大森浅間神社(大田区大森西)は環七沿いにある富士山の神格化で木花咲邪姫命(コノハナサクヤヒメ)を御祭神とする神社

大森浅間神社(大田区大森西)は環七沿いにある富士山の神格化で木花咲邪姫命(コノハナサクヤヒメ)を御祭神とする神社

大森浅間神社(大田区大森西)は、環七沿いにある木花咲邪姫命(コノハナサクヤヒメ)を御祭神とする神社です。富士山が噴火した宝永大噴火(1680~1709)後に流行したと言われる富士山の神格化で、冨士山本宮浅間神社を勧請、創建したといいます。

浅間神社とはなんだ

浅間神社は、「浅間」を社名とする神社です。

「あさまじんじゃ」と名乗る神社と、「せんげんじんじゃ」と名乗る神社がありますが、いずれにしても富士山に対する信仰(富士山信仰/浅間信仰)の神社です。

今回お伺いした大森浅間神社は「せんげんじんじゃ」と読みます。


富士山を神格化した富士信仰の浅間大神(浅間神)、または浅間神を記紀神話に現れる木花咲邪姫命/木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやびめのみこと)と見て祀っています。

富士山南麓の、静岡県富士宮市に鎮座する富士山本宮浅間大社が総本宮とされ、北は北海道から南は広島まで、全国にたくさんの浅間神社があります。

お子さんが生まれたときに、お宮参りに参詣された方も多いのではないでしょうか。

大田区には、今回ご紹介する大森浅間神社と、多摩川沿いの田園調布に多摩川浅間神社、大田区中馬込の馬込浅間神社があります。

多摩川浅間神社については、以前もご紹介しました。

多摩川浅間神社(大田区田園調布)は木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)を御祭神に富士山を神格化した浅間信仰の神社
多摩川浅間神社(大田区田園調布)は日本でも有数の高級住宅地である田園調布の氏神様です。木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)を御祭神に富士山を神格化した浅間信仰の神社です。多摩川沿いの古墳がある高台に鎮座し社務所の屋上からは富士山も望めます。

多摩川浅間神社は、旧下沼部村(現在の田園調布の南半部)の鎮守です。

一方、大森浅間神社は、北大森村沢田の鎮守として祀られ、現在も大森地域の氏神様として多くの人が参詣に訪れます。

かぐや姫のモデルになった御祭神

山岳信仰のひとつである富士山信仰/浅間信仰と木花咲邪姫命について、かんたんにおさらいをします。

富士山信仰/浅間信仰

第7代孝霊天皇のときに富士山が噴火。

鳴動常によって、人が恐れて逃散し国中が荒れ果てたため、第11代垂仁天皇は浅間大神を山足の地に奉り、山霊を鎮められたのを起源としたといいます。

富士山そのものが神ということではなく、御祭神の憑代・依代(よりしろ)すなわち神が宿る対象とされています。

公式サイトによると、「大森浅間神社は其の流れをくみ、富士浅間とも称せられ、江戸時代当時隆昌を極めた山嶽信仰に基いて富士浅間神社を東海道通路の要衝大森の地に勧請奉斉せられたものと伝えられております」と記載されています。

山岳信仰というように、山は神々の鎮まる所として神聖視されてきました。

人々は山嶽の霊気で心身のけがれを祓って信仰を深め、神の御心に近づいて 、その尊いめぐみを戴いてきたといわれます。

木花咲耶姫命

御祭神は、木花咲邪姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)です。

『古事記』と『日本書紀』では、若干表記が異なります。

『古事記』は本名を神阿多都比売(かむあたつひめ)、別名を木花之佐久夜毘売としています。

一方、『日本書紀』では、本名を神吾田津姫、神吾田鹿葦津姫(かむあたかあしつひめ)、別名を木花開耶姫としています。

さらに、『播磨国風土記』では許乃波奈佐久夜比売命と表記しています。

ここでは、大森浅間神社の公式サイトで記載されている、木花咲耶姫て表記します。

木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)とは、日本神話によると、天照大御神(アマテラスオオミカミ)の天孫、瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)に一目惚れされ、妻となったとあります。

つまり、貞淑の誉れ高かった女神です。

しかも、日本神話一の美少女であり、竹取物語に登場するかぐや姫のモデルとされています。

木花は「桜」、咲耶は「咲く」、姫は「女神」を意味するといわれています。

桜の木は、木花咲耶姫の美しさにあやかって名付けられたとする説まであるほどです。

公式サイトでは、「この木花咲耶姫命の鎮る霊峰富士に「六根清浄」を唱えながら登拝し、その山容に似た雄大な御神徳を仰ぐ浅間信仰に基づいて、各地に勧請奉斉されたのが浅間神社です」と説明されています。

安産子育てなど人の身体に関する守護神

大森浅間神社は、京急線平和島駅から徒歩10分。

大田区の北部を横断する環状七号線(環七)沿い外回り側にあります。

大森浅間神社

「安産子育ての守護神 浅間神社」と看板に記載されています。

そして右横には、初宮詣、交通安全、厄除け、地鎮祭、各種神祭と枚挙されています。

身体に関するご利益が多いようですね。

鳥居は白く大きな石鳥居です。

鳥居は白く大きな石鳥居

鳥居をくぐると左手には桜の木があります。

12月ですが、コロナ禍で時期をずらして、七五三の参詣に来る人がいるのでしょうか。

その後ろには銀杏の古木もあります。

手水舎はお休みです。これは他の神社寺院も同じです。

手水舎はお休み

新型コロナウイルス感染拡大防止中のステッカーがあります。

社殿です。

社殿

その左側には、赤い鳥居の稲荷神社があります。

赤い鳥居の稲荷神社

御祭神が倉稲魂命(うがのみたまのみこと)を奉斉する末社です。

さらに、神社の隣には、浅間神社附属浅間幼稚園があります。

浅間神社附属浅間幼稚園

大森浅間神社の隣です

大森浅間神社、令和3年の行事

大森浅間神社では、今年の大晦日の大祓式(午後3時)と、令和3年元旦の初詣(午前0時より)の行事を公式サイトで告知しています。

浅間神社| 正月の日程

先着1000名には、開運招福「福種銭」授与。

お焚き上げ(大祓人形・古神礼・木礼・お守り・破魔矢・〆縄など)を行います。

午前11時には、本社歳旦祭を行うそうです。

なお、馬込浅間神社が、午前0時より初詣、午後2時より馬込歳旦祭を行うことも併せて告知されています。

以上、大森浅間神社(大田区大森西)は環七沿いにある富士山の神格化で木花咲邪姫命(コノハナサクヤヒメ)を御祭神とする神社、でした。

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