大学や大学院に在籍していたタレントの卒業・修了が話題ですが、小沢一敬の慶應義塾大学通信課程「入学」は果たして報じる価値はある?

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大学や大学院に在籍していたタレントの卒業・修了が話題ですが、小沢一敬の慶應義塾大学通信課程「入学」は果たして報じる価値はある?

芸能ニュースは、大学や大学院に在籍していたタレントの卒業・修了が話題ですが、どさくさに紛れて小沢一敬の慶應義塾大学通信課程「入学」も報じられています。しかし、無試験で入れる通信教育課程に入学したぐらいで、仕事と学問を両立させた人たちと同列に報じるマスコミ報道には疑問があります。

田久保真希前伊東市長が、「除籍」を「卒業」と偽った学歴詐称で、あれだけ世間を騒がせたのに、マスコミは事の本質が全くわかっていないようです。

つまり、学歴とは「入学すればいい」ではなく、きちんと定められたカリキュラムを学修したのかどうかで初めて評価されるものです。

松本人志の一件で謹慎していた小沢一敬が、入ったという慶應大学通信課程は無試験入学であり、現時点ではメディアがニュースとして対外的に知らせる価値は全くありません。

卒業して、初めて意義があることです。

もっとも、同課程の卒業率は、全体で約10~20%(あるいは20~25%)程度と非常に低い水準とされています。

しかも、それは他大学からの学士入学、つまり一定の単位をすでに認定された中途編入者を含めての数字であり、1年生から始める入学者の卒業率は絶望的に低いのが現実です。

ですから、おそらくは、小沢自身にも卒業する意欲や計画性などはなく、「慶應大学入学」だけで大学のブランドをあてにした宣伝効果を狙うという、まじめな学修者を愚弄するような戦略が感じられ、メディアがそれに協力していることになります。

通信課程の学修は容易ではない

通信課程は、ひとつの科目について、3000字レポートを4回合格して、やっと単位認定試験を受験できます。

それに合格して、はじめて2~4単位を取得。

卒業まで130単位ですから、約40科目それを繰り返さなければなりません。

小沢は高校中退で、本来なら大学入学の資格はないのですが、慶應大学通信課程は、中卒や高校中退者にも特修生制度といって、1年以上の在籍期間中に、指定された4科目(8単位)を修得し、形式的な試験に合格すると、大学へ出願する権利が得られます。

それで入学の権利を得たのでしょうが、高校を数ヶ月でやめて、ずっとブランクがある小沢では、いずれにしろ卒業は困難を極めると思います。

しかし、ロンブー田村淳のように、慶應大学通信を挫折したのに、なぜかその後同大学大学院に入学し、修士号をもらっている滅茶苦茶なケースも有るので、小沢もそのパターンかもしれませんが、そこにいったい何の価値があるのか疑問です。

不世出のアイドルが変装して授業に出席

対象的なのが、2024年に中央大学法学部を卒業した松田聖子さんです。


松田聖子さんは、「中央大学法学部通信課程を卒業」と発表しています。

卒業するまでは大学に入ったことは一切明かさず、しかも卒業時には、「通信課程」であることも正直述べています。

大学の卒業証書には、「通信課程」とは書かれず「学士の授与」としか書かれませんから、わざわざ言わなくてもいいのに、松田聖子さんは正直に述べているのです。

松田聖子さんのケースは、まさに「学問に対する誠実さ」が際立つ例です。

彼女の公表の仕方は、小沢一敬のような「入学時点での話題作り」とは対照的で、非常に重みがあります。

あえて「通信課程」と明言することで、同じ環境で学ぶ人たちへのエールにもなりますし、通学課程の学生への配慮や、自らの学習スタイルに対するプライドも感じられます。

法学部通信教育課程は、『法科の中央』の看板を背負っており、その単位取得の厳格さは通学課程と同等、あるいは孤独な自習を強人格ゆえにそれ以上とも言われます。

彼女が『通信』と明かしたのは、その過酷なプロセスを完遂したことへの正当な自負があったからではないでしょうか。

当時、彼女のニュースに対して、「なんで中大なんて中途半端なところで、早慶などもっと有名なところにしなかったんだ」というコメントもありました。

それは、彼女の、「自分はロンブー田村なんかとは違い、断じて芸能人の広告塔枠ではない」という誇りが感じられるのです。

変装して語学授業に出て、ジャージを着て体育授業に参加した結果の卒業なのです。

中傷するやつは、単なる嫉妬なんだろうと、わたしは思っています。

通信課程は楽しいよ

とまあ、少しだけアツく語りましたが、実は我が家は、

私……2つめの大学と修士
妻……高校の途中からと大学
長男……高校

が、通信課程なんです。

私のような、コミュ障でマイペースな人間には、通信課程というスタイルは実に心地よかったですね。

大学院の場合は、通信課程でも試験はあります。

しかも、私は社会人入試ではなく一般入試でした。

自分の近くの席の受験生は、自分にとっては息子や娘世代よりも若い人たちで、「えー、こんな若い世代と戦うのか」とビビりましたが、何とか突破しました。

私の修士課程のときは、13人中3人が留年なしの2年で修了。うち2人が博士課程に進みましたが、そのうちの1人が私です。

やはり、同世代の松田聖子さんに触発された面は、大いにあります。

小沢もね、せっかく入ったのなら、ぜひ大方の予想を覆して卒業してみろ、といいたいですね。←一応前向きなエールで締めておく(笑)

通信課程で生涯学習や学び直しなど、されている方はいらっしゃいますか。

40代で大学の通信課程に入学しました。: もう一度学び直したい!レポート・単位・科目試験・卒業論文を乗り越えて、シングルマザーでも卒業できた! - 内藤みか
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