東京大田汐焼きそばは大田区の活性化を目指して結集した若手経営者が企画考案したまちおこしを目的の“ご当地グルメ”

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東京大田汐焼きそばは大田区の活性化を目指して結集した若手経営者が企画考案したまちおこしを目的の“ご当地グルメ”

東京大田汐焼きそばが静かなブームです。大田区の活性化を目指して結集した若手経営者が企画考案したまちおこしを目的の“ご当地グルメ”で、大田区内の飲食店のメニューに採用されています。地元にちなんだ食材を10品使った焼きそばです。

東京大田汐焼きそばの全容

東京大田汐焼きそばとはなんだ

大田区の活性化を目指して結集した若手経営者が、B級グルメグランプリ出場とまちおこしを目的に企画考案したご当地グルメ。

それが東京大田汐焼きそばです。

地元ゆかりの食材10品を使用し、プラスアルファの独自性を加え、大田区内の飲食店がメニューとして採用しています。

地元ゆかりの食材10品を具体的に挙げると、

1.カリカリ梅(梅は大田区の区花)
2.海苔(地元特産であった大森海苔)
3.桜海老(田園調布本町の桜の名所・桜坂からイメージ)
4.アサリ(大森貝塚からイメージ)
5.タマネギ(多摩川の「たま」つながり)
6.モヤシ(JR蒲田駅東口にあるモヤイ像から連想)
7.ニラ(明治から大正にかけて有名であった、蒲田菖蒲園の菖蒲に似ている)
8.麺(平打ち極太麺。六郷用水路を流れる清流をイメージ)
9.塩ソース(トリガラスープを使った特性ソース。羽田の羽つながり)
10.皆様に愛される店主の愛情

大森貝塚

だそうです。

まあ多少「苦しいかな」と思えるものもなくはないですが(笑)、「塩」味の焼きそばなのに「汐焼きそば」と名付けているところなど、随所に大田区郷土愛の町おこし精神を感じます。

大田区のご当地B級グルメの決定版、東京大田汐焼きそばは公式ブログもあります。

東京大田汐焼きそば公式ブログ  祝 ・羽田空港国際化!
羽田空港と共に、この大田区に元気とパワーを!この度、大田区のご当地B級グルメを誕生させるべく「大田まち活NET」なる活動母体が立ち上がりました。既存の常識料理から脱却して大田区らしさを打ち出し、かつて盛んであった大田区の物産・食材を用い知名度を向上させる為に、ここに新名物・「東京大田汐焼きそば」が誕生したのです。大田汐...

イベントへの出店や、メディア掲載などを報告しています。

東京大田汐焼きそばはどこで食べられるのか

東京大田汐焼きそばは、現在一部飲食店で提供されていますが、具体的には、蒲田、羽田・糀谷、大森、池上、雪谷・仲池上などの店が、大田まち活ネットにマップとともに紹介されています。(2018年12月24日現在)

「東京大田汐焼きそば」は、ここで食べられます!
東京大田汐焼きそば提供店の認定制度を設け...

具体的には、大関、蒲田温泉、味の横綱、寶華園、鶏料理 なむさん、SPA&HOTEL和(以上蒲田エリア)、まるゐや糀谷店(以上羽田・糀谷エリア)、創作ダイニング凛アネックス、Belle Couleur(以上大森エリア)、キッチンハウスかかし、成田家雅殿(以上池上エリア) 、庄や雪が谷大塚店、P’s Cafe、雪谷飯店、長次苑(以上雪谷・仲池上エリア)などです。

そして、ときわ給食センターがケータリングサービスを行っています。

大田まち活ネットは、社団法人雪谷法人会、社団法人大森法人会、東京中小企業家同友会大田支部、大田区若手異業種交流会M’sピカデリー、社団法人東京青年会議所大田区委員会、社団法人東京都トラック協会大田支部の各団体が参加して設立。

