藤巻健史さんが「MMTは無責任。選挙イヤーの今こそ増税の議論を」と特別定額給付金や持続化給付金の再給付に水を指しています

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藤巻健史さんが「MMTは無責任。選挙イヤーの今こそ増税の議論を」と特別定額給付金や持続化給付金の再給付に水を指しています

藤巻健史さんが、「MMTは無責任。選挙イヤーの今こそ増税の議論を」と、特別定額給付金や持続化給付金の再給付に水を指しています。しかし、国債発行がどうして無責任なのか。財政破綻を20年も言い続けて、あたったことがないのになんの説明もない方がよほど無責任ではないでしょうか。

コロナ禍の真っ只中に増税をしろという話

もと記事は、プレジデントオンラインです。

反MMT派急先鋒で、日銀破綻論が持論の元国会議員・藤巻健史さんが、例によってMMT、つまり財政出動をケナしています。

特別定額給付金や、持続化給付金なんかトンデモない。逆に増税して取り戻せと咆哮しています。

今、増税なんかしたらどうなるのでしょう。

何しろ、藤巻健史さんは、これだけ国債を日銀が買い取っていると、日銀が破綻したら円は紙くずになる、という財政破綻の危機を煽る方です。

今回も藤巻健史さんは、「さらなる財政出動、日銀の国債買い取りを主張する政治家やMMT論者、統合政府論者は無責任極まりない。選挙イヤーの今こそ増税の議論をすべきだ」というのです。


しかし、そうやって国民から金を搾り取って、それでどうするのでしょうか。

それによって、コロナ禍、もしくはコロナ後の日本の経済について、どんな展望を抱いているのでしょうか。

そのへんは一切書かれていません。

要するに、日本はもうダメだと思わせたり、弱体させたところで外資を買わせたり、外資に買い叩かせたりする、という本音があるけれど隠しているだけではないのでしょうか。

藤巻健史さんは、アメリカ云々と書かれていますが、アメリカは法人税もあげた上で財政出動しています。


そもそも、藤巻健史さんのいう「借金」とは国債発行額のことですが、それをもし全部返したら、マネーストックもゼロになり、経済は全く動かなくなります。

Web掲示板のスレッドです。


主なコメントをご紹介します。

5ニューノーマルの名無しさん2021/04/29(木) 00:54:03.51ID:Jx/v482U0
誰が返すことを望んでるんだよ?

7ニューノーマルの名無しさん2021/04/29(木) 00:54:32.34ID:g7A8neY80>>20
その借金を返すと国民にどんな利益があるの?

13ニューノーマルの名無しさん2021/04/29(木) 00:56:26.73ID:L65zC11l0
30年結果ださなかったゴミがなんだって?
無責任は緊縮財政論者

21ニューノーマルの名無しさん2021/04/29(木) 00:58:52.15ID:KZe3uR1Y0
少なくとも今増税するのはバカだな

28ニューノーマルの名無しさん2021/04/29(木) 01:00:12.32ID:EUtF/1p80
自国通貨建て国債を税金で返してる国なんて世界中探してもねーよw
永遠に借り換えしてくだけ

51ニューノーマルの名無しさん2021/04/29(木) 01:03:39.79ID:L65zC11l0
ここ30年間増税してきたけど
国債は1円も減ってないし、むしろ大幅に増えたし
いい加減借金を返すとか大嘘、詐欺はやめろや
返すつもりなら明らかな長期的な大失敗だろ
責任とれよ無責任な増税論者、今すぐに


まあ、ほとんどはこんな感じです。

が、たまに、「プライマリーバランスが大事」という意見もありますけどね。

日銀が国債を買いとってもインフレにはなっていません

それにしても、藤巻健史さんは20年ぐらい前から、財政破綻を言い続けていますね。

しかし、20年間、それが外れたことについてなんの責任もとっていません。

財政破綻論者は、日銀が国債を買いまくると(その分お金を発行するわけだから)ハイパーインフレが起こるといいますが、国債の金利はどうなっているでしょうか。

日銀が国債を買いまくっているのは、量的金融緩和政策によるものですが、黒田総裁になってから、3倍近い貨幣の発行がありました。

が、ハイパーインフレどころか、そもそもインフレ自体が起きていません。

デフレでしょう?

ここのところ、日銀破綻論に力を入れていた藤巻健史さんは、今回また、プライマリーバランス論に基づく財政破綻論を述べていますが、自国通貨発行権を持つ国家の「公債」残高と財政破綻の有無について実証したことはありません。

昨日もご紹介した、藤井聡さんのツイートです。

昨日の記事をご覧になっていない方もおられると思うので、もう1度貼り付けます。


日本は、他の先進国同様、国債の残高がどんどん増えていますが財政破綻はしていません。

他国も含めて、自国通貨発行を行う国は「公債」の総額が右肩上がりですが、財政破綻した例はありません。

また、国民が、その「借金」の「ツケを払った」こともありません。

この藤井聡さんのツイートに書かれているように、今の私達にとって怖いのは、「国の借金」ではなく、緊縮財政による倒産、失業、自殺、そして実は増えている餓死です。

今日のご飯に困っていない苦労知らずは、危機感がないからわからないのです。

私は、国民の生活や生命より、プライマリーバランスが大事だという意見は賛成できません。

以上、藤巻健史さんが「MMTは無責任。選挙イヤーの今こそ増税の議論を」と特別定額給付金や持続化給付金の再給付に水を指しています、でした。

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