宗教

漫画で読む文学『蜘蛛の糸』(イラスト/だらく)は大泥棒のカンダタがお釈迦様の慈悲に応えられる利他の精神を持たなかった話

漫画で読む文学『蜘蛛の糸』(原作/芥川龍之介、イラスト/だらく)は、地獄に落ちた大泥棒のカンダタが、お釈迦様の慈悲で仏国土に引き上げられる機会を得ながら、利他の精神を持たなかったばかりにそれが実現しなかった仏教的寓話です。
事件・事故

代理ミュンヒハウゼン症候群による我が子サツ害事件(2008年)を漫画化したのは『実録!女たちの猟奇事件簿』(ストーリーな女たち)

代理ミュンヒハウゼン症候群による我が子サツ害事件(2008年)を漫画化したのは『実録!女たちの猟奇事件簿』(ストーリーな女たち)です。母親が5人の女児を産み、そのうち3人をシに至らしめ、1人をコロしかけた事件の背景に「褒めて育てる」危うさを感じさせます。
文学・文芸・読み物

阿Q正伝(原作/魯迅、作画/バラエティ・アートワークス、Teamバンミカス)は、阿Qを当時の中国人の象徴として批判的に描く

阿Q正伝(原作/魯迅、作画/バラエティ・アートワークス、Teamバンミカス)は、阿Qの生き方を当時の中国人の象徴として批判的に描いた小説です。著者の魯迅自身も中国人ですが、中国社会の病理としての人民の無知と無自覚を痛烈に風刺し、社会変革を目指したのです。
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文学・文芸・読み物

よみがえった改心(とりもどされた改心)は、オー・ヘンリーの代表作のひとつとして、テレビドラマや映画に翻案されています

よみがえった改心(とりもどされた改心)は、オー・ヘンリーの代表作のひとつとして、テレビドラマや映画に翻案されています。平穏な暮らしを得て足を洗おうとした腕利きの金庫破りと、「最後の仕事」を目撃した老刑事の葛藤を描いています。
文学・文芸・読み物

ある男(平野啓一郎、コルク)は、父親が殺人犯死刑囚ため背乗りしたXと自己同一性に悩みながら正体を突き止める在日三世弁護士の話

『ある男』(平野啓一郎、コルク)は、父親がサツ人犯シ刑囚ため背乗りしたXと自己同一性に悩みながら正体を突き止める在日三世弁護士の話です。いずれも、自らの血(統)に翻弄されながら、その「ほしのもと」に抗い、名前を変える意味を考えさせるヒューマン作品です。
文学・文芸・読み物

坊っちゃん(原作/夏目漱石、漫画・制作/Teamバンミカス)は、言わずとしれた国民的文豪・夏目漱石の代表作『坊っちゃん』を漫画化

坊っちゃん(原作/夏目漱石、漫画・制作/Teamバンミカス)は、言わずとしれた国民的文豪・夏目漱石の代表作『坊っちゃん』を漫画化。数学教師として赴任した四国・松山の中学校で、一筋縄ではいかない連中に立ち向かい自分を貫き通す江戸っ子の痛快活劇です。
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萩原朔太郎 猫町萬画版(トーエ・シンメ著)は、萩原朔太郎の原作をもとに漫画化し、さらに新たなストーリーを加えています。

萩原朔太郎 猫町萬画版(トーエ・シンメ著)は、萩原朔太郎の原作をもとに漫画化し、さらに新たなストーリーを加えています。ヤく物の中毒である原作者が、三半規管の不具合のせいだと言い訳しながら、自分が見た幻覚について語る物語です。
文学・文芸・読み物

『藪の中』は、平安時代に盗人に襲われた夫婦の事件を、目撃者や当事者たちが検非違使(裁判官)に一人ずつ語っていく物語

『藪の中』は、平安時代に盗人に襲われた夫婦の事件を、目撃者や当事者たちが検非違使(裁判官)に一人ずつ語っていく形式の物語です。今で言えば裁判モノです。というより、現在の公判を舞台にした映画やドラマのもとになっている作品と言えるかもしれません。
文学・文芸・読み物

高野聖萬画版(原作/泉鏡花、漫画/トーエ・シンメ)は、高野山の老僧が語った、若き日に遭遇した妖女の妖艶さを描いた怪奇譚

高野聖萬画版(原作/泉鏡花、漫画/トーエ・シンメ)は、高野山の老僧が語った、若き日に遭遇した妖女の妖艶さを描いた怪奇譚の漫画化。泉鏡花の代表作を原作として忠実な描写が行われており、男(僧侶)の煩悩、女の情炎など「あやかしの世界」が視覚化されています。
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漫画で読む文学『黄金風景』(原作/太宰治、漫画/だらく)は、主人公の「私」がいじめていた女中「お慶」と大人になって再会する話

漫画で読む文学『黄金風景』(原作/太宰治、漫画/だらく)は、主人公の「私」がいじめていた女中「お慶」と大人になって再会する話です。使用人の女中には厳しく当たっていたところ、落ちぶれた療養生活を送っていた「私」に「お慶」の夫が現れ……。
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漫画で読む文学『山月記』(原作/中島敦、漫画/だらく)は、自己愛と過剰な自尊心で社会と切れた「意識高い系」の成れの果てを描いた

漫画で読む文学『山月記』(原作/中島敦、漫画/だらく)は、自己愛と過剰な自尊心で社会と切れた「意識高い系」の成れの果てを描いた物語です。主人公は虎になるのですが、2度と人間社会に戻れない悲劇的な結末はなぜ起こったのかが強い共感を呼んでいます。
文学・文芸・読み物

蜜柑(原作/芥川龍之介、漫画/だらく)は、主人公が列車の中の僅かな時間でその心境が変化した様を描いた短編小説の漫画化

蜜柑(原作/芥川龍之介、漫画/だらく)は、主人公が列車の中の僅かな時間でその心境が変化した様を描いた短編小説の漫画化です。人生は、ちょっとしたタイミングで気持ちが変わることを実感した、芥川龍之介本人の体験がそのまま物語になっています。
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