呑川の会が主催する第10回「呑川こども鯉のぼり大会」は、2025年5月2日~6日までの期間、池上本門寺参道にある呑川で開催

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呑川の会が主催する第10回「呑川こども鯉のぼり大会」は、2025年5月2日~6日までの期間、池上本門寺参道にある呑川で開催

呑川の会が主催する第10回「呑川こども鯉のぼり大会」は、2025年5月2日(金)から5月6日(火)までの期間、東京都大田区の池上本門寺参道にある呑川で開催されます。このイベントは、地域の子どもたちが手作りした鯉のぼりを展示し、地域の文化や自然環境への関心を高めることを目的としています。

こどもの日にちなんで、各地では様々な行事が行われていると思います。

大田区にある日蓮宗大本山・池上本門寺参道の、区内を横断する呑川(のみがわ)にかかる霊山橋と、そのひとつ東側の妙見橋にかけて、川の上に地元池上小学校の鯉のぼりをぶらさげる「呑川鯉のぼり大会」が、今年も開催されたので行ってみました。

第10回呑川鯉のぼり大会

第10回呑川鯉のぼり大会

AIアシスタントFeloに、行事についてまとめてもらいました。

* 期間: 2025年5月2日(金)17:00~5月6日(火)18:00
* 場所: 池上本門寺参道の霊山橋から妙見橋の間
* アクセス: 東急池上線池上駅から徒歩約10分

1.イベントの特徴
* 参加学校: 池上小学校と池上第二小学校の2年生が参加し、約330匹の手作り鯉のぼりが展示されます。これらの作品は、2017年から2025年度にかけて制作されたものです。
* 展示内容: 合計370匹の鯉のぼりが飾られ、布製の子供鯉のぼりや吹流しも含まれています。初夏の風に揺れるカラフルな鯉のぼりは、訪れる人々に楽しさと地域の活気を提供します。

2.地域とのつながり
このイベントは、地域の子どもたちが自らの手で鯉のぼりを作ることを通じて、地域社会とのつながりを深める重要な機会となっています。また、呑川の会はこの活動を通じて、地域の自然環境の保護や景観づくりにも貢献しており、過去には大田区景観まちづくり賞を受賞した実績もあります。

このように、「呑川こども鯉のぼり大会」は、地域の文化を育むとともに、子どもたちにとっても貴重な体験となるイベントです。参加者や訪問者は、地域の自然や文化に触れながら、楽しいひとときを過ごすことができるでしょう。

お近くの方は、参拝がてら足を運ばれてはいかがでしょうか。

端午の節句とこどもの日の違い

ところで、5月5日は、こどもの日でもあり、端午の節句の日ともいわれます。

「こどもの日」というのは、男女を問わない、文字通り子どもを指し、「端午の節句」というのは、男の子を対象にしています。

ですから、こどもの日と端午の節句は、どちらも5月5日に祝われるため混同されがちですが、その意味や成り立ちには、違いがあります。

端午の節句とは

端午の節句は、奈良時代に中国から伝わった五節句のひとつで、もともとは邪気や厄災を祓うための行事でした。

日本独自の風習と融合し、江戸時代になると武家社会の影響で「男の子の無病息災と出世を願う日」として発展しました。

鎧兜や五月人形を飾り、こいのぼりを揚げるなど、男児の健やかな成長を祈る伝統的な行事です。

端午の節句はもともと中国の風習が日本に伝わったもので、奈良時代にはすでに行われていたようです。

日本に伝わった際に、神社での祈願や厄除けの風習と結びついたと考えられているので、神道に近い行事と言えるかもしれません。

ですから、神社では「菖蒲神事」などの形で受け継がれていることもあります。


たとえば、やはり区内の、雪ヶ谷八幡神社では毎年、地域の小学生が描いたミニ鯉のぼりを神社にてラミネートの後、境内に境内に飾っています。

一方、端午の節句に飾られる鯉のぼりのルーツは、江戸時代の武家が端午の節句に家紋や武者絵の描かれた「のぼり」や「旗指物」を飾っていたことに始まります。

これを見た町人が、自分たちも子どもの成長を祝いたいと考え、のぼりの先に「おぎしろ」と呼ばれる小旗をつけ、さらに中国の「登竜門」伝説にちなんで鯉の形にしたのが始まりです。

この「登竜門」とは、急流を登りきった鯉が龍になるという中国の故事で、困難を乗り越えて立身出世する象徴とされました。

こうして、鯉は逆境に負けず強く生きる生命力の象徴となり、こいのぼりには「立身出世」と「健康的で強く育つように」という願いが込められるようになったのです。

もともとの仏教には、そのような概念はなかったのですが、インドから中国にわたった時点で、古代中国の五行説を仏教が取り込み、鯉のぼりもそれに由来すると言われています。

鯉のぼりの一番上にある五色の吹き流しは、青(緑)、赤、黄、白、黒(紫)の五色が用いられていますが、「五色」が五行説に由来するのです。

また、仏教では、人生の苦しみを乗り越えて悟りへと至ることを大切にしているため、鯉のぼりの象徴する精神は、仏教的な考え方と共鳴する部分があるといえるかもしれません。

そういう意味で、端午の節句は、中国の文化を採り入れた神仏習合の行事といえます。

こどもの日とは

一方、こどもの日は1948年に祝日法によって制定された国民の祝日です。

戦後の社会変化を背景に、「端午の節句」の解釈を広げ、男女すべての子どもを祝う日へと改められました。

つまり、こちらももともとは「端午の節句」から始まったわけです。

その趣旨は、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」とされており、性別を問わずすべての子どもを対象としています。

こどもの日の風習とうんちく

AIアシスタントのPerplexityに、「こどもの日」におけるこいのぼり以外の風習をたずねてみました。

五月人形・鎧兜
武家社会の名残で、男児の無事と成長を願って飾られます。

菖蒲湯
菖蒲や蓬をお風呂に入れて邪気を払う風習。菖蒲の香りが邪気を祓い、健康をもたらすとされます。

柏餅・ちまき
柏の葉は新芽が出るまで古い葉が落ちないことから「家系が絶えない」縁起物。ちまきも中国由来の厄除けの食べ物です。

まとめ

こいのぼりやこどもの日は、長い歴史と多様な文化的背景を持つ日本の伝統行事です。

単なる「男の子の日」「子どもの日」としてだけでなく、家族の健康や幸せ、成長を願う深い意味が込められています。

みなさんの地元では、「こどもの日」にちなんだ行事は行われていますか。

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