東京都心上空飛行ルート開設説明会が京急線京急蒲田駅コンコースで開催で一般合同労働組合なんぶユニオンも反対運動

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東京都心上空飛行ルート開設説明会が京急線京急蒲田駅コンコースで開催で一般合同労働組合なんぶユニオンも反対運動
東京都心上空飛行ルートといえば、“東京タワーよりも低く飛ぶ”ことで問題になっている羽田新ルート都心低空飛行案。パネル展示説明の催しが大田区の京急線京急蒲田駅コンコースで開かれました。100メートル先の同駅出入口では反対運動も行われました。



パネル展示説明の催しが行われたのは、11月1日です。

まず、東京都心上空飛行ルートについて簡単にまとめます。

2020年開催の東京オリンピックのため、政府は訪日外国人旅行者を4000万人にするという目標を掲げました。

そのためには、人を運ぶ航空機について、利便性向上、経済効果アップなどをはかる必要があるとして、東京国際空港(羽田空港)は、国際線の大幅な増便を急ぐことになりました。

そのため、従来の東京湾上空飛行コースだけでは対応できず、東京都心上空飛行ルートを開設施行しようとしているのです。

これまで航空機は、海側から着陸し海へ向かって離陸する、離着陸の原則をとっていました。

東京都心上空飛行ルートによって、機体が住宅密集地の上を低空飛行で横切ることになります。

具体的には、今回の飛行案の南風時の着陸コースに入っているのは、埼玉県上空を通り、板橋区、豊島区を経由して、渋谷区・新宿区上空で高度およそ1000メートルまで降下。

品川区では、何と高度305メートルまで下がります。

何が問題かというと、ひとつは騒音問題です。

もうひとつは、機体からの落下事故に合う確率がぐんと高くなる問題です。

さらに、首都圏は高い建物が多いですから、その点でも「万が一」と心配になります。

そうした地域住民の意見や質問を発するバとして、11月1日の14時~19時、京急蒲田駅コンコースで、都心低空飛行案のパネル展示説明が行われたのです。

東京都心上空飛行ルート開設説明会が京急線京急蒲田駅コンコースで開催で一般合同労働組合なんぶユニオンも反対運動

国土交通省側からは、かなりの人がやってきました。

しかし、中にはかなり食い下がっている人もいました。

東京都心上空飛行ルート開設説明会

今の安全対策はどうか。

新たな安全対策とその効果はどうなっているのか。

対策の強制力は?

費用負担は国民負担(税)か、チケットの上がり(航空会社)か

そうした点が問題になっており、厳しく追求されている場面もありました。

同じ京急蒲田駅で反対運動も

しかも、同じ日の同じ場所、具体的にはコンコースの外、駅前商店街あすとにつながるところで、一般合同労働組合なんぶユニオン(地域合同労働組合)の方々が、「住民無視の増便は許さない!」のビラを配っていました。

東京都心上空飛行ルート開設説明会

ニュースのインタビューも受けていたようです。

「安全ですよ」とする国土交通省と、このビラを配っている方々とは、100メートルも距離はないかもしれません。

一般合同労働組合なんぶユニオンのビラの中身を要約すると、

1.安全よりも金儲け優先はけしからん
2.国際便増便は「朝鮮有事」が心配されている現在、軍事利用につながりかねない

ということです。

今回は、羽田空港から離着陸する航空機の問題ですが、決して大田区だけ問題ではありません。

航路となる区では、それぞれ反対運動が盛り上がっています。

ただ、やはり羽田空港というと、その象徴として、そしてターミナル駅として、京急羽田空港線の起点・終点にあたる京急蒲田駅(コンコース)が選ばれたのでしょうね。

それにしてもこの問題、いったいどうなるのでしょうか。

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