『YouTubeで小さく稼ぐ~再生回数2億回の達人が教える、撮った動画をお金に変える方法~』(MEGWIN関根剣著、大和書房)レビュー

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『YouTubeで小さく稼ぐ~再生回数2億回の達人が教える、撮った動画をお金に変える方法~』(MEGWIN関根剣著、大和書房)レビュー

『YouTubeで小さく稼ぐ~再生回数2億回の達人が教える、撮った動画をお金に変える方法~』(MEGWIN関根剣著、大和書房)はYoutube動画の作り方を指南しています。今や既成のタレントから無名の一般人までチャンネルを開設していますが、あなたはいかがですか。

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継続は力なり

『YouTubeで小さく稼ぐ~再生回数2億回の達人が教える、撮った動画をお金に変える方法~』(MEGWIN関根剣著、大和書房)という書籍を読みました。

著者のMEGWIN関根剣さんは8年間、毎日動画をネットにアップし続けて再生回数2億回を達成。

YouTuber(YouTubeパートナープログラムを利用して生活をしている人)になりました。

その経験と実績から動画の作り方を指南しています。

改めて「継続は力なり」という言葉を実感しました。

以前、『僕の仕事は YouTube』というHIKAKINさんの書籍を読みました。

このブログが、YouTubeの動画と何らかの形で連携することで、訪問者の増加につながるか、コンテンツとしての価値を高める効果をもつことになるかがイメージ出来ないかな、と思ってその書籍を手にとったわけですが、具体的な指南が少なく、結論としてその目的は達成できませんでした。

そこで、今度は、MEGWIN関根剣さんの『YouTubeで小さく稼ぐ~再生回数2億回の達人が教える、撮った動画をお金に変える方法~』を読んでみたわけです。

HIKAKINさんと関根剣さんの違い

YouTuberの代名詞的存在であるHIKAKINさんのHikakinTVは、2021年12月14日現在チャンネル登録者数1030万人、総再生回数30億回超の「日本でいちばん“YouTube視聴者”を持」ち、YouTubeで大きな収入を得ているそうです。

今回の関根剣さんのMEGWINは、やはり同日現在でチャンネル登録者数94.5万人。

再生回数は、本書発行時点で2億回だそうです。(同時期のHIKAKINさんと比べて約3分の2。)

しかし、Amazonのレビューでは、今回のほうが「HIKAKINよりは読みやすい」と書かれてますね。

これは、YouTuberとしてのご両人のスタンスの違いだろうと思います。

ブログで稼ぐプロブロガーには2通りあって、ブログを本職のプロモーションとして利用する場合と、ブログそのものが生産手段(広告収入を得る)になっている場合とがあります。

YouTuberも同じことが言えるようです。

HIKAKINさんの書籍は、ビートボクサーを目指すツールとしてYouTubeを使い、収入にもなってビートボクサーとして成功した、という構成。

一方、本書は、芸人で食い詰めた関根剣さんが、単独ライブでウケたちょっとした動画をネットにアップすることを始め、8年間1日も休まず続けたことで再生回数2億回のYouTuberになった。

その著者が自分の経験から「小さく稼ぐ」ことを指南する書籍です。

HIKAKINさんも動画から広告収入は得ていたし、最近はアフィリエイトなコンテンツの方にも力を入れているらしいですが、少なくとも書籍のコンセプトは、関根剣さんのほうがプロブロガーにおける後者に近いように読めます。

