Microsoft OneDrive、Dropbox、Googleドライブはパソコンユーザーなら必ずといっていいほど利用するクラウドストレージ

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Microsoft OneDrive、Dropbox、Googleドライブは、パソコンユーザーなら必ずといっていいほど利用するであろうクラウドストレージ

Microsoft OneDrive、Dropbox、Googleドライブは、パソコンユーザーなら必ずといっていいほど利用するであろうストレージサービスです。スマホ、タブレット、Chromebookなどとデータの作業分散、共有のために不可欠なクラウドサービスをどう使い分けていますか。

時代はストレージ

Microsoft OneDrive、Dropbox、Googleドライブはいずれも、大容量バックアップファイルを保存したり、作成データを共有したりするストレージサービスです。

スマホ、タブレット、Chromebookなどモバイル端末が普及してニーズも増えてきたため、業界の有力企業が参入していますが、価格と使いやすさから、比較対象のサイトがもっとも多いのが、この3つのサービスです。

以前は、高いお金を出して、形に残らない、自分の目で確かめられるわけでもないディスクスペースを借りるよりも、自分でハードディスクを買って、手元でバックアップした方がいいのではないかと思っていました。

心理的な問題ですが、作成したデータは手元に置いておいたほうが、なんとなく安心するじゃないですか。

しかし、最近はストレージサービスの相場がだいぶ下がってきたことと、プログラムやコンテンツの著しい進化によりデータが短期間で飛躍的に増えるため、むしろ陳腐化したハードディスクが残ることが困ってしまうことから、この市場のニーズが高まってきたようです。

たとえば、SSDはずいぶん生産がこなれて単価が安くなっているはずなのに、128GBとか、M.2やmSATA規格ですと、もっと小さいサイズのものが売られていますよね。

生産がこなれれば、単価が下がり、その分、容量が増えていく、というのがこれまでの市場の常でした。

それでも、そうした「小さなサイズ」が売られているのは、要はデータは自分のマシンにおかずにクラウドに預ける、という考え方になってきたんでしょうね。

映画のようなコンテンツも、DVDのようなメディアで再生するのではなく、ネットの配信を受けるようになりつつあります。

自分の苦い経験

私は、以前、マシンの内蔵ハードディスクを目一杯大容量にして、そして外付けハードディスクを2台つなぎ、さらにDVDに記録と、要するに4度データを保存するという、かなりくどいバックアップを行っていました。

それでも、天がそれをあざ笑うかのごとく、火災によってすべて焼けてしまいました。

つまり、バックアップしていたハードディスクは、すべて同じ部屋においてあったのです。

そういうときは、何度保存しても、ダメなときはダメなんですね(涙)

その一方で、当時テスト的に使っていた、今はなき、Nドライブという無料のストレージサービスに保存したデータや、GoogleAppsを使ったIMAPのメールデータは、別のところに保存されているわけですから、火災でパソコンが焼けても、当然ですがちゃんとデータは残っていました。

バックアップデータは、メディアだけでなく、場所も分散しなければならないことを学んだわけです。

そんな手痛い経験から、クラウドの重要性にいちはやく気づかせられながら、現在もなお、ストレージサービスの利用の仕方を決められずにいます。

というより、それぞれあえて、一長一短にして、一人勝ちしないようにしてユーザーを悩ませているような感じもしますね。

というのは、冒頭に書いた、Microsoft OneDrive、Dropbox、Googleドライブ、いずれをメインに利用すべきか判断に困っているのです。

これまでは、それらのすべて、さらにNドライブがある頃はNドライブも含めて、何箇所かに分散したバックアップを行っていたのですが、データは本来まとめて保存した方が便利であるし、最近のストレージサービスの大容量低価格高品質化に伴い、一本化に切り替えてもいい時期にきたのではないかと思っているわけです。

Microsoft OneDrive、Dropbox、Googleドライブを比較

Microsoft OneDrive、Dropbox、Googleドライブは、有料版の場合、多くのバリエーションがありますが、さしあたって、誰でも簡単に比較できるよう、無料利用で枚挙します。

