外食を頻繁に行う人はそうでない人に比べて死亡率が約50%高いことが判明したというGIGAZINEの記事が話題になっています

この記事は約5分で読めます。

外食を頻繁に行う人はそうでない人に比べて死亡率が約50%高いことが判明したというGIGAZINEの記事が話題になっています

外食を頻繁に行う人は、そうでない人に比べて死亡率が約50%高いことが判明した、というGIGAZINEの記事が話題になっています。アメリカ・アイオワ大学のヤン・ドゥ氏が行った研究だそうです。

しかし、では具体的に外食の何が悪いのかを明確にしなかったら、疫学調査のテイをなしていないだろうというもっともなツッコミもあります。

Web掲示板でもスレッドが立ったので、まとめてみます。

外食は死亡率が49%高い?そもそも人間の死亡率は100%だろう

記事によると、外食を頻繁に行った人物はそうでない人に比べ、死亡率が49%高いということが明らかになっているそうです。

ヤン氏らは1999年から2014年にかけて、20歳以上を対象としたアメリカ人3万5084人に対し調査を実施。
これらの人々のうち「1日のうち2食以上を外食で済ませる人」と「外食は週に1食以下の人」を比較した結果、前者の死亡率は後者に比べて49%高いことが明らかになりました。 また死因ごとに見ると、心血管系によるものは18%、がんによるものは67%高いということも判明しています。

ファストフード店などで提供される食事は、カロリーや脂肪分、塩分が多く、野菜や果物、食物繊維などが少ない傾向にあるといいます。

ヤン氏は、「こういった食事を頻繁に行った場合、肥満や糖尿病などの慢性疾患のリスクを増加させ、死亡率を高めます」と述べています。


それはそうかもしれませんが、ではどのくらいの量や頻度だと「リスクを増加させ、死亡率を高め」るのかは明らかにされていません。

記事には、「必ずしも自宅での食事がいい物であるとは限らず、バオ氏は「誰が作ったのかではなく、何を食べるのかということに焦点を当てることが重要です」と述べています。」としていますが、だったらなおさら、「何」が悪いのかを明らかにすべきでしょう。

だいいち、因果関係が逆かもしれませんよ。

つまり、短命の人が外食を好み、長寿の人がそうでないのかもしれません。

余命幾ばくもないと意識したか無意識か、残り少ない人生ならうまいもんを食いまくってやろうといって、外食しまくっただけかもしれません。

極端かもしれませんが、そういう可能性だってあり得るわけです。

まとめサイトです。


主なコメントをご紹介します。

2名無しのひみつ2021/04/15(木) 18:21:07.99ID:T/aHqjaD
人間の死亡率って100%ではないか?

3名無しのひみつ2021/04/15(木) 18:22:20.25ID:6mRSAPK8
外食なんかめったにしないのに死んだ人を知ってる。

7名無しのひみつ2021/04/15(木) 18:30:24.99ID:/eUa8dcs
役に立たないレベルの情報すぎるw
コンビニで弁当買って家で食べるのは外食じゃないですしw
せめて自炊しない人で数値出せw

10名無しのひみつ2021/04/15(木) 18:33:43.72ID:Tg8rdgLs
アメリカの話だろ?

13名無しのひみつ2021/04/15(木) 18:39:48.49ID:XKn+oOHA
アメリカの外食は
ハンバーガーかピザかチャイニーズ
どれも塩分と油たっぷり
それをどでかいコーラで流し込む
そりゃ早死にするよね

19名無しのひみつ2021/04/15(木) 18:47:49.57ID:RzwB2MoH
金払って食いに来てもらいたいなら客の健康より美味さ優先。家なら健康第一で考える。当然の結果だと思うけどな。

21名無しのひみつ2021/04/15(木) 18:50:00.91ID:Iefk8juH
>>1
週で一回以下って要はお金持ち+余裕がある人ってことじゃん

46名無しのひみつ2021/04/15(木) 20:10:59.09ID:1lqHWotA>>72
「自炊の栄養バランス・調理法は、外食に勝っている」という根拠がない
危ない外食を摂るヤツは自炊でも危ない


いかがですか。

ツッコミコメントばかりですが、いずれももっともですよね。

要するに、疫学調査として甘いだけでなく、そもそもアメリカだし、という冷静な意見です。

ただし、マスコミはこういう情報のうわべだけをとって、何かの健康情報の補強として、「外食は50%死亡率が高い」というところだけを使うのです。

すると、そのもとの健康情報が、信憑性に下駄を履かせてもらったような状態になって、科学的には曖昧な健康情報が再生産されていくのです。

ですから、こういうひとつひとつの些末な健康情報は、きっちり突っ込んでおく必要があるでしょう。

学術の専門雑誌で多くの研究家に認められること

理系の方とっては「いろはのい」にあたる話ですが、疫学調査は、対照実験によって結果の差を推計統計学的に考慮して、有意差があったかどうかを判定しなければなりません。

「対照実験」というのは、ある特定の栄養素(油とか塩分)の多いグループ、少ないグループ、ないグループを設定することです。

そして、一定期間後にその違いを見て、グループごとの明らかな差があるものから、初めてその効果を考察できるのです。

ですから、「外食を頻繁に行う人は、そうでない人に比べて死亡率が約50%高い」といっても、それだけでは何も科学的な意味はありません。

学術研究

学会発表されても、まだ「研究価値の価値は未確定」で、上記のように対照実験でなければ「重視しない」。

さらに、専門の雑誌に掲載され、複数の研究で支持されていることが条件です。

もちろん、外食で偏った食生活にならないことを気をつけることは評価できますけどね。

以上、外食を頻繁に行う人はそうでない人に比べて死亡率が約50%高いことが判明したというGIGAZINEの記事が話題になっています、でした。

Photo by Simon Maage on Unsplash

さらば健康食神話: フードファディズムの罠 - アラン・レヴィノヴィッツ, ナカイサヤカ
さらば健康食神話: フードファディズムの罠 – アラン・レヴィノヴィッツ, ナカイサヤカ

「食べもの神話」の落とし穴 巷にはびこるフードファディズム【電子書籍】[ 高橋久仁子 ] - 楽天Kobo電子書籍ストア
「食べもの神話」の落とし穴 巷にはびこるフードファディズム【電子書籍】[ 高橋久仁子 ] – 楽天Kobo電子書籍ストア

コメント

タイトルとURLをコピーしました