「ながらスマホ」といえば、食事中、歩きながら、寝る前のベッドの中……。もはや現代人の日常生活に深く浸透した光景です。

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「ながらスマホ」といえば、食事中、歩きながら、寝る前のベッドの中……。もはや現代人の日常生活に深く浸透した光景です。

「ながらスマホ」といえば、食事中、歩きながら、寝る前のベッドの中……。もはや現代人の日常生活に深く浸透した光景です。スマホが便利なツールであることは間違いありませんが、この習慣が脳にどのような影響を与えるのか、気になったことはないでしょうか。

「ながらスマホは脳に悪い」という言葉を耳にしたことがある方も多いでしょう。

今回は、脳科学の観点からこの都市伝説を調べてみました。

「ながらスマホ」が危険と言われる理由


報道によると、今年は「ながらスマホ」による事故が過去最多の数になってしまったそうです。

「ながらスマホ」による事故は、「ながらスマホ」が脳に悪影響を与えた結果として起こることなのです。

私たちの脳は、マルチタスクが苦手なようにできているといいます。


複数のことを同時に処理しているように感じていても、実際には脳が高速でタスクを切り替えているだけなのです。

この切り替えのたびに、脳には「スイッチングコスト」と呼ばれる負荷がかかります。

専門的には「タスクスイッチング」と呼ばれるこの現象は、集中力の低下やパフォーマンスの悪化を招くことが知られています。

脳の司令塔「前頭前野」への影響

特に影響を受けるのが、前頭前野と呼ばれる脳の領域です。

前頭前野は「脳の司令塔」とも呼ばれ、判断力、計画力、感情のコントロール、集中力といった重要な機能を担っています。

驚くべきことに、スマホのようなスクリーンがあるデバイスを操作しているとき、この前頭前野はあまり活発に働かないことが脳科学の研究でわかってきました。

そして、前頭前野は「使えば育つが、使わなければ衰える」という性質を持っています。

東北大学の研究チームが行った調査では、1日3時間以上スマホを使用する子どもは、睡眠時間や勉強時間を確保していても、成績が平均未満にとどまるという衝撃的な結果が出ています。

発達期の脳に適切な負荷がかからず、スマホへの依存が前頭前野の発達を阻害している可能性が指摘されています。

これは大人にも当てはまる話で、加齢とともに萎縮する前頭前野の衰えを早めるリスクも考えられるのです。

「ながら」がもたらす危険性と「依存」の仕組み

マルチタスクがもたらす弊害は、歩きスマホのような物理的な事故リスクにも顕著に現れています。

警察庁のデータによると、「ながらスマホ」による死亡・重傷事故は増加傾向にあり、スマホ不使用時と比較して死亡事故率は約3.4倍に跳ね上がります。

また、私たちがついスマホを手放せない背景には、脳内物質ドーパミンの仕組みが関係しています。

新しい情報を得るたびにドーパミンが放出され、脳は「ご褒美」を得たような状態になるため、次から次へと情報を求めてしまうのです。

これは、テクノロジー企業が意図的に利用している「依存症ビジネス」の側面もあり、より深刻な問題と言えるでしょう。

すべてのスマホ利用が悪いわけではない

ここで注意したいのは、スマホ利用のすべてが「悪」というわけではないという点です。

高齢者を対象とした研究では、能動的な情報検索や、コミュニケーションが認知機能の維持に役立つ可能性も示されています。

重要なのは、漫然と受動的に使い続ける習慣を断ち切り、目的を持って能動的に活用することです。

私がいつも批判しているショート動画や、流れてくるSNSのポストをなんとなく見続ける時間を減らし、自分にとって必要な情報を検索したり、調べたことを自分の頭で考えたりする作業だけに使用を限定することが脳の健康を守ります。

つまり、使い方次第ということです。

「ながらスマホ」を卒業するために

脳の健康を守るためには、まず自分の使用状況を可視化してみることが第一歩です。

AI(deepseek)に尋ねたところ、スマホのスクリーンタイム機能で利用時間を確認し、以下のような対策を提案しました。

・通知をオフにする:不要な通知は集中力の大敵です。
・使用する場所や時間を決める:「寝室に持ち込まない」「食事中は触らない」など、ルールを作りましょう。
・物理的に距離を置く:ポケットに入っているだけでも脳はその存在を意識し、集中力を削ぎます。勉強や仕事中は別室に置くのが理想的です。

そして、必要のないときに「なんとなく」見ることはしない。調べ物やメール確認など、目的があるときだけ使う、ということが何より大切だと思います。

結論としては、「使われる」のではなく、自らの意思で「使いこなす」という意識を持ち、スマホと上手に付き合っていくことが、これからの私たちに求められていることです。

「ながらスマホ」によって迷惑をかけられたり、逆に失敗をしたりしたことはありますか。

出典
・原因はスマートフォンの使い過ぎ!?「脳過労」を防ぐデジタルデトックス術(https://kenko.sawai.co.jp/theme/202401.html)
・ながらスマホ育児が幼児のインターネット利用・社会性に及ぼす影響(https://cir.nii.ac.jp/crid/1970586434764762512)
・スマホは思考力を奪う。脳科学で考える、デジタルとアナログの使い分けとは?──東北大学・榊浩平(https://cybozushiki.cybozu.co.jp/articles/m006301.html)
・やめよう!運転中のスマートフォン・携帯電話等使用(https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/keitai/info.html)
・「ながらスマホ」の影響とは(https://www.waseda.jp/inst/weekly/news/2022/03/18/94842/)
・「スマホ習慣」が脳を救う?驚くべき意外な研究結果(https://newspicks.com/news/14092357/body/)
・なぜ「歩きスマホ」をする人は仕事がデキないのか…最新研究が明らかにした「人間の脳の限界」とは(https://president.jp/articles/-/72552?page=2)
・「スマホを見続ける」習慣は脳にNG? 今すぐ脳を救出し、最強脳へ育てる運動の法則(https://www.parasapo.tokyo/topics/106312)

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