
みかんといえば冬定番の果物。生まれてからこんにちまで、みかんを食べたことが一度もないという方はさすがにいらっしゃらないと思いますので、その前提で、「みかんは日本で何番目に食べられている果物か」と、「みかんは上と下のどちらからむくか」という質問をしたいと思います。
総務省家計調査の1世帯当たり品目別年間支出金額及び購入数量(二人以上の世帯)のデータ(令和4~6年)によれば
1位、バナナ、5763万円、18648g
2位、りんご、4676万円、8642g
3位、みかん、4334万円、8001g
となっています。
実は、みかんは長らく2位ほ保っていたのですが、今回3位に転落してしまいました。
みかんが順位を下げた背景には、いくつかの「日本の食卓の変化」があると分析されています。
「こたつ文化」の減少
家族全員がこたつに入り、箱買いしたみかんを食べるという冬の習慣が減りました。
「皮をむく」手間
最近の消費傾向として、皮をむく手間を嫌う層が増えており、手軽に食べられるカットフルーツや、皮ごと食べられるぶどうなどの人気が高まっています。
果物の多様化
輸入自由化や品種改良により、冬でも様々な甘い果物(いちごの高糖度化など)が手に入るようになり、選択肢が増えました。
一次資料の 総務省 統計局「家計調査」ページでは、「果物のランキング」などの元データ(家計調査)について、こちらで公開されています。
とはいえ、みかんが冬定番の果物として、ポピラリティを得ていることにはかわりはありません。
ということで、毎年この時期になると、SNSのポストが賑やかになるのが、みかんの皮剥き論争です。
みかんの皮剥きは、へたから剥くか? おしりから剥くかか? という話です。
へたから剥けばきけいに剥ける
上から剥くか、下から剥くか、というふうに読み替えていただいてもかまいません。

上(へた)から剥く

下から剥く
妻が、みかんを下から剥いて、白い筋(アルベド)をとっているのを見た私は、「みかんはヘタから剥くんだよ。そうすればしろい筋もつかずにきれいに剥けるだろ」と得意げに言いました。
が、実は私ももとは「下から」派だったのです。
その昔、勤務先で若い女性社員が、みかんをへたから剥いているのを見て、「ヘンな剥き方だね」と不躾な言い方をしてしまったのですが、その時女性社員は、「お婆ちゃんから聞いたの。この方がきれいにむけるのよ」と答えてくれました。
ああ、そんなもんかなあと思い、実は意外と流されやすい私はさっそくそれを採り入れてへたから剥いたところ、本当にキレイにむけたので感動。
以来、すっかり「へたから」派に“転向”してしまいました。
実は、12年前にも同じような記事を書いたときに、okwaveでアンケートを取ったところ、現時点で16人が回答してくださり、なんと、「へたから」派はたったの1人!
「下から」の理由を一部抜粋します。
「理由は少し凹んでいるからムキやすい感じです!」
「お尻のが皮が薄く、指がプスっと刺さる隙間があります。刺してから星型にきれいに剥きます。筋は気にしません。」
「白い筋のアルベドには栄養があるので取らないです。」
「剥きやすい(一般にはこちらかと思ってました。)」

私は思いっきり完敗でした。
尻(へそ)から派の言い分
大体の人ってみかんの皮の剥き方知ってる? pic.twitter.com/fxRv0iC6rv
— 下津みかん農家 トモ (@simotunomikan) January 25, 2024
みかん農家の犬ドラゴン"シャオ"のみかんの剥き方講座?!!!!!??????
僕はそのまま皮ごと食べちゃうから同僚のたいきに剥いてもらってるっス?!!
この剥き方は有田むきって言って和歌山の有田や紀中エリアで良くされる剥き方なんスよ!… pic.twitter.com/eUHxKYo1sb
— TIK(たいき) (@TIK_mandarin) December 9, 2025
この動画によると、したからむくのは、「有田むき」というそうです。
みかんはそれ以外にも、白い筋(アルベド)をとるべきか、内皮は食べるべきか、剥いた皮はどうすべきか、といった議論すべき作法がいろいろあるようで、手で皮をむけるシンプルな食べ物だと思っていましたが、こだわると奥は深そうです。
みなさんは、みかんの皮はどちらから剥きますか。

あたらしいみかんのむきかた – 岡田 好弘, 神谷 圭介

あたらしいみかんのむきかた (2) – 岡田 好弘, 神谷 圭介, 神谷 圭介


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