仏教伝来の地といわれる・奈良県で、若手僧侶たちによる10分の法話を披露する『H1法話グランプリ』が開催されました。

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仏教伝来の地といわれる・奈良県で、若手僧侶たちによる10分の法話を披露する『H1法話グランプリ』が開催されました。

仏教伝来の地といわれる・奈良県で、若手僧侶たちによる10分の法話を披露する『H1法話グランプリ』が開催されました。『H1法話グランプリ』は、仏教の教えを人々に身近に感じてもらうため、宗派を超えて集まった45歳以下の若手僧侶たちが10分間の法話を披露し、「もう一度会いたいお坊さん」ナンバーワンを決める大会です。

審査基準は、審査員と来場者が、「もう一度その僧侶の話を聞きたいと思うか」を基準に投票することになっています。

仏教の専門知識がある審査員だけでなく、一般の聴衆が「もう一度会いたい」と心から思えるかどうかが最大の審査基準ですから、知識があればいいわけではなく、難解な教えをわかりやすく、心に響く形で伝える能力が問われます。

臨済宗、浄土真宗、曹洞宗など、複数の宗派から僧侶が参加します。

大会は、全国から応募があった若手僧侶の中から、動画審査を経て本選出場者8名が選ばれました。

チケットが事前に完売になった奈良の「なら100年会館」に加え、2025年大会では、初めて全国15か所のイオンシネマでライブ中継が行われ、映画館の観客も会場と同様に投票に参加しました。

投票者は、会場の来場者と、全国の映画館観客(15か所のイオンシネマでライブ中継)で合計約3,000人です。

これは、法話の価値を、僧侶や関係者だけで決めるのではなく、広く社会の人々に開かれたものにしようという試みです。

要するに、この試みは、信徒だけでなく広範に仏教を伝える「仏教の民主化」といったところです。

仏教・仏教学界の関係者は、こうした試みを「仏教イノベーション」とよんでいますが、科学が発達した一方で、人間疎外の傾向もある現代社会で、いかにして仏教の教えを伝えるかの新たな取り組みをさしています。

チケットが完売になるということは、こんにち仏教に対するニーズはあるんですね。

優勝したのは、福井県・大安禅寺(臨済宗)の高橋玄峰副住職

今日の情報源です。


およそ3時間にも及ぶ激闘の末に優勝したのは、福井県・大安禅寺(臨済宗)の高橋玄峰副住職です。

法話のテーマは『心時間を生きる』です。

まだ、YouTubeに動画があがってきていないのですが、時計にとらわれずに「心の中の時間」を大切にすることが大事だというような内容だったそうですね。

私は僧籍こそありませんが、浄土真宗本願寺派の住職科目「布教法」(法話の作り方)を履修しており、法話なら、ある程度のものは創れる手応えは経験しました。

本願寺派教師資格「布教法」受講してきました

自分が僧侶だったら、ぜひチャレンジしてみたい大会ですね。

自分ファーストな人間は法話に学べ!


日本は政教分離ということになっていますが、これまでの歴史から、神道や仏教の文化的影響を受けています。

とくに経典によって具体的な教えが示されている仏教は、現在の私たちの道徳の「原案」といってもいいほどです。

私は最近、仏教の教えに反する人は信用ならないな、と思っています。

といっても、ナントカ如来を信じなさいということではなく、人としてもっとも基本的なことです。

自分さえ良ければいい、
ひとサマを自分の都合で一方的に利用する、
自分の都合で嘘をついたり裏切ったりできる
ギブ・アンド・テイクではなく、ひとさまに要求だけをする

そういう自分ファーストの人間を、許しがたいのです。

もっとも、「許しがたい」という感情自体は、これまた仏教の教えに反するのですが、仏教はそういう場合、

1.相手に「哀れみ」の視点を持つ(慈悲)
2.相手を「反面教師」とする(逆縁)
3.静かに距離を取る(関わりを絶つ)

ということを教えてくれています。

ね、みんなどっかで聞いたことある対策でしょう。原案は「仏教」なんですよ。

……なんてことも、法話は平易に語ってくれるのです。

地域のお寺に出向くだけでなく、最近ではYouTubeでも法話の中継が公開されていますので、興味を持たれたなら、ぜひ一度足を運んでみてください。

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