東京大田汐焼きそばの開発を進めており、大田汐焼きそば提供店の認定制度を設けているそうです。

東京大田汐焼きそばを作ってみた

食べに行くのもよいが作ってみるのも楽しい

東京大田汐焼きそばを上記の店に食べに行くのもいいのですが、すでに材料が明らかになっているなら、それを揃えれば自分で作れないわけではありません。

そう考えたので、今回は実際に東京大田汐焼きそばを作ってみることにしました。

まずはアサリの砂出し

大森貝塚からイメージしたというアサリです。

大森貝塚からイメージしたというアサリ

アサリは殻の中に砂が残っているので砂抜きをします。

こすり合わせてよく洗ってから、アサリ同士がなるべく重ならないように並べ、あさりの表面が少し見えるくらいの水の量に浸します。

最低でも1~2時間は浸したいところ。

この時点で、生きていれば動くので、生きているものだけ選別します。

冷蔵庫で冷やすとよいともいわれています。

ニラ、タマネギ、モヤシ等野菜を炒めます

多摩川の「たま」つながりでタマネギ、JR蒲田駅東口にあるモヤイ像から連想したモヤシ、明治から大正にかけて有名であった、蒲田菖蒲園の菖蒲に似ているニラ。

これらは、フライパンで炒めます。

フライパンで炒めます

強火で急激にジャッじゃッと炒めると野菜の細胞が壊れてしまうので、本当は弱火で炒めたほうがいいのです。

油は、オリーブオイルエクストラバージンを使います。

もちろん、米油など、他の油でも構いませんが。

塩を多少振って2分炒めて味をなじませます。

アサリを合流

そして、砂抜きの終わったアサリを合流させます。

口を開くまでしばし蓋をして蒸します。

アサリの口を開くまで蓋をします

そういえば、アサリの中に、小さなカニがいました。

アサリの中に、小さなカニ

麺、野菜、アサリの合体

そしていよいよ、麺、野菜、アサリをひとつのフライパンで合体させます。

麺に、羽田の羽つながりによるトリガラスープを使った特性ソースで味をつけてから、

トリガラスープを使った特性ソースで味をつけ

田園調布本町の桜の名所・桜坂からイメージした桜海老を入れて炒めたところに、

桜海老を入れて炒め

野菜+アサリを合流させます。

お好みで最後にしょうゆ、ごま油、コショウを少々加え、ここだけ強火で20秒間炒めて、香りを立たせます。

炒め終わったら盛り付け

出来上がったところで、小皿に盛ります。

出来上がったところ

そして、カリカリ梅とノリをかけます。

梅と海苔の香りが香ばしい。

東京大田汐焼きそば

出来上がりです。

東京大田汐焼きそばのまとめ

東京大田汐焼きそば。いかがでしたか。

細かい味付けは、料理者の裁量に委ねられているので、基本の材料を揃えたら、あとはあなたのオリジナリティあふれる味付けの工夫をしてみましょう。

なお、大田区の町おこしとしては、東急多摩川線矢口渡駅前の安方商店街にある中華料理店『華栄』が、大田区名産である海苔を使ったのり春巻きを提供していることを以前ご紹介しました。

華栄(大田区東矢口)は大田区の伝統産業だった海苔を使った新しい名物・のり春巻きを提供している安方商店街にある店
華栄(大田区東矢口)に行ってきました。東急多摩川線矢口渡駅を下車して、環状八号線を渡ったところにある安方商店街のお店です。商店街の活性化のために、大田区の伝統産業だった海苔を使った新しい名物をとのことで、華栄はのり春巻きを提供しています。

海苔は大森の旧東海道、現在の美原通りなどに多くの海苔店があります。

美原通り

東京大田汐焼きそばともども、町おこしが結実することに期待しましょう。

以上、東京大田汐焼きそばは大田区の活性化を目指して結集した若手経営者が企画考案したまちおこしを目的の“ご当地グルメ”、でした。

第三湯「京急蒲田 蒲田温泉 からの汐焼きそば」
第三湯「京急蒲田 蒲田温泉 からの汐焼きそば」

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