毎回遅刻してくる友人(人間まお著)は友人の遅刻をいつも許してしまう。でも、このままじゃダメだよねー、と主人公が葛藤する

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毎回遅刻してくる友人(人間まお著)は友人の遅刻をいつも許してしまう。でも、このままじゃダメだよねー、と主人公が葛藤する

毎回遅刻してくる友人(人間まお著)をご紹介します。友人のみかは毎回遅刻。でも注意すると気まずいしそれ以外は一緒にいて楽しい。だから、いつも許してしまう。でも、このままじゃダメだよねー、と主人公が葛藤するKindle版の無料漫画です。

毎回遅刻してくる友人(人間まお著)は、短編の1話完結デジタルマンガです。

kindle unlimitedに加入していない人でも、つまり、Amazonにアクセスできる人なら誰でも無料で読めます。

X(旧ツイッター)には、著者自身がほぼ毎日ストーリーの続きが発信されており、話題になっています。

主人公のゆうこは、高校時代からの気の合う友人・みかの、毎回約束の時間に遅刻する「癖」に困惑しています。

ただ、待っている間はイライラするけれど、遅刻する以外は一緒にいるとなんとなく楽しいからいつも許してしまう。

何より、友達の少ないゆうこは、そのことによってみかとの関係が気まずくなってはいけないと考えてしまうのです。

ですから、そのたびに「次遅刻したら帰るからね!」とだけ念押ししてみるのですが……。

ちっともなおらないみかの態度から、主人公のゆうこが、悩みながらも大切な友人との関係を見つめ直すまでを描いています。

友情とは何か、時間とは何かを考えさせられるストーリーです。

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失いたくない友達だけど……


夏の暑い中、うら若き女性が紫外線を浴びて汗びっしょりかいて、日除けもせずに待っています。

友人のみかと待ち合わせているからですが、みかは今日「も」遅刻です。

本当なら、「ふざけんな」と捨て台詞を言って絶縁したいところですが、友だちが少ないゆうこは、どうしてもそれができません。

たとえば、出先で、みかが、くじで引き当てた特賞のぬいぐるみと、ゆうこの参加賞景品であるクリアファイルを交換しようと言います。

そういうところがあるので、結局許してしまうのでした。

それでも、遅刻の方は一向に改まらないので、勇気を奮って少しだけ距離を起きます。

すると、LINEにメッセージが。

「ゆうこー!そろそろ遊んでよー!聞いてほしいことたくさんあるの」

ここでまた悩むゆうこ。

考えに考え抜いた末

「しばらく予定入っているから電話でも良い?」

「ありがとー!じゃあぁ今日の10時に電話するねー、ゆうこと話せるの楽しみ」

というやりとりをしたはずなのに、かかってきた電話は、

「さっきお風呂上がったから、今から髪乾かしてきてもいい?」

そこから待つこと1時間以上。

やっとかかってきた電話では、カレシが約束の時間を守らないという愚痴でした。

「私が嫌な気持ちになるってわかっているのに、そういうことするんだよー」

ゆうこは思います。

「その言葉って……みか自身にあてはまることじゃないの?」

ゆうこは、みかが自分にそうしてきたではないかと言うと、みかは、「そこで私のことは関係ないでしょ」と開き直っています。

相手を時間を奪うという自覚はありますか?

物語の佳境に入り、ゆうこが、みかにこう言って咎めるシーンがあります。

「みかは遅刻するって(いうことは)、相手の時間奪ってるって自覚あった?」

それに対してみかは、こう言います。

「え?時間を奪う?そんな大袈裟すぎー」

このやりとりを以て、私は、みかというやつは「関わってはいけない人間」だと思いました。

きっと、これからも遅刻をし続ける人間だと。

そして、遅刻以外にも、そもそも相手の身になって考えることのできない人間だと思います。

関わりを持つということは、お互い様かもしれませんが、やはり「相手に時間を使わせる」ということをつねに考えてほしいですよね。

打ち合わせとか、長電話とか、平気でダラダラやる人もいますよね。

「大事な話だから」とか言って。

でも、相手にとっては、その人が持つ時間も「大事」なものなんですよね。

今は、同級生と遊ぶときも、いきなり「なんとかくーん、あそぼ」と家を訪ねるのではなく、大人の商談並みにアポを取ってスケジュールを調整するみたいですね。

用事やアポがなくても会えるのが本当の友情だ、という考え方もありますが、もう現代はそういう時代ではないですから、私はいい方向に変わってきていると思います。

私も、学校の生徒の頃、何度も待たされる相手がいました。

で、「次から気をつけろよ」というだけで気がすまず、相手に同じ思いをさせてやらないと腹の虫が収まらなくなったのです。

それで、わざとゆっくり出かけて、相手を待たせる「復讐」は果たせたのですが、その癖が治らなくなってしまい、別の人の約束でも、しばしば遅刻するようになってしまいました。

世の中にはいろいろな人がいて、中には、たった1度の遅刻を何年も言い続ける偏執狂にも悩まされたことがあります。「復讐」はトータルで見合わないものとなりました。

本作の結末は、AmazonやXなどでご確認ください。

みなさんは、ゆうこのタイプですか。みかのタイプですか。

つまり、待たされるタイプですか、待たせるタイプですか。

やむを得ない事情で、遅れてしまうことはありますが、「相手の時間を奪う」ということは、いつも肝に銘じておきたいものです。

以上、毎回遅刻してくる友人(人間まお著)は友人の遅刻をいつも許してしまう。でも、このままじゃダメだよねー、と主人公が葛藤する、でした。

嘘はつかない、約束は守る~第1集「1968」私の立ち位置 - 萬年浩雄
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