事故」唯一の生き残り少女に待ち受けていた過酷なその後
464 LION ライオン 25年目のただいま
オーストラリアへ里子に出された5歳の少年が故郷を見つけ出すまで
470 そして父になる
映画のモチーフになった「取り違えられた新生児」2人のその後
476 カレンダー・ガールズ
白血病研究の寄付のため自身のヌードカレンダーで30万部を売り上げた平均年齢5歳のイギリス婦人たち
482 セッションズ
童貞卒業を願った重度障害者の男性と、セックス・サロゲートの女性の “セッション”

第7章運命
490 潜水服は蝶の夢を見る
元『ELLE』誌編集長が20万回の瞬きで綴った奇跡の手記
496 ワールド･トレード・センター
9・11の生き埋め地獄から奇跡的生還を果たした2人の警察官
502 裸足の1500マイル
豪政府による隔離政策の犠牲になったアボリジニの混血少女たち
508 サウンド・オブ・ミュージック
映画とはまるで異なる主人公マリアとトラップ一家の激動の人生
514 全身不随と30年間闘った
ラモン・サンペドロの偉大なる尊厳死
520 炎のランナー
1924年パリ五輪の英国人金メダリスト、エイブラハムスとリデルの劇中では描かれないその後
526 レナードの朝
嗜眠性脳炎の治療法を開発した医師オリバー・サックスと、長い眠りから覚めた患者たち
532 ダラス・バイヤーズクラブ
エイズ治療薬を密輸して自分と仲間を助けた男の実像
538 それでも夜は明ける
1年間、奴隷生活を強いられた「自由黒人」ソロモン・ノーサップの苦闘