誰でも毒親になり得るから「その子を育てるのは親ではないほうがいい」という内田也哉子さんと中野信子さんの「極論」対談が話題

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誰でも毒親になり得るから「その子を育てるのは親ではないほうがいい」という内田也哉子さんと中野信子さんの「極論」対談が話題

誰でも毒親になり得るから「その子を育てるのは親ではないほうがいい」という、内田也哉子さんと中野信子さんの「極論」対談が話題です。でも、今度はその育てる人が毒親にならないという保証はありません。

なぜなら「実の親は誰でも毒親になりえる」ではなく、「人はだれでも毒親になり得る」と私は思うからです。

だったら、子どもは養護施設に預ければいいという話になりますが、そんなものではないでしょう。

親は誰でも“毒親予備軍”なのは確かですが……

もとの記事は、プレジデント・オンラインです。

『「子を育てるのは親ではないほうがいい」日本の母親は全員“毒親予備軍”である』というタイトルの記事です。

先日、ご紹介した、エッセイストの内田也哉子さんと脳科学者の中野信子さんの共著『なんで家族を続けるの?』(文春新書)の一部を抜粋した記事の「第2回」です。

人生は「生まれ」が大事か「育ち」が大事か。『「生まれと育ちはどちらが重要なのか」脳科学者が出した最終結論』が話題に
人生は「生まれ(遺伝)」が大事か「育ち(環境)」が大事かというテーマの記事が話題です。「生まれと育ちはどちらが重要なのか」脳科学者が出した最終結論、という話がトレンドに入っていました。中野信子さんと内田也哉子さんの対談形式の記事です。

タイトルの時点で、興味深いと思ったし、我が意を得たりと思いました。

いや、「子を育てるのは親ではないほうがいい」の方ではなく、「日本の母親は全員“毒親予備軍”である」の方です。

だって、人間なんて無謬で万能な人はいないでしょう。

どんな人格だろうが、親になることはできますから、そりゃ、毒親予備軍というのはそのとおりだと思います。


過剰な愛着があると良くない、という内容です。

ただ、「なぜ」には答えていません。

また、極論のそしりも免れません。

「不完全な人間が人間を育てるというこのシステムの脆弱性を、どう手当てできるのだろう。そう考えると、プロの「育てるスペシャリスト」が、養育者という役割を担うほうがより良いのではと思ったんです。」という感じです。

これ、たんなる経済合理主義と同じですから。

ですから率直に言うと、前回同様、なんとなく不完全燃焼の印象を否定できません。

誰もが毒親予備軍なら、親はどうすべきか、子はどうすべきか、という話ではなく、プロに預けよう、という話ですから。

そういう選択肢は考えられないと思ったら、それっきりの話です。

でも大半の人は、自分で生んだ子どもは自分で育てますから、その意味では参考にはなりません。

毒親だからこそ、自分が成長する契機でもあるわけですからね。

それに、親子の感情というのはそんなに単純なものではありません。

どんな毒親でも親は親なのです。

どんな親でも親は親

Yahoo!のコメントからです。

tom***** | 6日前
よく言われることだけど、育児は育自。
親も、子育てする中で、自分に足りない部分に気づいたり
改善しようとしても思うようにいかなくて葛藤したりするものだと思う。

どんなに品行方正な人でも、親として完璧になれる人なんて居るのかな。
むしろ、自分が不完全なことを知っていて、
子供の不完全さも受け入れられるような人の方が
子供にとってはいい親ということもあると思う。

子を育てるのは親「だけ」ではない方がいいと思うけど
子を育てるのは親ではないほうがいいとは絶対に思わない。

eol***** | 6日前
じゃあその「子育てのプロ」をどうやって育成するんだろうね?
人なんて十人十色で、特に子供は「こういう時はこうしたらいい、こう言えばいい」なんて正解もなければ型もない。
大人が大人の理屈と都合で勝手に作り上げた「子供にとっての最適解」を携えたマシーンを量産して、全員一律に子供を育てるというのか?

zzr***** | 6日前
こういう特別な環境で育った人間にすべての親は毒親と言われてもね~
確かに子育ては親だけが、とは思いません、近所の大人、学校の先生、
周りの友達全てが子供の成長に繋がる、その中でもやはり主体となるのは
親が当たり前だと思いますがねぇ~

cho***** | 6日前
親じゃない方がいい部分があるのは確か。
でも、誰が親以上に熱意を持って子どもを指導してくれる?という問題がある。
富裕層みたいにエキスパートを選んで外注できる家はいいよ。
それこそ記事みたいにしっかりした海外の全寮制の学校に任せちゃうとか。
でも、一般人は親が見た方がまだマシ、みたいなことが多いから、親の負担が増えちゃうんだと思う。
教育面なんか丸投げできたらどれだけラクなことか!

@_@ | 6日前
親以外が育てたほうがいいとしたら
極論、養護施設で育つほうが幸せってことになるが。
果たしてそうだろうか??
子どもの頃、養護施設にいたって友人がいるが
色々話を聞いてると、やはり子どもは親元が一番なんだなと考えさせられたけどね。
親だけでなく、隣近所なんかに頼れた昭和のような子育てのほうが良かったという話ならまだわからなくもない。


最後のコメントが、興味深いですね。

じゃあ、子どもはみんな養護施設がいいのかって話になります。

では今度はその養護施設の人が、毒親にならないという保証はありません。

私は、毒親に生まれたことは不幸に思うけど、じゃあ、別の人に育てられれば幸せになるかと言うと、そう単純な話ではないと思います。

しょせん、生みの親の遺伝子をもっているからです。

その親の遺伝子を受け継いだ子どもが、その親や兄弟や親類のもとでどうやって生きる道筋を掃き清めるか、というところに醍醐味があるのです。

みなさんは、いかがお考えですか。

以上、誰でも毒親になり得るから「その子を育てるのは親ではないほうがいい」という内田也哉子さんと中野信子さんの「極論」対談が話題、でした。

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