大森鷲神社(大田区大森北)は「酉の日」に商売繁盛の神様に参詣する地元商工業者がたくさん訪れる神社としてお馴染み

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大森鷲神社(大田区大森北)は「酉の日」に商売繁盛の神様に参詣する地元商工業者がたくさん訪れる神社としてお馴染み

大森鷲神社(大田区大森北)は日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を祭神としています。大田区大森は商業の町ですが、十干十二支を日にちに当てた「酉の日」に、商売繁盛の神様に参詣する地元の商工業者がたくさん訪れる酉の市の神社として知られています。

酉の市に賑わう大森鷲神社の全容

大森鷲神社までの道のり

大森鷲神社は、JR京浜東北線(東海道線)大森駅東口を下車。

大森鷲神社は、JR京浜東北線(東海道線)大森駅東口を下車

そこから南に進むと、アーケードのある大森銀座商店街Milpa(ミルパ)と交差するので、JR京浜東北線(東海道線)がある反対方向を進みます。

大森銀座商店街Milpa(ミルパ)

そして、アーケードの終点の四つ角を越えると向かって右側に大森鷲神社の鳥居が見えてきます。

大森鷲神社

大森鷲神社は、周囲にオフィスや住宅のある普段はこじんまりした静かな神社です。

鷲神社とはなんだ

鷲神社は、「おおとり」を社名とする神社で、天日鷲命(あめのひわしのみこと)や日本武尊(やまとたけるのみこと)を御祭神としてお祀りしています。

武運開運商売繁盛の神として、多くの人々の信仰を集めています。

現在は、「おとりさま」として一般にも親しまれています。

毎年11月の例祭は、酉の市(とりのいち)として知られています。

お守札を結んだ縁起の熊手は、之を求めた人に財宝をもたらし供に添えられた稲の穂は五穀豊穣の恵みにあづかると言われています。

酉の市とはなんだ

酉の市というと、1年が押し詰まった頃、ニュースでも採り上げられる話題です。

大森鷲神社が賑わうのは、その酉の市です。

大森鷲神社が賑わう酉の市

酉の市(酉の祭)というのは、鷲神社、酉の寺、大鳥神社など、鷲や鳥にちなむ寺社が、年中行事として行っています。

文字どおり、11月の酉の日に行われるお祭りです。

大森鷲神社の11月、または12月の酉の日の午前零時の瞬間に「一番太鼓」が打ち鳴らされ、終日お祭が執り行われます。

大森鷲神社の酉の市

12日に1度、酉の市がおこなわれるということは、3度目の酉の市がある年とない年があります。

3度目の酉の市を『三の酉(さんのとり)』といいます。

11月の1日~6日の間に一の酉のあると、必ず三の酉もあることになります。

三の酉の大森鷲神社

酉の市(酉の祭)には、参拝者が長い列を作り、大森鷲神社が面している大森銀座商店街だけでなく、交差点を超えた大森銀座商店街Milpa(ミルパ)にまで合計100を超える露店が並びます。

大森鷲神社が面している大森銀座商店街

大森銀座商店街Milpa(ミルパ)

酉の市の由来は、天日鷲命が、諸国の土地を開き、熊手をかけて勝ち戦を祝い、そのお礼参りをした日が11月の酉の日であったといわれています。

そこで、酉の市(酉の祭)では、縁起熊手や、ときには大きな芋などが売られています。

酉の市

大きな芋は、古来より頭の芋(とうのいも)と呼ばれた八頭といい、人の頭に立つように出世できるといわれ、さらに一つの芋からたくさんの芽が出ることから「子宝に恵まれる」という縁起物なのです。

熊手は、江戸中期~天保初年頃までは、柄の長い実用品の熊手におかめの面と四手をつけたものといわれていました。

熊手御守は、開運・商売繁昌のお守りとして酉の市のみに授与されます。

一般に「かっこめ」「はっこめ」といわれる神様の御分霊なのです。

江戸の庶民は、熊手や八頭を酉の市で買い求め、新しい年を迎えました。

大森鷲神社で行う酉の市は、江戸の庶民の伝統が今も続いているわけです。

その後、色々な縁起物をつけて、宝船、平、桧扇、文化、みの、御所車など現代は多くの種類となり、毎年流行を取り入れた熊手も話題を呼んでいます。

地元の方やお近くの方は、酉の日は大森鷲神社で行う酉の市にいかがですか。

三の酉の年はどうして火事が多いのか

三の酉の年は火事が多いといわれていますが、一般に言い伝えられているところでは、お酉さまの参詣の帰りに、男性が吉原に寄ることが多いたる、留守をあずかる女性が、三の酉のあるときは「火事が多い」とか「吉原遊廓に異変が起こる」といった俗信を広めて、男性が遊び歩かないようにした知恵ではないかと言われています。

川柳にある、「お多福に熊手の客がひっかかり」「そのあした熊手のオカメしがみつき」といった表現がその裏付けになるでしょう。

大森鷲神社界隈のスポット

大森鷲神社は、大森銀座商店街Milpa(ミルパ)アーケードの先、信号を渡った左手にあります。

その向かいには、元女子プロレスラーの小倉由美さんが女将をしていることで何度もメディアに取り上げられた、天丼・天ぷらの店、天冨久(てんふく、大田区大森北)があります。

天冨久(大田区大森北)はネタ7種類以上の昼の天丼と元全日本女子プロレスのゴンゴンこと小倉由美が女将でお馴染み
天冨久(てんふく、大田区大森北)という天ぷら・天丼専門店が人気です。ランチタイムには、7種類以上のネタがのった天冨久の『昼の天丼』を食べるため、車を使ってきた来店者が並びます。元全日本女子プロレスのゴンゴンこと小倉由美が女将をしています。

天冨久が誇る昼の天丼は、海老天2尾、穴子天、野菜天、海苔天、半熟卵天など7種類以上のネタがのっています。

穴子天は、鶏天に交換可能だそうです。

入新井西児童交通公園(大田区大森北)は、大田区に5つある交通公園の一つです。

https://www.shiseiweb.co.jp/ootaku/%E5%85%A5%E6%96%B0%E4%BA%95%E8%A5%BF%E5%85%90%E7%AB%A5%E4%BA%A4%E9%80%9A%E5%85%AC%E5%9C%92

半動態保存されている貴婦人(国鉄C57形蒸気機関車)が、毎日正午と午後3時に汽笛を鳴らし車輪を動かします。

大森鷲神社に午前中参拝し、天冨久で昼の天丼をいただきながら、午後は入新井西児童交通公園の貴婦人(国鉄C57形蒸気機関車)が動くのを見る、という大森北見学ツアーも面白いかもしれません。

以上、大森鷲神社(大田区大森北)は「酉の日」に商売繁盛の神様に参拝する地元商工業者がたくさん訪れる神社としてお馴染み、でした。

全国 神社味詣
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