
東京都心部のカラス個体数が、ピーク時の2割である約3000羽にまで激減。ゴミ被害減少も生態系への悪影響懸念と報じられています。専門家はカラスを「人間社会の鏡」と位置づけ、種子散布や害虫制御の役割喪失によるネズミ増加などの「意外なしっぺ返し」を警鐘し、適正共存のバランスを提言しています。
具体的な数字では、ピーク時の2005年には約1万8000羽であったのが、20年後の2025年には約3000羽に減ったそうです。
都市鳥研究会の調査によると、減少要因として、厳格なゴミ管理対策(カラスネット・夜間収集)、天敵(オオタカ)の都市進出、COVID-19による廃棄物減が主な理由に挙げられるそうです。
カラス減少は、ゴミ被害の減少という利点は生じているものの、生態系への悪影響が懸念されるといいます。
専門家は、カラスを「人間社会の鏡」と位置づけ、種子散布や害虫制御の役割喪失によるネズミ増加などの「意外なしっぺ返し」を警鐘し、適正共存のバランスを提言しています。
カラスが減ることで生態系にどんな悪影響があるか
今日の情報源です。
東京都心のカラスが激減、ピーク時約1万8000羽が2割に…ゴミ被害は減るが生態系への影響も? 専門家が警鐘を鳴らす「意外なしっぺ返し」https://t.co/FMWUm8jRAV
— 集英社オンライン編集部ニュース班 (@shuon_news) January 20, 2026
記事によると、カラスが減ることによる生態系への最大の懸念は、ネズミの大量発生をはじめとする「生態系のゆがみ」が生じる恐れがあることです。
都市鳥研究会の専門家らは、カラスが単なる「生ゴミを荒らす厄介者」ではなく、自然界で重要な役割を担っていると指摘し、その減少がもたらす「意外なしっぺ返し」に警鐘を鳴らしています。
カラスがいなくなることで、以下の役割が機能しなくなり、都市の生態系バランスが崩れる可能性があります。
ネズミの大量発生(捕食者の不在)
カラスは小動物を食べる「捕食者」としての役割を持っています。カラスが減ることで天敵がいなくなったネズミが増殖し、新たな被害を招くリスクがあります。
植物の繁殖への影響(種子散布の停滞)
カラスには植物の種子を運ぶ「種子散布」の役割もあります。カラスが姿を消すとこのサイクルが途絶え、植物の分布や植生に影響が出るなど、生態系にゆがみが生じる恐れがあります。
なぜ今、都心のカラスは激減しているのか?
東京都心(明治神宮など主要なねぐら)のカラスの数が落ち込んだ主な要因は以下の2点です。
1. エサ(生ゴミ)の減少
かつては飲食店や家庭から出る生ゴミが大量にありましたが、ゴミ収集の夜間化やカラスネットの普及により、カラスがエサを得にくくなりました。さらにコロナ禍で飲食店の事業系ゴミが減ったことが、個体数減少に拍車をかけたと分析されています,。
2. 天敵「オオタカ」の都市進出
カラスの捕食者であるオオタカが都市部で繁殖するようになり、カラスの集団ねぐらが崩壊するなど、自然界の力関係にも変化が起きています。
カラスの数が減ったことで、生ゴミ被害は減少傾向にありますが、専門家は現在の状況が、「人間とカラスが共存するための最適解なのか」を慎重に見る必要があるとしています。
ゴミ対策の成果が出ている一方で、ネズミ被害など別の問題(しっぺ返し)が浮上しつつあるのが現状です。
記事では、具体的な「解決策」は明示されていません。
現在の状況は、長年行われてきた「対カラス対策」が効果を上げすぎた結果生じた新たな課題であり、専門家は解決策を提示する以前の段階として、「現在のバランスが本当に正しいのか」という問いかけ(警鐘)を行っています。
専門家は、単にカラスを増やせば良い、あるいはさらに減らせば良いといった単純な解決策ではなく、「今の個体数は人間とカラスが『共存』するための最適解なのか」を慎重に見極める必要があると指摘しています。
私たちはどう対策すればいいか
国産AIのFeloによると、カラスの適正個体数は、「環境、生態系の役割、繁殖と死亡の動態、人間の影響、地域の生物多様性など、さまざまな要因を総合的に考慮して決定」されるそうです。
私たちができる対応策を尋ねると、いろいろ出てきました。
カラスの生態を学ぶ
カラスの生態や役割について学ぶことで、彼らの行動を理解し、適切な対応ができるようになります。
ゴミの分別と管理
カラスがゴミを漁ることを防ぐために、ゴミはしっかりと分別し、蓋のあるゴミ箱を使用することが重要です。
ゴミ出しの時間を守る
ゴミを出す時間を守り、カラスがアクセスできないように工夫します。
巣作りの場所を考慮
カラスが巣を作る場所を保護し、無闇に巣を取り除かないようにします。特に繁殖期には注意が必要です。
生息環境の改善
カラスが生息しやすい環境を整えることで、彼らの生態系内での役割を維持します。
域住民との協力
地域の住民と協力し、カラスとの共存に向けた取り組みを行います。例えば、地域の清掃活動や啓発活動を行うことが考えられます。
情報共有
カラスに関する情報や問題を地域で共有し、共通の理解を深めることが重要です。
野生動物管理の専門家に相談
カラスの個体数や生態についての専門家に相談し、適切な管理方法を学ぶことができます。
地域の環境団体との連携: 環境保護団体や野生動物保護団体と連携し、カラスとの共存に向けた取り組みを行います。
カラスに対する攻撃的な行動を避ける
カラスに対して攻撃的な行動を取らず、冷静に対処することが大切です。
我が家も、魚とかヒメウズラとか、生き物がいるときは、玄関近くまで図々しくやってくるカラスを見かけましたが、最近見る機会が少なくなったように思います。
まずは、ゴミ出しのルールを厳守することからはじめるといいですね。
カラスとの付き合い方は、いかがですか。



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