
テレビ朝日のニュースが、かつて不可避と考えられていた加齢現象を、科学の力で制御可能な疾患として捉え直す最新の研究成果を紹介しています。番組内では、専門的な知見に基づき、老いの進行を緩やかにするための具体的な予防法や日常的な対策が提示されています。
老化はもはや抗えない運命ではなく、管理できる対象になりつつあるという革新的な視点が強調されています。
老化を「治る病気」と捉える最新研究
老化を「治る病気(制御可能なもの)」と捉える最新研究の核心は、加齢とともに体内に蓄積する「老化細胞」を取り除くことにあります。
これまで、老化は避けられない生理現象と考えられてきましたが、現在では「介入できるもの」という認識が広がっています。その最新研究の具体的な核心部分は以下の通りです。
1. 老化の鍵を握る「老化細胞」の除去
細胞は分裂を繰り返してこれ以上分裂できなくなると「老化細胞」になります。健康であれば免疫によって取り除かれますが、加齢やメタボリックシンドロームなどで除去機能が落ちると体内に蓄積します。これが慢性炎症を引き起こし、動脈硬化や心不全などの様々な疾患の原因となり、体を老いさせることが分かっています。現在、この老化細胞を取り除くための研究が急速に進んでいます。
2. 最新研究の具体的なアプローチ
老化細胞除去ワクチンの開発
免疫を強化し、自らの力で老化細胞を取り除くワクチンが開発されています。マウスの実験では、毛並みが良くなったり、体重の減少が抑えられたりと、老化を防ぐ効果が確認されています。
既存薬(SGLT2阻害薬)の活用:糖尿病の治療に使われる「SGLT2阻害薬」に、老化細胞を除去する効果がある可能性が示されています。肥満のマウスへの投与で内臓脂肪の老化細胞が減り、糖尿病や動脈硬化の改善が見られており、現在75歳以上の高齢者を対象とした臨床研究も進められています。
巨額の資金を投じた若返り研究
Amazonの創設者ジェフ・ベゾス氏が設立した「アルトスラボ」などの企業が、寿命を延ばし老化の進行を抑える研究に巨額の投資を行っています。ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授もアドバイザーとして参加し、iPS細胞を活用した研究が進められています。今後の課題と私たちができること 一方で、老化を「病気」として保険適用にするには、ほぼ全員が対象となってしまうため、医療費の観点から現実的ではないという課題もあります。そのため、治療が確立されるまでは「体内に老化細胞を溜めすぎない」生活習慣が重要です。
具体的には、以下のような行動が科学的にも推奨されています。
カロリー制限(腹八分目)
食事の量を抑えたり、夜から朝にかけての空腹時間を長く作ることで、老化の原因となる酸化ストレスが減り、老化細胞の蓄積が抑えられます。
運動習慣
無酸素運動の後に有酸素運動を行い、自律神経の緊張をほぐすような運動が推奨されています。
老化細胞除去ワクチンはいつ頃実用化されますか?
放送によると、ワクチンの現状は、マウスでの実験において効果が確認されている段階です。
このワクチンは免疫を強化し、自らの力で老化細胞を取り除くよう働くもので、マウスに接種したところ、毛並みが良くなったり、加齢に伴う体重減少が抑えられたりといった若返り・老化防止の効果が見られています。
なお、ワクチンとは別のアプローチになりますが、老化細胞を除去する可能性があるとされる既存の糖尿病薬(SGLT2阻害薬)に関しては、実用化に向けて主に75歳以上の高齢者を対象とした臨床研究が進められています。
ただし、老化治療全体の実用化への壁として、治療が予防的な意味合いを持つため、もし保険適用(病気として認定)となれば国民のほぼ全員が対象となり、医療費が莫大になるという現実的な課題も指摘されています。
「しょせん年寄りの寿命を伸ばすのに金を使うな」という意見もありますが、健康年齢の伸長は労働期間が長くなる面もありますし、「寝たきりによる医療費」の削減も期待できます。
短命でも太く短くという人生観の方もおられますが、自己実現には時間も必要ですから、人生は長生きできるならそれにこしたことはないと私は思います。
老化細胞除去のサプリメントは爆発的売れ行きになった
「老化は治る?」ファンケルが世界初“老化細胞取り除く新成分”発見 健康寿命の増進へ…サプリメントとして今春発売予定 #FNNプライムオンライン #イット https://t.co/xBqdSoPOwi
— FNNプライムオンライン (@FNN_News) March 10, 2025
昨年4月、医薬品に先行して、老化細胞を除去するサプリメント「ウェルエイジ プレミアム(機能性表示食品)」がファンケルから発売されました。
価格は5,870円(税込、1か月分)ファンケル製品としては桁違いの価格です。
古くから健康維持に利用されてきたバラ科の植物「キンミズヒキ」由来の成分が、加齢に伴う疲労や活力低下にアプローチするというものです。
ものすごい売れ行き(計画比約400%の売れ行き)で生産が追いつかず、いったん生産停止になり、11月頃から供給体制が整えられて販売が復活したようです。
口コミをみると、「疲れがとれやすい」等、評判はいいようですが、長生きできるかどうかは、この後数十年の前向き調査が必要になるので、まだ今のところはなんとも言えません。
即効性のある医薬品ではなく機能性表示食品であるため、長く継続することでじっくりとコンディションを整えていく目的で使用しているユーザーが大半のようです。
加齢を保険で制御可能になったら、治療は受けてみたいですか。
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