今日、ご紹介する私の登録動画チャンネルは、筋肉弁護士桜井ヤスノリー法律の裏側ー(チャンネル登録者数2.4万人、232本の動画)です。動画の最初と最後に、腹筋や腕の筋肉を誇る一風変わったデモンストレーションがありますが、内容は事件の理解を助けてくれます。(文中敬称略)
今日は、久しぶりに私が登録しているYouTubeチャンネルご紹介です。
昨今、弁護士やジャーナリストの動画チャンネルは、ネタに困りませんね。
女性ライバー・最上あいが、東京・高田馬場の路上で刺サツされた事件が起こったかと思えば、今度はN国党の立花孝志党首が、東京都千代田区霞が関1丁目の財務省近くの路上で、暴漢にナタで「切りつけられた」といいます。
【続報】
「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(57)が切りつけられた事件で、逮捕された男が「兵庫県議の自殺のニュースを見て殺意を抱くようになった」と供述していることが分かりました。
「兵庫県議自殺の報道で殺意」容疑者供述、N国党・立花氏襲撃 https://t.co/4pGIzqHx4F
— 朝日新聞警視庁クラブ (@asahi_kc) March 15, 2025
桜井ヤスノリ弁護士は、さっそくその件で動画を配信。
立花党首を、「ほんとに命に別状なくてよかった」としながらも、犯人に対してはその犯行を非難します。
いくら、政治思想や活動が支持できなくても、「だから564てもいいんだ」という考えはおかしい、と強く述べています。
日頃の立花孝志党首の言動から、今回切りつけられたことを「ざまあみろ」「自業自得だ」といった声があることに対して、「そう思ったお前も暴漢の予備軍だ」と断罪しています。
桜井弁護士自身、立花党首のことを日頃から全く信用していません。
この動画ですら被害者・立花党首のことを「T・T」と呼び、もともとまともな政策などはなく、話題を作り出して世間に注目されて票を集め、ガーシーとか当選させ政党交付金を得ることを目当てにしているだけだと断罪しています。
それでも、やはり564は駄目だと言っているのです。
これを読まれた方の中には、事件について、「そんなこと当たり前じゃないか。気に入らないからと言ってシんでくれなんて、まともな人間ではない」と思われるかもしれません。
それは全くそのとおりです。
しかし、現実に「あいつなら仕方ない」という声は今回あるわけです。
日本は、いつから私刑を容認する民度に成り下がってしまったのでしょうか。
これは、政治的立場の「右」「左」関係ありません。
「よい蛮行」などあるものか
「アベさんに対する銃撃について思うこと」小出裕章 https://t.co/kYWfanPYML @lnjnowより 小出さんさぁ、蛮行に許すも許さないもないでしょう。
— 戦後史の激動 (@blogsengoshi) March 15, 2025
小出裕章という人をご存じですか。
反原発を唱える知識人ですが、科学者とは思い難いエキセントリックなところがあって、私は個人的にこの人に懐疑的でしたが、安倍晋三さんの事件があった時、決定的なことを述べました。
この人は、安倍晋三暗殺を批判しませんでした。
「はじめから「許しがたい蛮行」として非難する意見には私は与さない。」
(http://www.labornetjp.org/news/2022/0710koide)
いやいや、「蛮行」に許すも許さないもないでしょう。
安倍暗サツは、安倍政治に「抑圧された人々の悲しみ」が爆発した「許せる」暗サツだというのです。
だから、「暗サツ」だけを切り取って責め立てるのではなく、歴史が判断してくれると。
気は確かか、と思いませんか。
だったら、野党のくせに増税派であるトンデモない立憲民主党に対する怒りの爆発から、同党の増税派の誰かを暗サツしてもいい、後で歴史に判断させよう、という理屈になってしまうではありませんか。
そんな理屈なら、もう警察も検察も裁判所もいりません。
いちいち「56したい理由」に斟酌していたら、人564がすべて可となってしまいます。
そんなことを許してはいけません。
小出が言うには、「どうせ日本に民主主義なんかないんだから、民主社会の法律が暗殺を許さない、なんていう理屈には与しない」とうそぶいているのですが、日本を主観的に民主主義と評価しようがしまいが、刑法や刑事訴訟法は客観的に存在するすべての日本人に対する法律です。
法律以外にも、サツ人を禁じる考え方は刑法以外にも確立しています。
倫理学、宗教、社会契約論、進化心理学など……関心のある方はお調べください。
被害者はササれても仕方ないのか?
色んなところで『理由はどうであれ殺すのはダメでしょ』って綺麗事を目にするけど、そもそもの話最上あいが弱者男性から金を騙し取って人生を踏み躙り、金も尊厳も無く心に満ちるのは憎悪と復讐だけの修羅を作った、その一連の行為こそが本当の『絶対にやってはいけないこと』なんじゃないんですかね?
— ナキ@ (@Naki_222) March 14, 2025
冒頭の高田馬場「最上あい」事件についても、「加害者から金をせびって返さなかったから、被害者は刺されても仕方ない」「自業自得」と言ってる人はいますが、桜井弁護士は、それも否定しています。
債権回収には、差し押さえという合法的な措置はあり、たとえ彼女が「取っ払い」(日払い直接渡しのこと)ではたらいていたとしても、それを抑えることはできた。なぜそれをしなかったのか。
「自業自得」と言うなら、加害者こそ、「(被害者を)悪い女と見抜けなかった」自分自身の「業」の報いではないのか、ということです。
「いや、加害者は善意から金を融通した……」というかもしれないけど、私がおかしいと思うのは、月収16万で、5000円の支払いすら分割している人間が、「利他の精神」もハチノアタマもねーだろーということです。
自分の生活すらおぼつかないやつがそういうことをするから、こういう形で破綻をして、被害者だけでなく自分の人生まで棒に振るのではないでしょうか。
まずは自分の生活をきちんと軌道にのせることが先だったのです。
まあね、何らかの打算があったから、女性に入れあげたのでしょう。
ということで、みなさんは、女性ライバー事件とN国党党首事件、いかが思われましたか。
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