池上梅園(大田区池上)は約8800平方メートルに30種約370本の紅白梅や多様な植木がありますが2019年梅の開花状況は?

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池上梅園(大田区池上)は約8800平方メートルに30種約370本の紅白梅や多様な植木がありますが2019年梅の開花状況は?

池上梅園(大田区池上)といえば、梅のメッカ大田区の中でもさらに“梅の拠点”です。約8800平方メートルに、園内には30種、約370本の紅白の梅の他、ツツジ・サクラ・モモ等の植木が植えてあります。2019年梅の見頃や開花状況、アクセスなども見ていきます。

池上梅園とはなんだ

大田区の花は梅

大田区の区の花はウメです。

大田区の区の花はウメ

梅が大田区の花として制定されたのは1976年です。

しかし、それ以前から大田区の土地になじみ、歴史的な由緒も深いのが梅です。

「早春、寒さに負けず咲くその姿は、 若い世代の人が多い大田区には特にふさわしいもの」(大田区公式サイト)として制定されたそうです。

休校になりましたが、大田区立北蒲小学校の校歌にこんな一説が出てきます。

曙の梅の香りが芳しい我が学び舎……

滝廉太郎の作詞です。

バーチャルツアーのサイトも用意されている

池上梅園(大田区池上)は、大田区の花である梅が370本咲きます。

池上梅園

丘陵になっているので、斜面にある梅の木がいっせいに花を咲かせます。

ツツジ約800株をはじめととして、茶室、和室の施設、水琴窟などもあります。

大田区では、バーチャルツアーのサイトも用意しています。

池上梅園360度バーチャルビュー

池上梅園の見頃や開花情報

「梅は咲いたか、桜はまだかいな」とは江戸端唄。

現在は1月ですから、さすがに早咲きの梅が一部咲いている程度です。

2月に入ってから開花が進み、中旬の2月17日~18日頃から全体の見頃といわれています。

池上梅園に行ってみました

池上と西馬込の間の丘陵地

大田区の中央部に位置する馬込、久が原、雪谷、上池台、池上などは、台地と呼ばれる少し地面が高めの所があります。

馬込と池上の間にある池上本門寺も、周辺施設とは高低差が激しいため、池上梅園は、丘陵斜面等を利用した庭園です。

丘陵斜面等を利用した庭園

池上梅園の最寄りの駅は、都営浅草線西馬込駅から徒歩10分、東急池上線池上駅からは徒歩15分ぐらいです。

池上梅園の概要

池上梅園には、「池上梅園の概要」という説明板が立っています。

「池上梅園の概要」という説明板

そこから引用します。

池上梅園は、小倉誠氏が邸宅として使用しておりましたが、没後ご遺族の意志によって東京都に移管されました。その後大田区に移管され、昭和五十三年八月に開園しました。
園内には梅が三六八本あり、その他種々多様な樹木があります。面積は八五三九平方メートルです。自然の趣をいかしてありますので大切に使いましょう。

「種々多様な」というのは、ツツジ・サクラ・モモ等の植木が植えてあります。

説明板には、「小倉誠氏が邸宅として使用」と書かれています。

大田区のサイト『新大田区百景「池上梅園」』のページの寄りますと、「伊東 深水氏の邸宅を、その後の所有者から後世に残すことを条件に、大田区が譲渡を受け」とあります。

大田区ホームページ:ページが見つかりません

伊東深水氏といえば有名な画家で、タレントとして活躍された朝丘雪路さんの父親です。

いったい、小倉誠氏なのか、伊東深水氏なのか、どちらが正しいのでしょうか。

説はいろいろあるでしょうし、どちらが持ち主でも、池上梅園の価値が変わるわけではありませんが、公にする情報ですから、説明板と大田区の公式サイトの説明は一致させたほうが良いとおもいます。

観察路

池上梅園は丘陵斜面に梅が植え込んであります。

池上梅園は丘陵斜面に梅

その横には階段があり、丘陵を登りきったところに見晴らし台があります。

梅の木には、鳥を発見することが出来ます。

池上梅園には、うぐいす色をしたメジロが花の蜜を吸っています。

池上梅園のメジロ

うぐいすでない鳥を見かけることもありますが、枝に止まって昆虫を探しているのは、冬取りのジョウビタキだそうです。

水琴窟

池上梅園には、水琴窟(すいきんくつ)があります。

水琴窟

水琴窟というのは、水滴が水がめの中に落ちる際、水音が中で反響して琴のような澄んだ音を発するものです。

水琴窟

説明板にはこう記載されています。

水琴窟
 緑先手水鉢や茶庭の蹲踞(つくばい)で使った水が、地中に埋設された瓶に滴り落ちると水滴が反響し、幽かな琴の音のように聞こえてきます。手水の余水の排水装置から発祥して、このような音の響きを楽しむ装置へと発展改良されたものを、現在では「水琴窟(すいきんくつ)」と云います。
 ここ池上梅園の水琴窟は、大田区雪谷の民家で発見された昭和10年代初期のものであり、NPO法人「日本水琴窟フォーラム」により発掘調査が行われ、区が寄贈を受けて灯篭等と共に移設されました。

水琴というだけに、鉄琴や木琴の音にも通じる打楽器の響きがあります。

池上梅園界隈のスポット

池上梅園といえば、やはり池上本門寺(大田区池上)の参拝もあわせて行う人が多いようです。

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池上本門寺では、毎年2月3日の節分に、池上本門寺節分追儺式という豆まきを行います。

境内には、大坊本行寺(大田区池上)があります。

大坊本行寺(大田区池上)は池上三院家の筆頭とされ有名な御会式桜とともに著名人の墓同士のつながり(墓閥)も感じます
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日蓮の臨終場所といわれています。

池上梅園は梅ですが、大坊本行寺では秋から春に咲く桜として有名な御会式桜が咲いています。

池上と梅といえば、大田区の花、そして池上梅園の近くということで発売した、梅あんぱんでお馴染みのヤシパン(大田区池上)が池上本門寺の参道近くにあります。

ヤシパン(大田区池上)は初春に芳香を放ちながら紅白の花が咲き乱れ“梅のメッカる池上梅園近くの隠れた名ベーカリー
ヤシパンというパン屋さんが、池上本門寺(大田区)前の通りを入ったところにあります。小さいお店ですが、奥でパンを焼いているれっきとしたベーカリーです。大田区の花、そして池上梅園の近くということで発売した『梅あんぱん』が売り物です。

梅あんぱんは、やわらかい生地のパンの中に、梅の甘酸っぱい味がする餡が挟まっています。

以上、池上梅園(大田区池上)は約8800平方メートルに30種約370本の紅白梅や多様な植木がありますが2019年梅の開花状況は? でした。

昭和30年代の大田区―蘇る青春の昭和
昭和30年代の大田区―蘇る青春の昭和

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