しかも今回本書で目指すのは、週に1度アップして「小さく稼ぐ」ことと目標がはっきりしています。

親しさ、実用性などから、今回のほうに軍配を上げたいレビューが出てくる意見は理解できます。

動画制作もブログ作成も共通することがある

ただ、結論から述べると、今回もYouTubeの機能・使い方についての説明はほとんどありません。

これはもう、パソコンライターが書く図解本で勉強するしかなさそうですね。

ここでいう「稼ぐ」というのは、YouTubeパートナーになること。

広告掲載、有料チャンネル登録、商品紹介などで収入の道を作ることができます。

同書は「小さく稼ぐ」というタイトルで、具体的に「3万円」という数字まで出しています。

ならば、どのくらいのアクセス数でどんな仕組みで収益になるのか、具体的なコンバージョン率や収入になるまでの過程を説明しても良かったんじゃないかなと思います。

やはりこのへんはHIKAKINさんと同じで、肝心な部分で具体的なイメージを読者に抱かせる件が欠けていると思います。

つまり、稼げる、という確信のようなものは本書では、少なくとも私は得られませんでした。

では何が書いてあるかというと、ほぼ全面的に、動画の作り方です。

目次です。

まずは動画をアップしてみよう!
1.とりあえず、何でもいいからアップしてみる
2.人気の出る動画、出ない動画を知る
3.「動物モノ」には安定した人気がある!
4.「プラスワン」の発想でオリジナリティを出せ!
5.「たった一つのこだわり」がその動画のカラーになる!
6.時事ネタは「ちょっと前」を狙うのがコツ!
7.素人が陥りがちな「最悪パターン」を知っておこう!
「知ってるだけ」で全然違う!
動画撮影のテクニック

1.カメラはケータイ、スマホで十分
2.とにかく三脚を使え!
3.「動かさない」「操作しない」ほど美しく撮れる
4.「観やすい動画」は撮影プランで決まる!
5.「オープニング」と「エンディング」を決めてしまう
6.一つのすばらしいカットより、数を増やすことが大事!
「これだけ」はやっておきたい
「動画編集」の基本

1.編集はむずかしくない!
2.編集ソフトの機能を無闇に使わない!
3.文字の使い方は「ターゲットに合わせる」!
4.音楽で「たいていのもの」はごまかせる!
5.動画は「最初の15秒」が勝負!
再生回数が劇的にアップする
「YouTube活用術」

l.「タイトル」はとにかくインパクトを重視する!
2.「説明欄」は外部リンクに使うのが鉄則!
3.「タグ」には思いつく限りの言葉を放り込む!
4.「サムネイル」はアップの画像を選ぶ!
5.「マイチャンネル」をデフォルトのまま放置しない!
6.「アナリテイクス」で視聴者の動向を探れ!

著者が力説していることを何点か見ていくと、まず、ペットでも景色でも、ダラダラ撮るのはダメだということ。

たぶんこれは、動画だけでなく、ブログに使う静止画でも同じことが言えるのではないでしょうか。

「時事ネタは「ちょっと前」を狙うのがコツ!」なんて、トレンド記事のブログの書き方でもいわれているように、やはりブログ記事の書き方にも重なる点が多いですね。

「編集ソフトの機能を無闇に使わない!」も、なるほどと思いました。

場面を変えるときのトランジションに、初心者はワイプとか渦巻きとか使いたがりますが、それに1秒かかれば作品が間延びして価値が落ちるというんですね。

狙いがはっきりしている時に使えということです。

「「マイチャンネル」をデフォルトのまま放置しない!」というのもはっとさせられました。

つい二の次で放置しちゃいます。

そして何よりも、8年間、休まずにアップし続ける「継続は力なり」ということが大切だと思いました。

関根剣さんも、専門の学校に行ったわけではありませんから、はじめからこうしたテクニックを身につけていたわけではなく、毎日アップすることで、いつも動画のことを考える習慣ができて、学習することができたと思うのです。

私はこのブログを不定期に更新してています。

むやみに記事を更新しても粗製乱造になるし、Googleもそれを見抜いて、クロールしてもインデックスしてくれないことがあるのですが、いずれにしても、「毎日書き続ける」という命題から見たらしょせん言い訳にすぎません。

私も、せめてこのブログでいずれ何か語れるようになりたいなと思いました。

以上、『YouTubeで小さく稼ぐ~再生回数2億回の達人が教える、撮った動画をお金に変える方法~』(MEGWIN関根剣著、大和書房)レビュー、でした。

YouTubeで小さく稼ぐ ~再生回数2億回の達人が教える、撮った動画をお金に変える方法~ - MEGWIN-関根剣
YouTubeで小さく稼ぐ ~再生回数2億回の達人が教える、撮った動画をお金に変える方法~ – MEGWIN-関根剣

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