
マクドナルドのハッピーセットが問題になっています。ハッピーセットのおもちゃ目的で、外国人転売ヤーの買い占めとおもちゃ転売です。ポケモンコラボのカード配布は8月11日で終了し、第1弾おもちゃも多くの店舗で品切れ。マクドナルドは公式サイトで謝罪したものの、抜本的対策は未発表です。
2025年8月8日(金)から約3週間の予定で、マクドナルドのハッピーセットに関するポケモンコラボが発表されました。
おもちゃは、 ピカチュウやイーブイなど人気ポケモンをモチーフにした全9種のおもちゃ(例:フィギュアや遊び道具)です。
ポケモンカードは、8月9日(土)~11日(月・祝)の3日間限定で、購入者に「ポケモンカードゲーム MEGA」オリジナルイラストのピカチュウカード1枚+ラルトス、リオル、ニャオハ、ホゲータ、クワッスの中からランダムで1枚(全5種)の計2枚を配布。
数量限定で、配布は全店舗ですでに終了済み。
ポケモンカードは、特にコレクター需要が高く、過去のコラボ(例:2024年の星のカービィ)同様、発売初日からSNSで、「#ハッピーセット ポケモン」がトレンド入りするほど注目度が高くなっています。
その結果、発売初日に品切れ続出。
転売目的の買い占めがあり、フリマサイト(メルカリなど)ではカードが定価(1セット約500円)の数十倍で出品されました。
何の対策もせずに
とりあえず売れれば良いという
腐り切った商魂で
多くの子ども達を泣かせて
外国人転売ヤーを笑顔にする
マクドナルドのハッピーセット pic.twitter.com/VtOmtTFFAB— ベリ (@092ne) August 9, 2025
中国のサイトでは、配布前のカード出品も確認されましたが、その一方で、肝心の食べ物が手を付けずに廃棄されたり、本来の対象であるお子さんが買えない事態になり、問題となっています。
転売対策の詳細
お昼ご飯を買いに #マクドナルド へ。
ハッピーセットのおもちゃ目的で
おもちゃだけ抜いて食べ物はそのまま放置。
そして、廃棄。
おもちゃ目的でもせめて食えよ。
12時に買いに行ったんやけど、
お店の人がおもちゃだけ取られた
朝マックの商品を捨てていた??
こんなん許せるか?俺は許されへん。 pic.twitter.com/km4yBiAUva— タイガー光希 (@tiger_koki_) August 9, 2025
XのAIであるGrokによると、マクドナルドは、過去の「ちいかわ」「マインクラフト」コラボでも転売問題(例:5月のちいかわで早期販売終了)を起こしており、今回のポケモンコラボで以下の対策を講じたといいます。
購入制限
8月9日~11日のポケモンカード配布期間中、1人5セットまでの購入制限を全店舗で実施。
ただし、制限が「5セット」と、ゆるめで、店舗での運用が不徹底だったため、転売ヤーによる大量購入を抑止しきれていません。
メルカリとの連携
マクドナルドはメルカリと協力し、転売可能性のある商品情報(画像や発売情報)を事前に提供。
メルカリはこれに基づき、規約違反や著作権侵害の出品を監視・削除。
例: ポケモンカードの出品に対し、両社が転売と認定した場合、即時削除対応。
しかし、発売直後からフリマサイトに大量出品され、効果が限定的だったとの声もあります。
要するに、マクドナルドも、まず売ることが第一で、防止策は、一応やりました的なものだったように思われます。
消費者に対し、食品廃棄や買い占めへの自制を促していますが、なんの強制力もないため実効性には疑問符がつきます。
これまでも同様の問題が起きていたコラボには、以下のものがあるそうです。
ちいかわ(2025年5月16日~)
マクドナルドクルーをモチーフにしたステーショナリー8種。早期販売終了で転売問題が顕在化。
マインクラフト(2025年5月)
映画「マインクラフト/ザ・ムービー」コラボでブロック型おもちゃ。デジタルゲーム付きだが、買い占めで品薄に。
クレヨンしんちゃん(2025年6月13日~)
限定グッズで人気も、転売対策は同様に不十分。
何を集めたって死ねばそれっきり
マックの
ハッピーセットの
問題だけどさこれまでの経験でも
中国人転売ヤーが
大量発生して
手もつけてない
ハンバーガーが
散乱するのは
目に見えてた訳でマックジャパンの売上げは
上がるだろうけど
フードロスとか
企業の社会的責任を
まんま軽視だよねつまり
中国系を経営者に
据えると…— 井川 意高 サブアカ改め本アカ (@IkawaMototaka) August 11, 2025
本気になって対策すれば、ある程度は抑えられることのように思うんですけどね。
たとえば、おもちゃやカードは店内飲食後に配布するとか、持ち帰りなら同伴者数分のみ販売するとか。
保護者同伴の、子供1人につき1セットのみ販売するとか。
転売ヤーは、子どものアルバイトを使うかもしれませんが、それでも現在に比べれば、よりましになるのではないかと思います。
もしくは、おもちゃをやめ、キャラクターデザインの食品(例:キャラ型ナゲット)に変更するとか。
もちろん、私自身は、転売ヤーにもならないし、たとえ子どもが欲しがっても、競ってその「おまけ」を取りに行こうとも思いません。
思い出すのは、瀬戸内寂聴さんの、唯一の名言
「一生を終えてのちに残るのは、われわれが集めたものではなく、われわれが与えたものである」。
歳を取ってくると、「何々がほしい」という欲得より、どうやって「生きてきたアカシを残すか」というふうに考えてしまいます。
それはすなわち、消費するのではなく、創り上げることに価値を見出す生き方です。
老若男女がみな、そう悟っていれば、こういう問題は起きないと思うのですが、資本主義の現代では、なかなかそれは難しいことかもしれません。
マクドナルドのポケモン問題、ご存知でしたか。

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