食品に発生する、カビの危険性と正しい対処法について専門家が警鐘を鳴らすニュース記事を、TBS NWES DIGが配信しています。

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食品に発生する、カビの危険性と正しい対処法について専門家が警鐘を鳴らすニュース記事を、TBS NWES DIGが配信しています。

食品に発生する、カビの危険性と正しい対処法について専門家が警鐘を鳴らすニュース記事を、TBS NWES DIGが配信しています。多くの人が行いがちな「汚染部分だけを取り除く」あるいは「加熱して殺菌する」といった対策は、非常に危険であると警鐘を鳴らしています。

箱買いしたミカン、鏡餅……。

カビは、どんなに気をつけていても突然現れます。

しかし、発見したときは一部分なので、「もったいない。そこだけ削ればいいんじゃネ」と思ってしまうかもしれません。

しかし、放送では、食物のかびは、見た目以上に毒素が内部へ浸透しているリスクを説明し、安易な判断が重篤な健康被害を招く恐れがあることを伝えています。

「潔く廃棄する勇気」を持つこと

今日の情報源です。


放送によると、カビた部分だけを捨てて残りを食べるのがいけない理由は、目に見えない「根」が奥まで伸びていることと、加熱しても消えない「カビ毒」が残っているリスクがあるためです。

1. 目に見えない「菌糸」が食品の奥まで侵食している
表面のカビを取り除いただけでは不十分です。カビは植物のように「菌糸」と呼ばれる根っこを生やしており、目に見えるカビの部分だけでなく、食品の奥深くまでこの菌糸が伸びている可能性があります。したがって、表面を削っても内部に残ったカビを食べてしまうことになります。

2. 「カビ毒」は加熱しても消えない
さらに恐ろしいのは、カビが作り出す「カビ毒(マイコトキシン)」の存在です。
毒の残留: カビそのものは加熱調理によって死滅するかもしれませんが、カビが作り出した「カビ毒」の多くは非常に熱に強いという特徴があります。そのため、焼いたり煮たりしても毒性物質は分解されずにそのまま残る可能性があります。
健康被害: カビ毒には何百種類もあり、中にはナッツや穀類に生えるカビが作る「アフラトキシン」のように、天然物でありながら最強クラスの発がん性を持つ猛毒も存在します。食べてすぐ症状が出るものだけでなく、長期的に体に悪影響を及ぼすものもあります。

3. 見た目で「安全なカビ」は判断できない
「ブルーチーズのカビは食べられるから、ミカンの青カビも大丈夫では?」と考えるのは危険です。
確かに同じ仲間(ペニシリウム属など)であることはありますが、人間に有益な成分を作るか、害になる毒を作るかは、見た目の色だけでは専門家でも判断できません,。
素人が「この色のカビなら大丈夫」と判断して食べるのは非常に危険な賭けです。

専門家の前渕元宏准教授は、「もったいない」という精神はカビさせない管理に発揮すべきであり、一度カビてしまった場合は、健康を最優先して「潔く廃棄する勇気」を持つことが食の安全の正解とコメントしています。

「箱買いしたミカン」や「鏡餅」といった水分の多い食品は、「菌糸が奥まで伸びているから、表面を削っても意味がない」という理由で丸ごと捨てるべきとされます。

たとえるなら、カビは「氷山の一角」のようなものです。水面(食品の表面)に見えている部分はごく一部で、水面下(食品の内部)には見えない巨大な塊(菌糸や毒)が潜んでいるため、見えている部分だけを取り除いても安全とは言えないのです。

カビ毒のリスクが高いもの

みかんや餅以外に、どんな食べ物に気をつけたらいいでしょうか。

「最強クラスの発がん性」を持つ毒(アフラトキシンなど)が発生しやすい食品として、AI(Gemini)は以下を挙げています。

ナッツ類
ピーナッツ(落花生)、ピスタチオ、アーモンド、クルミなど。
殻をむいた状態や、高温多湿で保存されたものは特にリスクが高まります。
穀類
トウモロコシ、ハトムギ、そば粉など。
乾燥食品・香辛料
ドライフルーツ(イチジク、レーズンなど)。
ナツメグ、白コショウなどのスパイス類。
コーヒー豆、カカオ豆。

ナッツや穀類などは、「加熱しても消えない強力な毒が含まれている可能性がある」というさらに深刻な理由で、カビが生えていたら(あるいはカビ臭かったら)絶対に食べずに捨てることが推奨されています。

ユーチューブ動画では、「クルミはローストすれば安全」なんて言ってるものもありますが、そこにはエビデンスはないということです。

ただ、「最強」といっても、口にしたら、ただちにがんになるというわけではありません。

ここでいわれているのは、ある一定量を、生涯食べ続けたらそうなるリスクがあるという疫学調査に基づく話であり、過度に気にして、せっかくの健康食品を遠ざけるのももったいないようにも思います。

日常的には、以下のことが大切だといいます。たとえばクルミは……

味がおかしいと感じたら吐き出す……クルミを噛んで「土臭い」「古い油のにおいがする」「苦い・酸っぱい」と感じたら、すぐに吐き出して口をゆすいでください。
見た目で判断……割ってみて中が黒ずんでいたり、妙に黄色かったり、綿のようなものがついていたら捨てる。

カビ対策は、どうされていますか。

カビの取扱説明書 (角川ソフィア文庫) - 浜田 信夫
カビの取扱説明書 (角川ソフィア文庫) – 浜田 信夫

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