1分のツボ押しで「老眼」は回復する!(福辻鋭記著、森和監修、PHP研究所)は、老眼を自覚する年代のため、興味深く読みました。眼の付近になど、ツボを押すいくつかのトレーニングは誰にでもできる簡単なものなので、さっそく実践したいと思っています。
Amazon販売ページには、こう書かれています。
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最近、こんなことが気になりませんか?
街灯やネオンが、やけにまぶしく感じる。昼間は平気なのに、朝や夕方は新聞や本が読みづらい。ちょっとした段差につまずきやすくなってきた。これに当てはまる人は、老眼の可能性があるといえます。しかし、あきらめることはありません。老眼は、トレーニング次第で回復することができるのです!
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私は、まだ老眼鏡は使っていませんが、コンタクトを付けると、大人数のうつった写真とか、新聞の細かい字などは、見にくくなることがあります。
いずれにしても老眼は、誰でも加齢で無縁と言えないものなので、ご紹介します。
まずは老眼チェックリストから
数年前、コンタクトレンズを作るための検眼を行った時、「10年ぐらい前から老眼は始まっているかも」と言われました。
でもまあ、度の強い眼鏡で、近くのものを見る時がちょっとキツイかな、という程度でした。
元同級生には、遠近両用を使う人もいますが、その必要はなかったのです。
それが前述のように、コンタクトを入れたときに、細かいものの焦点が合いにくくなりました。
そこで、どんな情報でもと手にとったのが、本書『1分のツボ押しで「老眼」は回復する!』です。
本書はまず、老眼チェックリストが書かれています。
□街灯やネオンが、やけにまぶしく感じる
□昼間は平気なのに、朝や夕方は新聞や本が読みづらい
□ちょっとした段差につまずきやすくなってきた
など20項目。
3つ以上チェックが入れば老眼認定だそうですが、私は5つ当てはまってしまいました。
やはり老眼か……
などとがっかりすることはない、というのが本書の趣旨です。
著者の福辻鋭記さんは鍼灸師で70代、監修者の森和さんは大学助教授(名誉教授)や整骨院施術者で60代。
2人とも老眼鏡は必要ないそうです。
そして、本書には、「ちょっと足腰のトレーニングをすればラクに歩けるように、老眼もトレーニングや生活習慣の見直しで回復することができる」と書かれています。
本書はまず、老眼は水晶体の硬化と、毛様体筋の機能低下が原因であるとしています。
その克服として、
肝臓と腎臓を健康に保つ(東洋医学の立場から)
夜と昼の過ごし方をきちんとする(太陽光を浴び、しっかり眠るなど)
大きな呼吸て酸素を取り入れる
といったことを提案しています。
そして、具体的な回復エクササイズですが、「ツボ押し」とは、「太陽のツボ」を刺激するそうです。
本書には図解が載っていますが、Youtubeに「太陽のツボを刺激する」という動画があるので、それを埋め込みます。
本書によると、その「太陽のツボ」を刺激しながら、視線を上下左右に動かし、さらに眉毛の上にある「魚腰(ぎょよう)」というツボを抑えながら同じ目の動きをする「ツボ押し眼球運動」が紹介されています。
「魚腰(ぎょよう)」について解説している動画はこちらです。
埋め込んだ動画は福辻鋭記氏製作ではありません。
ただ、ツボそのものの解説については、上に埋め込んだ動画がわかりやすいので、そちらを使わせていただきました。
この2つ以外にも、後頭部や頬、足などにある「目に良いツボ」も紹介されています。
そして、本書には、ツボ押し以外の、眼球を柔らかくするトレーニング、新聞を遠くに持って行ったり近くに引き寄せたりして目を鍛えるトレーニングも紹介しています。
詳しくは、本書をご覧ください。
まずはヤッてみよう
本書によると、眼だけが老化することはあり得ません。
老眼を自覚することは、自分の体や生活を見直す機会であると。
だんだん暖かくなってきますし、運動したり、こうしたトレーニングを積極的に行ったりして、「体や生活を見直す」ことを行っていきたいと思っています。
この手の健康情報本を、たまーに私はこのブログでご紹介しています。
こういう情報を出すと、すぐに、エビデンスが疑問とかいう人がいるのですが、エビデンスというのはしょせん既知のことであって、今は認められていなくても、将来科学的(医学的)に解明されるかもしれないことまではわかりません。
たとえば、耳たぶを刺激すると、昏睡状態の人が反応したという、ある方のブログを見た私は、火災で目を覚まさない植物人間状態だった長男の耳たぶを刺激したら、本当に目を覚ました経験があります。
いや、たまたまだろうって?
たまたまかどうかは、あとで学者が調べればいいことであり、困っている人は、理屈並べてないでなんでもヤッてみることです。
怪しげな「健康食品」ならともかく、これは侵襲性はなく、お金もかからないので、ダメもとでできることですから、気になる方は試されてもいいのではないかと思います。
老眼に悩んでいる方は……おられますよね。
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