Microsoft OneDrive

Microsoft OneDriveは、Windowsユーザーなら、すでにアカウントを取得しているはずです。

ひとつのアカウントで、5GB無料で使えます。

少し前のユーザーなら、15GB使えました。

マシンの領域に、OneDriveのフォルダが作られ、マイクロソフト側のサーバーと同期されます。

つまり、別のマシンとは、そのマイクロソフト側のサーバーを通してデータを共有できるわけです。

Microsoft Officeで作成するデータは、デフォルトではOneDriveに入ります。

設定で、何を同期するか、何をマイクロソフト側のサーバーに置きっぱなしにするか、などを決められます。

ただ、5GBでは、「物置き」にするには領域が少ないので、私は作りかけのデータを置いておき、不要になったらすぐ外すようにしています。

Dropbox

Dropboxは、無料では2GB使うことができます。

今回の3サービスの中でもっとも容量が少ないのですが、使い勝手は一番いいと思います。

アプリをインストールすると、デスクトップにフォルダのショートカットを作るので、データはドラッグアンドドロップで入れておけば、常に同期をしてくれます。

有料版の場合、大容量データも入ります。(他のサービスは上限があります)

ファイルまたはフォルダをオンラインのみに設定した場合、パソコンの Dropbox フォルダにはファイルやフォルダが表示されますが、単なるプレースホルダーとなっており、インターネットに接続している場合にのみ開くことができます。Dropbox はパソコンのハード ドライブから削除されるため、オンラインで Dropbox アカウントの容量だけを消費します。

私は、知子の情報という非定型文書型データベースソフトを使っているのですが、他のWindowsマシンからでも使えるようにと、データだけでなく本体プログラム(要するにexeファイル)も一緒に入れています。

本当は、メールソフトのテータもそこに入れたいのですが、無料版ゆえ、優先順位の高い知子の情報を入れているわけです。

Googleドライブ

Google Driveは、GMailアドレスを取得すると、1アカウントごとに15GBの領域が無料で使えるサービスです。

他の2つのサービスと違うのは、同期サービスではなく、グーグルのサーバーを使ったファイル保管サービスであることです。

そして、ファイルの保存、ドキュメントやフォルダーの作成と編集、ファイルの共有、ファイルの閲覧、資料などのスキャンと保存などができます。

その他、Googleドキュメント、Googleスプレッドシート、Googleスライド、Googleフォームなどのアプリも使えます。

さらに、Googleフォトという画像・動画を保管するスペースも提供され、たとえばスマホで撮影した画像を自動的に保存することもできます。

ただし、これまでは、アプリで作ったデータや、Googleフォトの「高画質」保存は容量無制限だったのが、6月からは容量をカウントされるようになります。

結局は併用となりますが……

私は、こうした無料クラウドサービスはもちろんすべて使っています。

それに加えて、Evernoteと、大きな容量のデータ保存は、ホスティングサービス(ブログを含めたサイトを公開するためのサーバースペース)も使っています。

Evernoteは、おもに巡回するサイトのページごと保存しておくのに使います。

あとは、ブログに使う素材画像なども入れておきます。

ホスティングサービスは、エックスサーバーを使っています。

ということは、この「市井のブログ」も、エックスサーバーから発信しているわけです。

それはともかくとして、動画のように大きな容量のデータは、Evernoteに保存できず、さりとて上掲の無料クラウドサービスでは容量を圧迫するので、エックスサーバーに入れておくわけです。

エックスサーバーは200GBまで使えるプランなので、まだ大丈夫です。

こちらは有料版ですが、Evernoteは無料版もあります。

まあ、これだけ使うと、データの保存先は分散するわけですが、コストをなるべく掛けずに、それぞれのサービスのいいところをうまく利用していくためには、多少面倒でも仕方ありません。

みなさんは、どんなクラウドサービスをお使いですか。

以上、Microsoft OneDrive、Dropbox、Googleドライブは、パソコンユーザーなら必ずといっていいほど利用するであろうクラウドストレージサービス、でした。

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