
伍福軒(大田区西蒲田)は、富山ブラックを凌駕する黒いスープ(黒醤油)と大ぶり背脂によるラーメンとヤキメシランチが評判の店です。「富山ブラックの黒さ」「新潟背脂ラーメンの豪快さ」「独自の黒醤油の深み」を融合させた唯一無二の存在」です。
以前、「天下一品」首都圏で店舗閉鎖が相次いだことがマスコミで取り沙汰されましたが、
「天下一品」首都圏で店舗閉鎖が相次ぐ ~こってりラーメンの名店が直面する現代の飲食業界の現実~ https://t.co/f56IvdKYAC #天下一品 #蒲田駅
— 無明子 (@shirimochigome) May 16, 2025
その跡に入った、地元の「天下一品」があった店のあとに入った、新潟発祥の伍福軒というお店に入ってみました。

新潟県には「背脂ラーメン」という独自の文化が根付いていますが、その中でも異彩を放つのが長岡市にある「伍福軒(ごふくけん)」です。
富山ブラックに似た真っ黒なスープ、新潟ラーメンよりもさらに大ぶりに乗せられた背脂、そして黒醤油で炒めた焼き飯……。ここでは、伍福軒の圧倒的な存在感を2000字で徹底解説します。
伍福軒の基本情報
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店名:伍福軒 
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住所:新潟県長岡市 
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営業時間:11:00~15:00、17:00~21:00(※売切れ次第終了) 
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定休日:不定休 
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おすすめメニュー:背脂黒醤油ラーメン、黒醤油焼き飯 
伍福軒は、新潟のラーメン愛好家から「背脂ラーメンの聖地」とも呼ばれる名店。その特徴は、「黒いスープ」「大ぶりの背脂」「細麺」の三位一体にあります。
富山ブラックを彷彿とさせる「黒いスープ」の正体

伍福軒のスープは、一見すると富山ブラック(富山の黒醤油ラーメン)に似た真っ黒な見た目をしています。しかし、その味わいは全く異なります。
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スープのベース:鶏ガラと豚骨を中心に、魚介のうまみも加えた複合スープ 
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黒さの秘密:濃口醤油をベースに、独自の黒醤油タレを加えることで深みのある黒色に 
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味の特徴:醤油の香ばしさと、スープのコクが絶妙に絡み合う 
富山ブラックが「醤油の香りと透明感のあるスープ」を特徴とするのに対し、伍福軒のスープは「濃厚でありながら飲みやすい」という独自のスタイル。一度飲むと、その奥深い味わいに病みつきになる人も多いです。
新潟ラーメンよりもさらに大ぶり!「背脂の豪快さ」

新潟の背脂ラーメンといえば、「とんこつラーメンのように背脂が溶け込んだスープ」を想像するかもしれません。しかし、伍福軒の背脂は一味違います。
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背脂の量:スープの表面をほぼ覆い尽くすほどの大ぶりな塊 
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食感:溶けかけの背脂が舌の上でとろけるようなクリーミーさ 
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味への影響:背脂のコクがスープ全体を包み込み、まろやかさをプラス 
「背脂が苦手……」という人でも、伍福軒の背脂はスープと一体化しているため、クセが少なく食べやすいのが特徴。むしろ、この背脂こそが伍福軒ラーメンの「魂」と言っても過言ではありません。
スープと相性抜群の「細麺」
伍福軒の麺は、中細のストレート麺。この麺選びにもこだわりがあります。
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麺の太さ:1.3mm程度の細麺(富山ブラックの麺よりも少し太め) 
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麺の硬さ:やや固めに茹でられることが多い(好みで調整可能) 
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スープとの絡み:細麺だからこそ、黒醤油スープと背脂がしっかり絡む 
「太麺派」の人には物足りないかもしれませんが、伍福軒のラーメンは「スープを存分に楽しむための細麺」というコンセプト。最後の一滴まで味わいたくなる仕組みです。
隠れた名物「黒醤油焼き飯」

伍福軒には、ラーメンだけでなくもうひとつの名物が……。それが「黒醤油焼き飯」です。
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使用する醤油:ラーメンのスープと同じ黒醤油 
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味の特徴:香ばしさとほのかな甘み、そしてピリ辛の薬味がアクセント 
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食べ方のオススメ:ラーメンと一緒に注文して、途中で交互に食べる 

「ラーメン+ライス」という組み合わせは一見炭水化物の重複のようですが、黒醤油の風味が食欲をそそり、つい完食してしまいます。
伍福軒のラーメンを食べる際のコツ
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最初は背脂をよけてスープを味わう 
 → 背脂のコクを感じる前の、純粋な黒醤油スープの深みを楽しむ
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麺は少し固めでオーダーする 
 → 時間をかけて食べても麺が伸びにくい
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途中で黒コショウをふってアレンジ 
 → スパイスがアクセントになり、飽きずに最後まで食べられる
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必ず黒醤油焼き飯をセットで注文 
 → ラーメンとの味の対比が絶妙
まとめ:背脂ラーメンの新たな境地を切り開く伍福軒
伍福軒の背脂黒醤油ラーメンは、「富山ブラックの黒さ」「新潟背脂ラーメンの豪快さ」「独自の黒醤油の深み」を融合させた唯一無二の存在。
「真っ黒なスープを見てギョッとする」→「一口飲んでそのコクに驚く」→「背脂のとろける食感に悶える」→「最後は焼き飯で締める」……この流れは、まさにラーメン愛好家にとっての至福の時間です。
新潟のラーメンは「とんこつ」「醤油」「背脂」と多様ですが、伍福軒はその中でも「黒いラーメン」として強い個性を放っています。機会があれば、ぜひその衝撃の味を体験してみてください。

持ち歩ける 大田区本 (エイムック 3327) – トリコガイド編集部


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